(超)あいどる論

素敵なライブでした。
卒業発表されてからずっと悲しかったけど、それ以来1番すっきりした気持ちです。

私はフォローしている人のいいねでパラゴンを知ったのですが、ラッキーな事に結成のタイミングのツイートでした。
株式会社DDや先輩方の事も知らなかったし、それまで女性アイドルしか推した事がなかったけれど、見つけた!って思って気にしていました。

でも結成してすぐなので曲がない状態。
そこから少し経ち1stシングルのMVが出ましたが、曲もとてもかっこよく、リゾートで撮影された豪華なMVを作ってもらえる事に驚きました。
これだけの投資をしてもらえるこの人たちはなんて幸せで愛されているんだろう、
無の状態から一転安心して応援できる!と感じました。

リリースイベントでは仙台にも来てくれて、よく知らないまま見に行きましたがお決まりの今来たばっかり〜のコールに戸惑い、そこでそれまで先輩が切り開いてきた道を辿っている事を知りました。

その時の看板をSNSに上げたら知り合いから何見てきたの?と聞かれたのですが、私はその時「まだ売れてないアイドル」と答えたのを覚えています。

2021年3月31日、3年前コンテンツが何もなかったパラゴンがZepp東京完売させ、オリジナル曲と先輩の曲1曲で3時間の公演をやり切りました。
そして祐矢さんが卒業しました。


アイドルグループの形は様々ですが、
女性アイドルグループは加入と脱退を繰り返して進化していく形を取っている所も多いです。
それに対して男性アイドルの卒業はグループの根っこの部分を揺るがしかねない大きな事である事が多く、
まさにパンダドラゴンもそうだと思います。

卒業発表はとても衝撃的で、最初から納得できた人はいなかったのではと思います。
(決断を受け入れている方もいると思いますが7人でいてほしかったよね)

祐矢さんはこれと決めたらこう!の象徴のような人だなという印象ですが
それが卒業に向いた事はとても悲しかったです。
人柄を知っているからこそとても強い意志で絶対に覆せないだろうなと諦めがつく所もあります。

ちょっと変な話になりますが、アイドルと宗教は似ている、みたいな話を聞いたことがあるのですが私もまさにそうだと思っていて、
アイドル本人は修行僧だ、と感じる時があります。

歌やダンスの鍛錬をし基本的には恋愛も我慢しなければならないアイドルと仏教などの修行僧はやっている事が似ているな、と思います。
そして厳しい修行と我慢をしているからこそ尊い、ありがたい存在で、一般の人には中々できる事ではないのでそれをお裾分けしてもらう、施しを受けたらお布施を払う、
まさに宗教と似ている、、、
などとつらつら妄想したりしています。

(恋愛禁止は憲法に則らないと思うのでその辺は私は自由でもいいと思うのですが)

アイドルの恋愛禁止はそのあたりに理由があると思っています。
よく夢を見させる人だから恋愛禁止だ、と言った意見も目にしますが私はありがたみ、尊さが減ってしまう事を防ぐためにあるのかなと思ってます。

でも世の中にはご結婚されていてもなおアイドルとして輝いている方や、この人だったら結婚しても応援したいというようなアイドルの方もいると思います。
(全ての人がそう感じる訳ではないのは分かっています)

そういった方は何が違うのか
それは修行を終えて解脱しているからだと思っています。
イエスやマリア、ブッダのようになった人達です。

(いきなりやばい事言い出したと思った人見捨てないでください😭)

最近ではアイドルがアイドルではなくなる事を「卒業」だけではなく「脱退」と区別されるようにもなりました。

アイドル修行を極めた人、もしくは卒業をする=解脱した、脱退=解脱していない状態の様だなと思っています。
(自分がアイドルであるのか具体的に明言せずに活動している方もいると思いますし解散という考え方についてはちょっと今は勘弁してください)

