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レーザー加工の本革名刺を作ってみた

社会人になったら、誰でも一度は名刺交換をしたことがあると思います。
みなさまは「この名刺は他と違う」「すてきな名刺だな」と感じる名刺をもらったことがありますか? 
きっとその相手の印象は魅力的に、強く残っているはずです。

名刺は自分をPRする役割があり、自分の第一印象を決める非常に重要なツールです。
ありふれたデザインの名刺より、個性があってインパクトが強い、今まで見たこともないような名刺の方が後で名刺を見返したときにどのような人物であったのか思い出しやすいのではないでしょうか。

さて、以上のことと靴職人という自分の仕事を併せて考えた上で、今回は「本革」の名刺を作ってみることにします。「紙」「デザイン」「印刷」で個性を出すのではなく、革材料を選び、レーザー彫刻機を使って名刺を作ります。

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材料の選別
革靴を作る過程で出る、もう使用しない残革の端材を再利用します。

名刺データを作製
Adobe illustratorで名刺デザインを設計します。

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レーザー彫刻機にデータを取り込み

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レーザーのパワー&深さや加工位置など、数値の入力をして調整・設定します。
いよいよ加工がスタート!

レーザー加工

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とくにトラブルもなく、レーザービームがスムーズに稼働しています……。
仕上げにレーザー加工した牛革を名刺サイズでカットし、本革名刺が完成しました。
思った以上に綺麗にできあがりました。おしゃれ(自画自賛)。革製品の良さをビシビシ感じます!

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レーザー加工はいろいろな素材に刻印・彫刻・切り抜き等の加工ができます。
通常の刃物を使う加工と違い、レーザーのビームで材料の表面を加工するので、切り刃の摩耗や劣化がありません。
また圧力が掛からないため、材料が変形する心配がなく、綺麗な仕上がりになります。ブランド革タグ・ベルト・財布・鞄など、色々なものに名入れやオリジナルロゴを簡単に刻印することが可能です。

レーザー加工の特徴
・金型や印刷型など実版を作る必要がない(データでOK)
・PCとつなぎ、ソフトにデータと画像をアップロートするだけの簡単操作
・好きな言葉や特別なメッセージや日付、絵文字、ロゴなど自由な刻印が可能
・一枚から作業OKで、ミニマムが必要なし
・革製品だけではなく、厚紙・生地・木材・プラスチックなどいろいろな素材に加工が可能

レーザー加工に興味がある方は、ぜひお問い合わせください。


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