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foodrobeの想い

きっかけは、愛してやまない行きつけのイタリアンのオーナーシェフがお店で苦悩する姿をはじめて見たことでした。

長崎の観光地である眼鏡橋のそば佇むそのお店は、いつも満席で賑わうはずが、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響により、お客さんが私と残り1組だけと閑散としていました。

なんとかしてお店を助けたい。


その日からお店がどうすれば危機的状況を乗り越え、継続できるかを考えるようになりました。

お店の営業を制限され、経営難となったり、廃業せざるをえない状況に陥った飲食店、ホテル、旅館、農家、漁師のみなさんが感染防止対策の制約の中で、経営と生活を持続できるようにするためにはどうすればよいのか。

現場でみなさんの声を聞いたり、妻や友人と日々話し合う中、「シェフがレシピを販売するアプリができればお店を持続できるのではないか」という考えにいたりました。


しかし、アイデアを話すと周囲からは「シェフの命であるレシピを売るなんてありえない」、「ネットで探せば無料のレシピはいくらでもあるから需要がない」など反対意見が多々ありました。

その反対意見は、それぞれ全て納得のいくものばかりでした。

しかし、どんなに考えたところで、私の知恵不足のせいか、他に方法が見つかりませんでした。


不安があるなか、決心して、思いきって提案をしたところ、私が行きつけのお店のシェフは「従業員やお客さんのためにも少しでもお店の継続に繋がれば」と快くレシピ販売にご協力頂きました。

また、私と同じ気持ちで「飲食店のみなさんの危機を助けたい」と提案に賛同する方々もいらっしゃいました。

私は賛同して頂いたみなさんのために、全力でサービスを開発することを決心しました。


そこから、同志を募り、思考錯誤する中でこういった想いが芽生えてきました。

このアプリを通じて「食にかかわる全ての人々を応援したい」。

コロナ禍で苦しむ飲食店、ホテル、旅館、農家、漁師のみなさんを応援したい。

毎日、家族の健康を考え、笑顔を育むために料理をするみなさんを応援したい。

私は、食や料理の力で世界中の様々な社会課題が解決できると信じています。

世界に目を向ければ、明日の食糧がままならない地域、健康を害してしまい身体が不自由になる人々がいます。
温暖化による農作物の生育不良や漁獲量の減少など課題は山積みです。

それは困難な課題かもしれませんが、挑戦し、乗り越える事で一人でも多くの笑顔を増やしたい。


私たちは幸せな未来を創るために行動します。

CEO 加藤清紀


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