そしてアイドルが尊い理由はもう一つあって
それは中々に寿命が短い職業であるという事です。
アイドルが生まれた時すでに、いつか終わりが来る事も決まっています。

文化としてのアイドルは歴史が浅く、セカンドキャリアも中々確立されていない、ロールモデルもとても少ない上で
アイドルを卒業するという選択はアイドルになる、アイドルを続けることよりも茨の道だと思います。

たくさんのアイドルが生まれた今、卒業と言ったら卒業、ではなく卒業をするにはそれまでの取り組みや辞め方までも見られ、卒業を認められる人、脱退と言われてしまう人がいるように辞め方にまでとても厳しい評価をされるようになっていると感じます。

1月に卒業を発表してから2ヶ月半の時間がありました。
昨年からは世界が一変しライブや生誕イベントもできない状況が続き、メンバーもファンも苦しい時間だったと思います。
昨年10月からはお客さんが入るイベントも再開されましたが予定の延期や中止が続き、1曲もリリースすることができない状態で2020年を終え、すぐの卒業発表。
正直このままでは脱退という言葉の方が近いという印象でした。
(もちろんソロライブ、たいがちゃんとのペアライブ、サマパラ、たくとさんとのペアライブ、フユパラ、2周年なども素晴らしかったです)

1月になってからもさらに情勢を鑑みた予定の変更などもあり、3月に4thシングルのリリースイベントとホワイトデーイベント、2ndアルバムのミニツアーが詰め込まれた形になりました。

4thシングルのリリイベはアイドルの聖地、池袋サンシャインシティ噴水広場で行われ、メンバーもファンも夢を叶えることができました。

アルバムも短い時間の中完成させて、4週連続で披露、ファイナルで卒業コンサートという大変なスケジュール。

新曲は10曲なので振り入れや歌の練習、セトリの練習など素人が考えても膨大な作業量で、その間にも踊ってみたやTikTok動画の更新もたくさんあり、毎日のブログもあり、ライブの後にはオンライン特典会も。

さらに祐矢さんは4thシングルのカップリング曲とアルバム曲1曲の作詞と振り付けをし、作品を残してくれました。

できるだけ忙しさを見せないようにしていたと思いますが、どう考えても2月3月はメンバー全員がアイドルになってから1番大変な期間だったと思います。

憧れの場所でのリリースイベント、とても内容の濃いミニツアー。
その中でも歌やダンスの技術を磨いた跡が垣間見える時があり
メンバーもファンの雰囲気もどんどんいいものになって行きました。

そして卒業公演、日付的にも年度末で仕事を休めない人、情勢的に遠くから来れない人もたくさんいた中でチケット完売、単独では最大のZepp東京、全曲披露をやり遂げました。

チケットの方も最初から売り切れていた訳ではなく、販売終了ギリギリでの完売でした。無事売り切れたのはSNSでの取り組みと拡散力、ライブでの全力のパフォーマンスが合わさりたくさんの人の心を動かしたからだと思います。

卒業発表時、私は何も決まっていない状況でどんな3月31日を迎えるのだろうと不安でした。いつか終わりが来るとしても、早すぎると思っていました。

でも今、誰がどう見ても、やりきりました。

知らない方でもライブでの写真を見ていただけたらそれだけで分かると思います。

もし配信を見るか迷っている人がいたら今からでも買えるので見てください。
(2021年4月6日18時まで)


私が祐矢さん推しになったのは、
いつも真っ直ぐで迷いのない選択をする彼がこれから何をどう選んでいくかを見届けたいという気持ちが強かったのと、仕事熱心でストイックに取り組むところが素敵だからです。

卒業ライブでの彼はすっきりした表情をしていて、とても爽やかで、明るいものでした。
他のメンバーもとても輝いていて、温かい雰囲気で、これ以上ない素晴らしいライブでした。

この経験があれば6人になっても、卒業をしても前に進んで行けると思います。
ファンも進んで行けると思います。

最近の事だけ書きましたが3年間、たくさんの幸せをファンにもたらしてくれました。
ありがとう。

パンダドラゴンの男性ファンの名称は「ゼウス」です。

修行を終えた祐矢さんはゼウスになるのです。


#パンダドラゴン
#あいらぶゆーや
#パラゴン

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