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7月の読書記録


時間術大全

子育てと仕事の両立は毎日あっという間に時間が過ぎてしまう。すごく忙しく色々やったはずなのに、1日の成果を説明できない。そんな時勧められたのがこの本です。

色々な時間ワザの中からまず試したのが、毎日1つ、1番達成したい事を決めるという方法。差し込み仕事は一旦メモして後回し。気分転換に他の仕事に手が伸びそうになってもぐっと堪えて続けます。
1日の目的がクリアになってそれ以外のやらなきゃいけない(と思い込んでいた)事に振り回されることが減りました。集中力も増すし、達成感も得られます。

もう一つインパクトが強かったのは、スマホのアプリをほぼ全部消すという強行手段。SNSや娯楽系アプリを削除すると、静かな時間が手に入ります。
極端でも一度、この本の通りにやってみると、自分にとって大して必要じゃない通知やニュースに随分気を散らされていたんだな‥と気づきました。


UXリサーチの道具箱Ⅱ

知識・経験はないけれど、今進めているデザインのユーザビリティテストをしたい‥と手に取ったUXリサーチャー樽本さんの本。
初心者の私でもこの1冊で一通りのやり方を理解することができました。樽本さんのYoutube動画も合わせてみると、ユーザビリティテストの文化がない職場でも、その有用性について自信を持って取り組めます。
テストの計画から台本作成、実施、分析について事例を用いて丁寧に説明されているので、まずは事例をなぞって台本を作り、実践してみました。

実践後色々反省点は出てきますが、改めて樽本さんの本とYoutubeを見返すと、つまづきがちなポイントにも触れられていて励まされます。
例えば、テストに参加してくれるユーザーには、操作をしながら独り言の様に喋ってもらうのが理想ですが、なかなか思い通りにはいきません。
ノウハウを学びつつとにかく回数を重ねて、上手くなるしかなさそうです。



縁の下のUIデザイン

WEBサービスのUIデザインの考察が丁寧に行われていて、様々な事例に溢れた本です。
雑誌のコラムをまとめたものなので、色やレイアウトの話から、ユーザー体験、社内のコミュニケーションにまで話が及んでいます。実践的な内容で、これからUIデザイナーになる方にとっては現場をのぞいているような感覚で読めます。また細かく目次分けされているので、すでにUIデザイナーとして仕事をしている方には、今取り組んでいる仕事について、ヒントを得るために辞典の様に使うこともできそうです。

私も最近、色々なアプリのスケッチと分析の課題に取り組んでいます。
この本は、熟練のデザイナーがどんなポイントをどんな目線で考察しているのかという点でもとても参考になります。


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