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IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023"未来"から見たメディアミックスコンテンツ観

お世話になっております。
ニッポン放送開局55周年記念特番のオールナイトニッポンをなんとかタイムフリー期間内に聴きたいと意気込んでいる元フランス人です。

さて、先日2023年2月18日(土)にIDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023"未来"が開催されました。
私が推している人がたくさん出演されているため、もちろん行ってまいりました。
自分のメディアコンテンツに対する向き合い方を中心に残しておきたくなったのでパソコンカタカタしてる次第です。

率直に、誤解を恐れずに言います。
私はIDOLY PRIDEをキャストを追いかけるための舞台装置だと思っていました。

もちろん、その思いが100%というわけではないですが、
コンテンツが始まった当初はその気持ちが強く、
コンテンツが進んできた今もやはり心のどこかにはその感情があります。

オタクはメディアコンテンツを大人の商売の道具にあからさまに使われるのを嫌がる傾向にありますが、立ち上げ当初のアイプラにその要素を少し感じていつつも、
「事務所総出で取り組むコンテンツなら、その事務所を推してる以上避けては通れんな」
「推しである声優さんがそれでお仕事もらえて食っていけるならそれでいいや」
と割り切って追っかけていました。

まあこういう追いかけ方してるから、アニメ最終回のNEXT VENUSグランプリの結果には納得いってないし、
詰め込みすぎだなー、キャラにスポットが当たり切ってないから感情移入しづらいなーと文句たらたらだったわけです。
(あのボリュームのストーリー量を12話でよくまとめ切ったなとは思いますし、牧野と麻奈の関係を丁寧に描いてくれたところは評価できます。あとその後の東京編は面白い、移籍多すぎだけど)

好まないところは目をつぶって、文字通り盲目的に。
これがコンテンツ「IDOLY PRIDE」に対する私のスタンス。

こう書くと「コンテンツつくってる人に失礼」だの
「コンテンツが好きな人を馬鹿にしてる」だの言われそうだけど、

推しの声優を追っかけたいだけだが?

これは相容れない、しょうがない。

そもそもメディアコンテンツに対して自分がのめり込んだ経験だと、ラブライブ(無印)とバンドリ(Roselia)がパッと思いつくんですが、
ラブライブがコンテンツまでしっかりハマったのに対し、
バンドリが声優を追っかけたくてハマってた(アイプラ寄り)。

この違いなんだろう?ちょっとこれ言語化したい。
ちょっと比較してみるか。

*ラブライブ(無印)
・追っかけてた当時の自身の年齢:高校生
・ハマったきっかけ:声優ありきでコンテンツを追っかけてる感覚が薄い、スクフェスがメイン
・声優よりもキャラクターを好きになってた
・ストーリーをちゃんと読んでた
・キャラクターが好きだから楽曲も背景含めて好きになった
・リアルライブとアニメ・スマホゲームの関連性・親和性が大きい、キャラクターをしっかり背負ってライブパフォーマンスをしている(個人的感覚)

*バンドリ(Roselia)
・追っかけてた当時の自身の年齢:大学生
・ハマったきっかけ:声優ありきでコンテンツを追っかけてた
・声優ありきで追っかけてたのでキャラクターよりも声優が好き
・ストーリーすっ飛ばしがち(最初は読んでたけど内容が薄くて読むのやめた)
・楽曲は強い、それ以上でもそれ以下でもない
・リアルライブとアニメ・スマホゲームの関連性・親和性があまり感じられない、ライブに重点を置いていて演者があまりキャラクターを憑依させていない気がする(幕間の映像など、個人的感覚)

なるほど。

年齢による感情移入の度合いはどうしてもあるし、そこは歳を重ねる以上どうにもならないものだからしょうがないとして、
やっぱりコンテンツにハマるにはコンテンツの内容に満足することが必須であって、そのレベルは高いものでないといけないが、結局は自分の肌に合うかどうかに収束するのか。
2つ目に自分の中で、ライブパフォーマンスではきちっと世界観作ってやってほしいってのがあるんだな。

ちょっと脱線しましたが、これを踏まえて話を戻すと、
舞台装置としてのアイプラから、コンテンツとしてのアイプラに昇華したライブでした。

現地での単独ライブ参戦はアイプラ奇跡ぶりだったんですが、
奇跡の時はアイドル毎にブロックが区切れている印象があって、
ただパフォーマンスをして、捌けていく。
ライブ時間の短さとコンテンツとしての演出が不十分なのも相まって、
キャストとしての成長の面で楽しんでいました。

しかし今回はどうだったでしょう。

ボリュームのあるストーリー、楽曲のレベルの高さ、ゲームの3DCGモデリングのクオリティなど、
元々お金をかけているだけあって良いものとしての土台があったもののイマイチハマり切れない舞台装置が、
幕間のボイスドラマからのパフォーマンスの演出、キャラクターへの理解があるキャストの振る舞いによって、
「そうだよこれこれ!これがコンテンツを追っかけるってことだよ!!」
とガラッと化けました。

5か月前のツイートを見ると、やっぱりコンテンツを追いかける迷いが感じられますね。
アイプラ未来を経た今、川咲さくらや白石沙季のことをキャラクターとして好きになれてきています。

白石姉妹、尊かったですね。
さくらのもういいよ、圧巻でしたね。

この辺の感想は他のオタクがたくさん語ってるので皆まで言いません。

このライブでコンテンツIDORY PRIDEの未来を感じた。
良い収穫だった。
これからの更なる成長を期待して、結びとしたい。

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