高垣彩陽の「Dear One」を今、ヒヨコ群に聴いてほしい。
ありがたいことに、Twitterのフォロワーが生電話をきっかけに増え、
いろんな方にフォローしていただきました。
そんな最近自分をフォローしてくれた人に届けたいトピックができたので、
続けざまに記事を書いています。
元々自分はスフィアの畑の人間でして、
TrySailならびに夏川椎菜さんへの熱量は、
皆さんに負けちゃうヒヨッコかもしれません。
でも、夏川椎菜さんが表現する楽曲、生き様には、
強く、深く心を打たれています。その部分は譲れません。
きっとヒヨコ群の人たちの多くが、僕と同じく
夏川椎菜さんの持つ創造力と表現力に惹かれてると思います。
そんな人たちに是非聴いてほしい楽曲があるんです。
それが、高垣彩陽さんの「Dear One」。
この楽曲は2021年4月21日発売の
高垣彩陽ソロデビュー10周年の記念ベストアルバム
「Radiant Memories」に新曲として収録されています。
なぜ、ヒヨコ群にこの曲を聴いてほしいのか。
それは高垣彩陽さんの表現したこの楽曲が、
夏川椎菜さんと何か似て繋がるものを感じたからです。
ヒヨコ群の間では、「パレイド」から「ファーストプロット」にかけての夏川椎菜さんのアーティストとしての確立は有名な話かと思います。
卑屈になっていた夏川さんが徐々に自信をつけていく物語。
この物語が好きな人は、Dear Oneもきっと刺さる。
その理由を書き連ねていきたいと思います。
高垣彩陽さんのことをよく知らない人のために、軽く紹介。
1985年10月25日生まれ、東京都出身の声優、アーティスト。音楽大学の声楽科出身で、その歌唱力を生かし舞台女優としても活躍している。代表作に『ソードアート・オンライン』リズベット役、『戦姫絶唱シンフォギア』雪音クリス役などがある。
ステージやイベントでは体を張って盛り上げる高垣彩陽さんですが、
ひとたびステージを降りると心配性だったり、自己肯定感が低かったり。
今回のアルバム制作におけるインタビューでも、
「私は自己肯定感が低いほうなんですけど、
ベストアルバムの企画がスタートした2020年はそれがさらにガクンと下がってしまい。
自分の嫌なところに気付かされて打ちのめされて、
自分のことがどんどん嫌いになっていく中で改めて自分を見つめ直そうと思った」
音楽ナタリーさんより引用
自己肯定感の低さは自分の思い描く理想の高さ故に、
自分に厳しすぎるからこそ生まれているもの。
そんな、仕事に真摯すぎるほどに向き合っている、
高垣彩陽さんが紡いだ歌詞を見てほしい。
ひとり
浅くなる呼吸誤魔化して
遠まわりしては
並び立ててた綺麗事
Dear One / 高垣彩陽 より引用
なにか気になりませんか?
いっぱい傷付いて声になった
涙が出ないならきっと
そんなもんだろって言いきかせた
あてもなく寄り道
ファーストプロット / 夏川椎菜 より引用
自分への自信のなさから生じる焦り、いらだち、自己嫌悪。
後ろ向きな気持ちを乗り越えていくために”足掻いて”いく。
そのあたりはパレイドとの親和性も見つかったり。
悩み、苦しみ、悶えながらも進んだ先に見えてくるもの。
最終的に出した自分なりの答えが、
やっと少しずつ、前向きになっていく。
紡いだかけがえのない日々を
すべて愛おしいと
私を見て
笑って…
Dear One / 高垣彩陽 より引用
いっぱいつまづいて歌になった
デコボコな僕のストーリー
聞いた君がどうか笑ってますように
プロットポイント / 夏川椎菜 より引用
どちらも、歌の一番最後の歌詞です。
2人とも、笑っていてほしいんですって。
夏川椎菜さんは逆境にも「なにクソ!」と反発するタイプで、
高垣彩陽さんはそういったプレッシャーには不安が先行するタイプで。
真逆のようなタイプに見えるけど、実は意外と似ていたりするのかも。
正直、この曲を聴いた時、
この情勢下で書かれたということもあって、
心臓をぎゅっと掴まれるよな前半の歌詞の鋭さと、
絞り出すように出した一筋の光のような後半の歌詞の温かみに、
僕は一瞬で魅了されてしまいました。
そんな高垣彩陽さんの10周年を彩る楽曲、「Dear One」。
YouTubeで2番の終わりまで聴けます。
できれば歌詞を見ながら聴いてほしい。
紹介しきれなかった歌詞も刺さるものが多いから。
そして良ければ、CDでもサブスクでもいいので、
高垣彩陽さんの10年の軌跡を辿るきっかけになればと思います。
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