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【人とのつながりを取り戻す!】FUTURE NEIGHBORHOOD ONPAPERとはどんなプロジェクト?

「人のつながりが無くてどこか孤独を感じている」
「会社での競争にウンザリしている」
「自分らしさを出しながら人と豊かにつながる方法を知りたい」

こんな悩みをお持ちではないでしょうか。

毎日激務に追われながら会社と家の往復の毎日。通勤電車に揺られながら一人帰宅する自分に返り「こんな人生を送りたかったのだろうか」と思っている人もいるかもしれません。
今や孤独死大国と言われる日本。人とのつながりは、これまで以上に大きな課題となるでしょう。

「人との豊かなつながりを目指しながら、誰もが人生の主人公になれる場を作ろう。」

そんな思いでFUTURE NEIGHBORHOOD ON PAPAERはコミュニティ型ワーキングスペースON PAPERの有志のメンバーにより始動しました。

この記事では、本プロジェクトの概要について紹介します。

・ネイバーフッドとは何か?
・ネイバーフッドが注目されている背景
・コミュニティ型ワーキングスペースONPAPERとはどんなコミュニティ?
・FUTURE NEIGHBORHOOD ONPAPAERが目指しているもの

このメディアではFUTURE NEIGHBORHOOD ON PAPERを通じて考える、豊かなつながりの中で自分らしく生きられるヒントをお届けします。

【初めに】Neighborhood(ネイバーフッド)って何?注目される3つの背景

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ネイバーフッドとは、場所に根差した人間関係のこと。昔からあったご近所づきあいや友達、職場の同僚との付き合いなどがまさにネイバーフッドです。

今になって、なぜネイバーフッドが注目されているのか理由を3つ紹介します。

1.都市化の加速による孤立
2.過剰競争が原因の疲弊
3.テクノロジーの発達による人間関係の分断

1.都市化の加速による孤立
ネイバーフッドが注目される理由の一つに、都市化の加速が挙げられます。

田舎の方では顔の見えた隣人の付き合いが一般的ですが、大都市では人口集中によるコミュニティの破壊が加速しています。

都市圏のアパートに住んでいると、隣の人の名前と顔を知らない、もしくは住んでいるのかどうかすら分からないという人も多いのではないでしょうか。

都市に人はたくさんいるけれど顔の見える関係が乏しくて、孤独に悩む人が増えています。

2.過剰競争による疲弊
行き過ぎた競争による人々の疲弊も、ネイバーフッドに関心が集まる背景の一つ。なぜなら、健全な人間関係を築きにくくなっているからです。

皆さんも会社や職場でギスギスした思いをしたことはありませんか?

・毎日数字に追われている
・出世争いが原因の足の引っ張り合い
・価値観のすれ違い

会社の利益が至上命題に上がっているせいで、職場や家庭でも健全な人間関係ができない人はたくさんいます。

私の知り合いでも、会社での出世のために同僚全員を敵視するような教育を受け、毎日残業に追われている人がいます。家族との時間も取れずに離婚したり家庭崩壊したケースは珍しくありません。

このように、資本主義が産んだ病的なまでの過剰競争が原因で孤立する人が増えています。

3.テクノロジーの発達による人間関係の分断
意外に思われるかもしれませんが、テクノロジーの発達による人間関係の分断も、ネイバーフッドに注目が集まる理由です。

なぜなら、特定のコミュニティや価値観に縛られるリスクがあるからです。

典型例がSNSのレコメンデーション機能。ユーザーの行動履歴を元に、趣味嗜好にマッチした情報や他のユーザーとのつながりをおすすめしてくれます。

しかし、レコメンデーションだけに頼ってしまうとつながるヒトやモノはどんどん狭くなります。

アメリカ情報工学の権威であるMITもテクノロジーによる人間関係の分断に警鐘を鳴らしています。

問題は、人々がほとんど自発的にバーチャル空間上の特定の狭い場所に閉じこもってしまうこと。大きな理由は、ソーシャル・メディアやインターネット企業が人々の過去のクリック情報を分析してそれと似た情報を表示することだ。このプロセスにおいて、自分と反対の考えは外に弾かれて、現在信じていることを強化するコンテンツだけが残る。

確かにテクノロジーはつながり豊かにした側面はありますが、それ以上に人々の視野を狭くしたり、人とのつながりを固定化しているとも言えます。

コミュニティ型ワーキングスペースON PAPERとはどんなコミュニティ?どんなところがネイバーフッドなの?

