フランス留学について

どうも、フォカです。先日の秋例大祭でフランス留学について聞かれることが多かったので、こちらにまとめておこうと思います。

個人情報フルマックスの自己紹介から

僕は現在、東京大学工学部マテリアル工学科に通っている3年生です。
マテリアルって言ってもわからないと思うのですが、ざっくり半導体の研究をやっていると思っていただければ良いと思います。

ダブルディグリープログラム

このフランス留学は学科で用意されたダブルディグリープログラムになります。学部4年生を卒業した後にフランスで2年、その後東大の大学院に戻って来て1年研究をし、それぞれの学位が貰えるという、一石二鳥なプログラムです。

いつから行くの?

4年生卒業後の3月からなので、再来年です。まだまだ先なんですよねー。実のところ、僕たちの代になって急に話が変わるケースとかもありうるので怖いところです。(3個上の世代はコロナで吹っ飛んだとかなんとか…)

どこに行くの?

留学先は、"École des Ponts ParisTech"という、土木系グランゼコールです。グランゼコールというのはフランス特有の教育機関で、エリートしか行けない大学の上位存在みたいなものらしいです。階級社会怖い。最近まで"École Nationale des Ponts et Chaussées"という名前だったらしいですが、色々あって変わったっぽいです。うちの教授は変更前の"ENPC"だとか"ポンゼショセ"だとか呼んでいます。ここではENPCで統一しようと思います

専攻と違う土木をやるの?

土木はやりません。(結論回答RTA)
このダブルディグリープログラムは、元々工学部社会基盤学科という、土木という名前がダサいので変えた事実上の土木学科がメインで扱っているプログラムです。それがなぜかマテリアルのうちも行けることになっています。他の学科はないんですけどね。

結局、何を学ぶの?

マテリアル工学科から行けるENPCの学部は二つあります。コンピューターサイエンスのIMI、機械・力学系のGMMの二つです。(マテリアルどこ…ここ…?)実のところ、どちらの学部にしようかというのはまだ決まっておらず、2週間程度の周期で入れ替わっています。エンジニアといえばプログラミングというイメージがついていると思うのですが、機械設計や熱解析、CADなんかも割と待遇の良い求人は多そうなんですよね。それに最終的に半導体生産に関わりたいと思っているので、そのあたりを考えると機械系もアリかなーと。ただ、それはそれとしてCSをガッチリ固めておくことは今後より幅広い方面で役立つかなとも思うわけです。原曲と歌詞を入れて勝手にアレンジしてくれるAIを開発したい。(したいだけ)

なんで行こうと思ったの?

これめちゃくちゃイキった回答になるんですけど、こんな感じです。

「長い人生、一度くらい寄り道をしたいと思ったから」

意識高い系みたいで嫌ですね〜。物質も回路も扱わないので半導体をやる分にはそこまで意味ないかなーと思わなくもないんですがね。実のところ、3年生になるまで留学のことなんて一切考えてなかったんですよ。ただ、漠然とこのままでいいのかなーという、不安というか焦燥のようなものがありまして、"とりあえず"留学してみっかーという軽いノリです。多分奨学金の面接でこのnote見られたら落ちると思います。

お金についてはどうするの?

奨学金(給付型)を取る予定です。日本政府およびフランス政府のものがあります。(もしも両方に落ちた場合は留学の話がなくなるかもしれません…)

フランス語できるの?

まだできません。そもそも教授にはべつに留学前にそこまでやらなくてもいいとさえ言われています。なぜなら、この2年間の留学の、最初半年がまるまる語学研修に使われるからです。(これが留学決断の決め手になったところもあります)ただ、それはそれとして少しはかじっておこうと思い、今年の8月から勉強を始めました。しかし、まさかフランス語の東方ボーカルアレンジが存在するとは思っていませんでした…Crestさまさまや…

終わりに

夏コミで留学COしてから質問されることが多かったのでまとめてみました。向こうにいる間は各種イベントに参加できないのが残念ではありますが、その分つよつよになって帰ってこようと思うので待っていてください。それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。



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