「インティマシーコーディネーターが入っていない作品」に声をアテる声優もかなり苦痛。


話題の映画であるが

この作品だけでなく世界中で作られる映像作品には声優が声を当てていくわけだが

演じる役者にだけでなく
レイプシーンのアテレコは声優のメンタルも削る、という事実にはほとんど注目されない

私自身かつて短期間声の仕事の現場にいたが、韓国ドラマとかやたらとレイプシーンがあって
出番がなくてもリハ含め何度も映像を見なくてはならないことが多い

主演女優が叫び続けるのを聞き続ける
画面ではアニメや実写の役者が襲われている

せめてインティマシーコーディネーターが入った作品であれば、声を当てるだけにしろ(出番がないけどその場で待機の端役でも)安心できるのだが、世の中のほとんどの作品は、作り物だと分かるような性被害は駄作だという監督の趣味嗜好で作られているものだから、声優側も本当にツラい。

声を当てるだけだから

そう言って、屁でも無いわ、と笑う声優さんもいるけれど
全員がそうではないこともそのうち製作者側に突きつけられるようになれば良いなと思う

私個人的には
アテレコの実習でやらされたロシア映画「初恋」(ツルゲーネフの名作の映画化)がもうしんどかった。

「先生の白い嘘」
↑原作者の意図が読める記事。
映画化に際し、監督はレイプシーンにインティマシーコーディネーターを入れなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?