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ネイバーフッドの概要と注目される背景は何となく理解できたかもしれません。

ここではこのプロジェクトを立ち上げたメンバーが所属するON PAPERがどんなコミュニティか、どんなところがネイバーフッドなのかについて紹介します。

ON PAPERは、神戸三宮にあるデザイン会社(株)IDEEが母体のコミュニティ型ワーキングスペース。「神戸からデザインの力で地域の課題を解決する」をミッションに2018年12月からスタートしました。

ON PAPERがネイバーフッドを体現しているコミュニティの一つです。その理由を3つ紹介します。

1.場所に根ざしている
2.メンバーの個性を尊重している
3.メンバー間のつながりを重視している

順に見ていきましょう。

1.場所に根ざしている
ON PAPERはコワーキングスペースとして実際に場所を持つコミュニティです。

ONPAPERを拠点に法人を構えている会員さんがいたり、職場として使っている人がいたりと、まさに場所に根差した活動をしている人がたくさん。

ネイバーフッドでも重要な要素である「リアルで集まれる環境」は、ON PAERでも重視しています。

2.多種多様なメンバーがいる
ONPAPERは多種多様なメンバーがいるコミュニティです。

先述の通り、ON PAPERはデザイン会社運営のコワーキングスペースですが、必ずしもデザインに特化した会員さんばかりというわけではありません。バックグラウンドは実に多種多様です。

・システムエンジニア
・税理士
・公認会計士
・Webライター
・メディアアーティスト

そしてON PAERでは週に一度コミュニティデイというコミュニティを楽しむための日があります。

コミュニティディではコミュニティマネージャーによるマッチングや会員さんが専門分野を活かしたセミナーを開催したり、交流のためのイベントなど、ON PAPERに関わるメンバーが有機的に繋がり新しいものを生み出すきっかけを作っています。

このようにメンバーの得意を活かしながら個々が主人公になれる環境が整っているのも、ON PAPERがネイバーフッドである理由と言えます。

3.メンバー間のつながりを重視している
ON PAPERがネイバーフッドと言える最大の特徴が、メンバー間のつながりを重視している点です。

ON PAPERではコミュニティマネージャーが常駐しており、メンバー同士をつなげてくれる手助けをしてくれます。そのおかげで、数々のコラボレーションが生まれました。

・ワーケーションのモニターツアーの体験・取材
・会員さんのYouTube動画作成
・空き家再生のDIYワークショップの開催

ただコワーキングスペースを提供するだけだと、人との関係はできません。

メンバーとの良き関係を通じてそれぞれが自らの個性を活かして人生の主人公になれる土台があるのも、ON PAPERがネイバーフッドである背景と言えます。

FURUE NEIGHBORHOOD ON PAPAERのビジョンと今後の活動内容

FURUE NEIGHBORHOOD ON PAPAERは、「豊かさ」と「自由」と「創造性」が共存する未来について問い、神戸と日本のこれからのネイバーフッドについて模索するプロジェクトです。

発起人は、メディアアーティストの浅井宣通さんとON PAPERのコミュニティマネージャーの岩田かなみさんです。

具体的な内容は次の通り。

・ゲストを迎えてのセッション
・プロジェクトのメディア化
・このプロジェクトに関わるクリエイティブ、制作をコ・クリエーション

FURUE NEIGHBORHOOD ON PAPAERは、次の時代に向けた「人とのつながり」の在り方を追究します。


この記事を書いた人:喜多村道秋

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