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協会けんぽとは?

本日の記事では、日本最大の公的医療保険を運営する協会けんぽについて説明させていただきます。
協会けんぽについて詳しく知っていく上で必要な、公的医療保険、健康保険についての説明は下記の記事をご覧下さい。

協会けんぽとは

協会けんぽは国が運営してきた政府管掌健康保険と呼ばれる健康保険事業を引き継ぎ、平成20年10月に設立された健康保険法に基づく公法人です。
主に主に中小企業で働く従業員やその家族の方々が加入している日本最大の医療保険者であり被保険者の数は約4,000万となっております。平成22年1月からは船員保険事業も国より移管され本協会が運営しています。

基本使命
協会は、保険者として健康保険及び船員保険事業を行い、加入者の健康増進を図るとともに、良質かつ効率的な医療が享受できるようにし、もって加入者及び事業主の利益の実現を図る。
                    全国健康保険協会HP;理念より引用
キーコンセプト
加入者及び事業主の皆様の意見に基づく自主自律の運営
加入者及び事業主の皆様の信頼が得られる公正で効率的な運営  
加入者及び事業主の皆様への質の高いサービスの提供
被用者保険の受け皿としての健全な財政運営とあります。
                    全国健康保険協会HP;理念より引用

協会けんぽの業務

協会けんぽの業務内容は大きく3つに分類されます。

①保険運営の企画
外部の有識者等でで構成される運営委員会(各都道府県支部においては評議会)により事業計画を策定する。

②保険給付
健康保険被保険者証等の発行業務及び健康保険法に定める法廷給付(診療報酬、療養費、高額療養費、傷病手当金など)の業務を行う。

③保険事業
加入者の健康の保持増進に関する事業を実施。 特定健康診査、特定保健指導、健康経営、その他の健康増進に関する施策を行う。

現在の重点的な取り組みについて

協会けんぽは、令和3年度からの3年間、下記6つのポイントに重点的・集中的に取り組み、 皆様の健康を支えますと発表してます。

①健康・保健指導の推進
ご家族を含めた生活習慣病の早期発見のため、健診を実施します。また、生活習慣の改善が必要な方には、 保健師等が皆様の生活に寄り添った丁寧な保健指指導を実施します。

②重症化予防
健診の結果生活習慣病の治療が必要な方には、直接 お手紙をお送りし、早期に受診いただくようご案内します。これにより、糖尿病や循環器疾患による重症化予防に努めます。

③コラボヘルス
大切な社員とそのご家族の健康増進のため、健康経営 のサポートを通じて、事業所における健康づくりのお手伝いをします。

④ヘルスリテラシーの向上
日常生活の中でできる健康づくりに役立つ情報をお伝えするため、セミナーの開催・動画配信等を行い、 ヘルスリテラシーの向上に取り組みます。

⑤医療費の適正化
皆様の保険料負担を少しでも軽減できるよう、健康づくりの取り組みのほか、ジェネリック医薬品の使用促進や 上手な医療のかかり方の啓発等に取り組みます。

⑥効率化によるサービスの向上
より一層の業務の効率化を図り、加入者の皆様に必要 なサービス(各種申請等)を迅速かつ確実に提供します。また、窓口での負担額が軽減される限度額適用認定証 の利用を促進します。

まとめ

この記事では、日本最大の保険者である協会けんぽについて説明させていただきました。次回は協会けんぽとともに健康保険を担う組合けんぽについて説明させていただきます。

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