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2021/10/31(日) 櫻坂46 1st Tour 2021 ~Brave & Challenging~(前編)

その知らせは突然だった。
ダメもとで応募した31日最終日。

抽選結果。

「ご用意できました」

この言葉は世の中の人をハッピーにさせるランキング第6位だと思っている。
高確率で多くの人が幸せになる言葉だ。

今回は急遽参戦が決まったこのライブの感想を語る。

本当に素晴らしいものを見せていただいた。

このライブを見れたことを心から感謝したい。

今回はMCまでのセットリストごとに個人的なハイライト曲を振る返る形とする。

(長くなりそうなので前編、後編に分けます。)
(お二つとも読んでいただけたら幸いです。)

◆overture~3曲目「半信半疑」

まずは最初の曲からMC①までの曲がこちら。

ここにはないがovertureの話をしたい。

overtureというのは、いわゆる序曲であり1曲目前に必ず流れるものだ。
映像とともにライブへの勢いをつける意味があると言えるだろう。

これまで色んなovertureを聴いてきたが、櫻坂のovertureはやはり少し違った。
ライブが始まる楽しみ、ワクワク感、高揚感の全ての感情を心の底から問いかけるように始まり、色々な感情を出し、それを少しずつパワーに変えて、最後に本編へ向けてそのパワーを最大限にし、ぶつける。
およそ1分半で気合いが入る感じは櫻坂ならではないだろうか。

overtureが聴けるライブ映像のリンクを貼っておくのでぜひ一度聴いていただきたい。

このパートでは「Dead end」を振り返ろうと思う。

先日発売された最新シングルのカップリング曲であるこの曲は、アップテンポで盛り上がるザ・ライブ曲だ。

overture後、映像が流れメンバーが登場し最後に下から上がって出てくるときの森田ひかるはまさに櫻坂のエースポジションにいることを証明する存在感だったと言える。

曲が始まり、上から見ていて素人ながらに感じたのはこれだけ激しいダンスでも決して乱れないキレイなパフォーマンスだったということ。
それはまさに美しいポジショナルプレーを見ているようだった。
「これが全国ツアーを経て培ってきたものか。」と1曲目で早くも見せつけられた。

声だしOKになったら、全力で盛り上がりたい曲のひとつだ。

◆4曲目「Microscope」~11曲目「ソニア」

続いてはこちらのパート。

今回、前編と後編に分けようと思った理由がここだ。
ここは長くなっても語りたいところである。

・「君と僕と洗濯物」

おそらく、「またこの曲か。」と思った方もいるだろう。
だが、僕はこの曲につくづく恵まれていると感じた。
前回参戦したW-KEYAKI FESで目の前で見てからよく聴くようになったこの曲だが、今回も僕が見ていた席側(下手側)に推しがいてパフォーマンスも僕側が多かったので双眼鏡で十分に表情を確認できた。

この曲の魅力はひとりひとりのソロパートがあって歌声を聴くことができること。
キャッチーで覚えやすい振り付けも激しく動くパフォーマンスが多い櫻坂において、別の魅力を見れる曲であることを再確認した。

個人的に建物の鉄骨で絶妙に表情が見れないハプニングもあったが演出含めてとても楽しませてもらった。

・「偶然の答え」

個人的にはこのライブ一のハイライトといえるのがこの「偶然の答え」である。
全体が青で染まり、曲の雰囲気にあった世界観は全体が見える場所だったのでスゴく感動した。

先に言うと、僕はこの曲で涙した。
本来この曲はセンター藤吉夏鈴、その横に渡邉理佐、小林由依という3枚看板の曲だったのだが、現在小林由依が休業中である。
そこで空いた小林由依のポジションに入ったのが我が推しの大園玲である。
もともと彼女はこの曲には参加していないメンバーだったので今回は代わりとして抜擢されたのだ。

櫻坂の中でも1、2を争う大好きな曲で、推しの大園玲と渡邉理佐の2人が並んでパフォーマンスしているのを見てメガネと双眼鏡越しに思わず涙が出てしまった。
これを見れただけでこのライブはお釣が帰ってくるほど充実したと言える。

そしてその2人だけでなく、際立っていたのは藤吉夏鈴。
この曲のセンターではあるが、今回のシングルで3列目となった悔しさとツアーを通して自分と向き合ってきたのが伝わる胸を打つパフォーマンスだった。
選抜発表時にはつかなかった整理をこのツアーで整理し、夏鈴ちゃんらしいクールなパフォーマンスの中にひとつ力強さが加わった印象もあった。

これからの藤吉夏鈴の覚醒を予感させるパフォーマンスだったと言えるだろう。

・「思ったよりも寂しくない」

この曲は山﨑天のポテンシャルの高さを証明するにはこれ以上ない曲である。
彼女の表現力が高1離れしているのは間違いない。

あれだけ曲の中でアレンジを加えられる余裕があるメンバーはおそらく他のグループを見てもそう多くはないと思う。

最年少であの場を全力で楽しめる感じとこの曲の曲調とBuddiesとの一体感は天ちゃんにしか作れない世界観なのかもしれないと感じた。
そういったところが山﨑天の最大の魅力であり、センターに抜擢される理由であると思った。

・「ソニア」

この曲はBACKSメンバーの曲である。

櫻坂は表題曲とカップリング曲でそれぞれ3列目のメンバーが変わる仕組みになっている。
BACKSというのはその3列目のメンバーたちのことを表している。
今回のライブも1列目、2列目のメンバーはほぼ全楽曲に参加していたためMCも主にBACKSメンバーが担当していた。

この曲で僕は櫻坂の底上げを見ることができた。
BACKSメンバーの中でも表題の選抜に入っているメンバーは櫻エイト入りを、選抜に入っていないメンバーは選抜入りを目指しての大きなアピールの場としてこの曲にかける意気込みが強く伝わってきた。
単なるBACKSメンバーの曲ではなく、この曲を機に上を目指すということを全員が理解しているように感じた。

そのポジティブな意気込みに欅坂のときになかった競争と充実度が伺える。
お互いがお互いを刺激し合う関係性は全体の成長を促す上でもプラスでしかない。

チームとして新たな形を造りながら個人でもいい競争がある姿は2018年から2019年のマリノスを見ているようで櫻坂のチャレンジとその先の未来を期待させるものだった。

この「ソニア」という曲はとても大きな意味をもつ曲に感じた。


後編に続く。

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