見出し画像

インフレ→テーパリング→株価クラッシュは起きるのか?

トゥットゥルー、Football bugsです。

昨日、アメリカの指標でCPIが発表になりました。最近話題になっているインフレに関する指標なので、注目も集まりましたが、結果は予想を上回る内容となりました。5%という数字をどう判断するかは微妙なところではあります。実際米国株価もどっちつかずの値動きでした。

昨今コモディティー価格は上昇の一途をたどっており、早晩これが価格に転嫁される可能性は高い状況ではあります。(というか既に始まっています)となりますと、今後も一定水準以上のCPI上昇が見込まれ、それを危惧する中央銀行がテーパリングと金利を上げる件を検討する段階に入りますので、株価がそれを先取りしてクラッシュするという仮説です。

確かに頭の片隅に入れておく必要があるというか、今後数年間で見た際にはこういう瞬間もありそうな気はしますが、今はまだ時期尚早なのではないかと思われます。

理由は
1:FRBは一貫して先月のインフレに関しての指標は一時的なものとアナウンスしている点
2:もし今後のインフレ数値が高止まりしても、すぐに金利を上げるというスタンスではなく、あくまで協議を始めるというアドバンスアナウンスを出しつつ、市場に少しずつ織り込ませる手法が現代では多い。つまり、今後の数か月で話し合って決定、実施はさらに半年後くらい
3:仮にワクチンが機能して、生活が正常化し、生産活動が戻ると供給も増加し価格も落ち着く。またそれまでにため込んでいた富を消費する層が出てくるので個別銘柄で見た時に反転上昇する株(観光、飲食、空港関係)も出てくる。

ただし、これには一つ不穏な条件がありまして、
「地域紛争などの武力衝突や突発事項の地政学リスクが顕在化しないこと」
があげられます。

翻って日本の場合には依然としてデフレに近い状況が続いていますので、本来なら財政出動も含めた景気刺激策が必要なんですが、政府は全く逆の増税とやらで財政赤字縮小均衡へと突き進んでおります。 

個人的にはここでびっくりの消費税減税しかも5%まで戻す形にすれば結構大きなインパクトが出せるのではないかと思いますが、まあ、まず実施は無理でしょう。 

ベトナムはというと、国民に負担は強いるが基本的には補償はわずかで、ダメージは大きいものの、焼き野原の後には、新しい芽が早くも出始めています。新陳代謝が激しいというか、図太い精神を持ち合わせているというか。ただし、これ以上中間層が抜け落ち、貧困層が増えれば治安悪化などの弊害は出るかと思われます。

今回は株のお話最初ということで、全体的な、しかもデータに基づくというより、私の現在の認識について書いてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。まだまだNoteを始めて間もないため、コメントや改善アドバイスいただけると幸いです。

最後にこの言葉で締めたいと思います。

過去はどうあれ、未来はあるだろ。(Byスパイクスピーゲル)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?