Facebookアカウントを通じた「ソー活」にいかに対処すべきか

※これは課題として投稿しています。私の「テキスト」の投稿には、似たように課題として投稿しているものがあります。あらかじめご承知おきください。

ソー活とは?

ソーシャルメディアを利用した就職活動の略語である。ソーシャルメディアとは、誰もが情報発信や収集、使っているうちに人間関係が構築されていくなど、社会の相互性を利用したメディアのことだ。

静的なWebサイトが多かった時代から一変し、現代では動的なWebサイトが増えてきている。即座に反応、反映でき、コミュニケーションなどが取れることになってきた。

Youtube、Twitter、Facebookなどは社会的にも浸透し始めてきており、これらのWebサイトを利用した就職活動が近年提案されてきていた。それが、「ソーシャルメディア活動」、「ソー活」なのである。

いい点

・社員や従業員と接する機会が増える
・情報が手に入る
・Web上、ネット上で接することもあるので、手間やコストが減る。
・気軽にSNSなどを通じてアピールできる

わるい点

・一般常識を疑われる学生などは悪い面しか見てもらえない可能性がある
・Web上、ネット上で「いい子ぶる」

まとめ

今後続いていくか?という疑問には、私は首をかしげる。

自分自身、今年度は就職活動などをしてみて、SNSなどで「就職活動」に関するワードなどを積極的に検索をかけて、情報収集を行っていた時期があった。基本非公開のアカウントを運用しているので、上記の「いい点」のようにアピールには使用しなかった。

知り合いや一方的に顔だけを知っている人なども就職活動を行っていたようで、その様子が逐一目に入る時期があった。ここで得られる情報は「この人は、○○会社内定をもらった」「この人は、××会社を受けて落ちた」などだった。社会人の生活に当てはめてみると、営業先で新規プロジェクトに一部協力させてもらうことになり、参加したとして

「△△プロジェクトに参加できた!これからも頑張っていきます!」

と仮定した場合、思いっきり営業上の秘密を暴露しているのと同じだ。一般社会で働いている人は、守秘義務など、外に漏らしてはいけない秘密も多い。プロジェクト名だけで、新商品の開発かどうか、新商品の名前から使われる材質、など分かるかもしれない。

ライバル会社の人に見られ、対策を取られた場合、自社の売り上げが落ち込み、他社の売り上げが上がることがあり得る。利益は独占はできないかもしれないが、多くをとっておきたい。Web上などでは、だれが見ているのか分からないからこそ、より一層の慎重さが求められる。

社会人の厳しさを学生の呟きに反映させる必要はないだろう!という反論がある人はいるだろうか。学生の呟きとしても、就職活動を控えた学生と入学したての学生では、差が大きい。入学したての右も左も知らぬ学生が「炎上」を起こしたとしても、風化され忘れ去られるかもしないし、アカウントを変えるかもしれない。

しかし、就職活動を控えた学生、真っ最中の学生が、それを行えば、一般的な常識を疑われる。一度したことは、二度するし、慢性的に行うようになれば、会社、企業がそういった体質だと疑われる。(疑われても、へっしらねーぜ!という企業があれば、そういった評価しかもらえないのだ)

SNS、Webサービスを活用する姿は印象に残るかもしれないし、他の学生と比べれば優秀なのかもしれない。ただ「ソー活」がすべてではない。「ソー活」を重視する企業に就職したいのであれば、自己表現などを活発にするのもいいと思う。ただ多くの人にとっては、デメリットや足を引っ張られる要素が多いと思う。

ここ数年で流行り?出した事柄に乗る学生、乗る企業、「最新のサービス開発を行うリーディングカンパニーを目指します!」というキャッチフレーズに感化されるのかもしれない。ただし、最新のサービスを開発しても、倒産するときは倒産する。最新のサービスを提供しても、人に受けないかもしれない…など突っ込みどころは多い。

2016年は、就職活動は売り手市場になっており、一人当たりの求人は多い。これをうまく利用することで、1つ以上の内定をもらうというのはザラだ。2つ以上から絞り込み、最終的に入社する会社、企業を選び取るのは普通だ。

学生側からすると助かる売り手市場も、企業側からすると「多くの学生を相手にしないといけない」だからこそ、落とす人は落とす、採用する人は採用するという姿勢が強くなっているようだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/9941306/

リクナビ、マイナビなどWebサイトによって、門戸が多くに開放されたとはいえ、企業側が採用に充てられる予算や人員は限られており、選別をしないといけない。大学名、学歴などを基準にされ、落とされるときは落とされてしまう。就職活動中、財閥系の説明会に参加できる機会があり、参加してみたら、「文系の学生は、そこまで採用を重視してません。紹介をもらって来たら、理系と同様に採用ということもあり得ますが」などそんなニュアンスで話されたときは、「おーさすが、東京の大企業!」とか思ってしまった。

「いやー別に大企業じゃなくてもいいし」「大企業とか、都会とかだるいし」というのであれば、どうぞ地方企業、中小企業などは気にしていないはずだ。大企業で出来る仕事、中小企業で出来る仕事など、仕事、手柄、報酬には差が出るが仕方のないことのようだ。大きいなのある会社から下の請負会社に仕事が流されることも多いだろう。どこからお金が流れてくるかを考えるのは就職活動では重要な経験をしたと思った。

ソー活から就職活動まで語ってしまった。結果として、私の内定先は、某社なので、中小企業でもないし、大企業という言葉があっているかというと絶妙な立ち位置だ。しかし、それなりに未来には楽しみを持っている。

ソー活は多くの人にとっては、デメリットが多い。ソー活というトレンドを取り入れているとアピールしても、「(面接や筆記試験と異なる)面白い試験をする企業なのか」と一部の学生からは受けてもらえないかもしれない。一長一短である。いまや、いろんな採用試験などがあるため、驚きはしない。私が就職活動中にSNSの有効性を感じたのは「情報収集」「理解者探し」くらいだった…ということを書き残して終えようと思う。

ここまで長々とみてくださってありがとうございました。

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