チョイ出し 「伝え方」講座① ~それでホントに伝わんの?~
学校には「国語」という科目があります。
義務教育の中で、読み書きを習い、進級すると古文や漢文まで習います。
単純な言葉の読み方や音の出し方は先生が教えてくれます。
しかし
肝心の「伝え方」や「話し方」は学校では教えてくれません。
正しく言えば、それは家や学校・職場で話し生活をすることで勝手に覚えています。
しかも、なんとなく。です。
だからこそ、正しい伝え方を知っておくことは、仕事でも日常でもとても大切なことです。
「発信」できるかより「受信」できるかどうか
あるシチュエーションを想像してください。
知らない会社でプレゼン、披露宴の乾杯の挨拶など、初めての場所で初めて会う人に何かを伝えないといけないとき、真っ先に何を考えますか?
「間違えないようにしよう」
「大きな声を出そう」
「緊張したらどうしよう」
こういったものに正解はありませんが、どれも間違っていません。
ただ、だいたいの人が自分の事を考えます。
メッセージの受け手、聞く人のことは考えられない方がほとんどではないでしょうか。
例えプロでなくとも、読み手・伝え手・書き手・演じ手など、いわゆる発信者になることは誰でもあり得ます。
その際、矢印を向けてただ投げるだけになっていませんか?
伝えることの最初の大前提として一番大切なこと、それは
「伝えられるか」ではなくて「伝わるか」です
意識を変えるだけで全然違う
この「伝わるか」という意識をもつだけで、誰もがもつ不安は結構簡単に解消されやすくなります。
上の三つの例で考えると
・間違える事より「間違えてもどうしたら伝わるか」
・ただ大きな声より「どの声の大きさが聞く人に一番適切か」
・緊張しても「逆にかしこまって伝わりやすいからいい」
極端かもしれませんが、とてもシンプルです。
メーカーなどを考えるとわかりやすいですが「お客様がどう感じるか」というユーザーファーストと似ているところがあります。
放送という場を考えると、自戒も込めて言いますが、プロであればあるほど自分よがりになってしまうことも多々あるので注意が必要です。
伝え方は無限大!
場所・時間・相手の人数などを踏まえ
伝わるかどうかをまず第一に考える
それを考えた上で、いよいよ自分自身の「伝え方」に入っていきます。
「伝える」と聞くとほとんどの人が頭に浮かぶのが
話す・喋る・読むという、いわゆる口から音を出して伝える手段を思い浮かべるかと思います。
ただ、それ以外にも表情や動作、さらに気持ちと、「伝える」方法はいくらでもあります。
そう、伝え方は無限大に存在しています。
連動しているからこそ手を抜けない
感情と表情が連動するように、感情と言葉、表情と言葉も連動しています。
楽しいと感じて顔が笑っている時には笑った声が出ますよね?
当然、聞く方も「あ、この人はいま楽しいんだな」というのは会話の中で無意識に感じとっています。ですから
「伝える」という作業においては全てが大事です
大事な会議やプレゼンを前にして、コメント作成や読みの練習ばかりに時間をかけていませんか?
もちろんそれも必要な事ですが、それも含めて「自分がどうすれば相手に100%伝わるのかということを考えること」に時間を使いましょう。
じゃあ講座名はそれでいいの?
少し話が逸れます。
じゃあこの講座は伝えることをメインとしているわけで、そうなると、ただ単に話すスキルを磨く「話し方講座」は違うんじゃないの?となります。
そう思います笑
それこそユーザーファーストで、受講してくださる方の事を考えた場合に、「伝え方講座」ではわかりにくいとも思い「話し方講座」としています。
英語で考えればどちらも「コミュニケーション講座」で成り立ちますが、それはそれで見た目も長いかなというのが本音です。
【まとめ】
・伝え方を知っておくことは日常で必ず生きる
・「どう伝えるか」よりも「どう伝わるか」を考えて!
・伝えることにおいて、頭・顔・動作・メンタルが全て関わってくる
→「伝える」には全てが大事!
実際の講座では、お客様の要望とシチュエーションを伺いながら、より現場で生きる形で方向性をお示ししています。
受講スタイルも受講回数も受講内容も自由です。
ぜひお問い合わせください。
次回は声の出し方についてお話します。
今回もご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?