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Footwork records Vol.6(Kotaro)-1/2-

フットワークに焦点を当てたインタビュー第6弾!
早くも6回目となったこの企画。
沖縄でフットワークを語るならこの人は外せないでしょう。
フレッシュであり続けるために探求を続ける。
Bboyコタロォさん!

About the person.

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・Name: Kotaro
・Represent: Trick art/Locoizm/Stay black
・From: Okinawa Japan

沖縄県出身。大学進学先の北九州で自身のスタイルを確立する。
6歩を中心にリズムとスピード、クリーンさが際立つ。
そのシルエットやこだわりはまさに"The Bboy"
いつでも研鑽を重ね深みを追い求める。

「なぜベーシックが大事か?」といった思考のベースやムーブを作るためのバックボーンについて話してくれました!

Kotaro spoke.

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ーー自己紹介をお願いします。

Kotaro:Bboy コタロォです。
レペゼンTrick art、Stay black、Locoizmです。
出身が一応沖縄なんですけど、ダンスを始めてすぐくらいに福岡の方に大学で進学して。
で、北九州の方に9年くらいいて、沖縄に帰って来たって感じで。
沖縄では5年目か6年目くらいですね。

ーーどんなフットワークのスタイルですか?

Kotaro:フットワークのスタイルは、ベーシックって言われている6歩とかフックがメインでやってて、
リズム重視だったり、クリーンに如何にやるかっていうのを意識してやってます。
ベーシックとなっているステップは6歩と4歩ですね。
あとはフックを結構重点的にやっていて、それメインでリズム変えてやったりとか。
あとは2歩とか4歩もそうなんですけど角度変えてやったりとかっていう風にやってます。

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あとは、そうですね...、リズム刻む踊りなので、踏んだり、駆け巡ったり、っていうのかな。
スピーディーな感じとか。細かい音取りとかっていうのを意識してます。

ーーフットワークの中で意識していることは?

Kotaro:フットワークをやる上で意識しているのは、元々フットワークメインのスタイルではないと思っているので、
音取りのダンスがしたくてフットワークに力を入れてるってのが始め。
で、そっからフットワークのシルエットだったり体重の乗せ方だったりとか。
あとは自分のシルエット。その動きに対する自分のシルエットを作っていくっていうのを大切にやってて。
バトルだったり披露する場の時は、如何にかっこよく踊るか。
あとは見せ方をめちゃくちゃ意識してます。

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そうですね、あとは...、6歩なんですけど、結構勉強してて。勉強っていうか研究ですね。
ベーシックって言われているものって、結構先輩方からやれって言われるじゃないですか。
その理由って、まぁ色んな考え方があるんですけど、自分的には、フットワーク、6歩をやることによって自分の身体の使い方とかがわかるようになるんですよ。
それが結果的にオリジナルにつながると思ってて、それが自分らしさにつながると思ってるんです。

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例えばフックやるにしても、左側に体重かけて足出しながら右側に乗せて、後ろ足引くときも足置く場所だったりとか腰の高さだったりとか、それって結局人それぞれなんですよ。
それを自分で見つけていくこと。6歩を1歩1歩研究して紐解いていくことで、その人のフットワークのスタイルが見つけていけると思うので。
だからこそ皆にフットワークのベーシックって言われる6歩だったりフックだったりっていうのを、もっと研究してやっていってほしいなっていう思いがあります。

ーーどのようにして自分自身の6歩を作り上げてきましたか?

Kotaro:自分はまず、関東クラシックのBboyが好きで、そういう映像ばっか見てたんですよ。
ホコ天っていう...。2000年代中盤くらいまでやってたのかな?

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その映像を見て、関東のスタイルがめちゃくちゃ好きになって。
で、そこで見たRhythmSneakersのTonoさんだったりKuroさんだったりのフットワークが印象に残ってて。
その時にダンススタイルって本が流行ってて、それに、RhythmSneakersのTonoさんの6歩が1歩1歩写真で載ってるわけですよ。
それ見ながら、足の位置はこうだ、手の位置はこうだっていうのをひたすら練習してて。その時に身体の使い方を覚えたり。

意識してるのは、円。きれいな円を描くことと、キレ。キレを出すためにどうしたらいいか。
あとは、リズミカルな音の取り方っていうのを意識して6歩はやってます。
フックの時の足の角度だったりも、6歩の時に左右対称になるようにできるだけ意識して練習してます。

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ーーフットワークするにあたって心がけていること。

Kotaro:フットワーク自体は、フレッシュでいたくて、日々進化させるというか。その時その時に合ったフットワークをやるように心がけてます。
フットワークを、6歩とか特になんですけど定期的にちょっとずつ変えるようにしてるんですね。
それは自分の身体の状態だったりってのが年々変わってくるし、それに合わせたフットワークをやっていかないといけないのかなって考えもあるし、
その時その時の自分がやりたいスタイルに対してできるだけ素直でいたいので、その気持ちに合わせてフットワークをちょっとずつ変えていくっていうようにしてます。

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あとは服装とか服の色とかで結構自分の中でフットワークの感じとか踊りの感じって変わってて、
例えばスニーカーも、ハイテク履いたりしてた時と、コンバースだったりローテク履いてる時の感じだったりとか。
あとは服の、デニムとチノパンでも変わるし、スキニーだったり細身のパンツ履いてる時とちょっとダボッとした時のズボン履いてる時で全然フットワークが変わってて、それもまぁ、その時その時の気分で楽しみながらやるようにしてます。

ーーネタはどうやって作っていますか?

Kotaro:ネタの作り方は、リズムで作ることが多くて、例えば3歩のリズムを1個足して、でも3歩の動きっぽい形にしたりとか。っていう風にベーシックを崩しながらやることが多いです。
リズムの場合も、音に対して、伸びる音の時は滑る系の動きのネタを考えたりとか、ドラムが続く時の動きを考えたネタを作るようにしてます。
音に正直な、それが一番自分の中で気持ちいいフットワークだと思ってるし、元々音取りのスタイルだったんでそれも影響して、って感じですね。

ーーインスパイアされたBboy/Bgirlは?

Kotaro:影響を受けたBboyは外国人より日本人より多くて、ダンス始めてすぐ影響を受けたのがKazuhiroさんですね。沖縄のレジェンド。

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フットワークというかスタイルのかっこよさ、力強さに憧れて、めちゃくちゃ大きいフットワーク練習してたんですよ。
でもそれ、結局自分の身体に合わなくて。
そっからAir realのWu-tanさんのような巻き系ならいけるかなとか。っていう風に考えて影響受けて、練習してたんですけど、僕身体硬いんで、正味それも合わず。
どんなフットワークやりたいかなって見てた時に出会ったのが、RhythmSneakersのTonoさんとかKuroさんとか、RhythmSneakersみんなフットワークかっこよくて。
そっから関東クラシックのスタイルが物凄く好きで。それが今のスタイルの原型になってます。

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アメリカだと、音取りとかだとKid davidとか好きだったし、最近は意外とLuigiとかKnucklehead ZooのAliのフローとかめちゃくちゃ好きです。

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インタビュー後半に続きます。

インタビュー映像前編はこちら↓


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