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小倉大賞典 展開予想→全頭診断

◎過去の傾向

過去10年平均ラップ(2011〜2020) 1分46秒4
12.3‐11.2‐12.1-11.9-11.7-11.7-11.7-11.7-12.1 (35.6-35.5) 持続力ラップ↓
2020年ラップ 1分48秒3 低速馬場
12.2-11.6-12.2-12.2-12.1-12.1-12.0-11.9-12.0(36.0-35.9) 持続力ラップ→
2019年ラップ 1分46秒7
12.2-11.2-12.3-12.0-11.8-11.9-11.7-11.6-12.1 (35.6-35.4)  持続力ラップ↓
2018年ラップ 1分46秒1
12.3-11.1-11.8-11.9-12.4-12.1-11.6-11.1-11.8 (35.2-34.5)  瞬発力ラップ↓
2017年ラップ 1分45秒8
12.2-11.1-11.5-11.4-11.4-11.7-11.7-11.9-12.9 (34.8-36.5)  消耗ラップ
2016年ラップ 1分46秒7
12.4-11.2-11.9-12.0-11.9-12.0-11.5-11.7-12.1 (35.5-35.3)  瞬発力ラップ↓

過去のラップ傾向から見ると、展開によって瞬発力ラップ、持続力ラップ、消耗ラップにもなりうることが分かる。

◎展開予想

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⑯⑧③ ⑦ ⑥ ② ⑩ ①
 ⑬⑭ ⑮⑨ ④ ⑤⑪ ⑫

逃げ先行
ディアンドル
トーラスジェミニ
テリトーリアル
ショウナンバルディ
ベステンダンク
中団
バイオスパークテリトーリアル
フェアリーポルカ
ボッケリーニ
アールスター
後方
ヴァンケドミンゴ
ヴァンランディ
アドマイヤジャスタ
デンコウアンジュ
カデナ
ドゥオーモ(捲り)
ロードクエスト(捲り)

逃げ先行馬がある程度揃い、捲って行きそうな馬もいるため道中はあまり緩まないと想定する。このことから持続力ラップ、消耗ラップに強い馬を探していく。

◎各馬の考察(ラップ適正評価)

ボッケリーニ B+
瞬発力戦、持続力戦ともにこなせて1800m戦以上では馬券外なし。今回は2倍台のオッズになりそうだが小倉日経OPでもいい内容、タイムで走っており、ここでも期待できそう。枠は馬場を選びながら自ら動いて行ける中枠より外側がほしいところ。斤量が重賞勝ちしたことにより2キロ増えて57キロとなるがどうか。

カデナ A                    昨年の本レースの1着馬で右回り小回りコースでこその馬。そして、昨年と同じ中山金杯11着から小倉大賞典への臨戦。ローテはまだしも着順までも一緒となるとやや気不気味でもあるが、斤量が1キロ増えて最重量の58キロとなったことや、今年は昨年ほどのタフ馬場ではないことを含めて馬券を考えたい。

フェアリーポルカ A
パワー体力に長けた馬でどんなラップでもいけるが、特に持続力ラップが得意で小回りコースの小倉は好相性。枠は揉まれたくないことと、一歩一歩伸びるような走り方のため外枠がほしい。不安材料として、これまで牝馬限定戦ばかり走ってきたがここにきて2年ぶりの混合戦。それに牝馬限定重賞を勝ったことから斤量が55キロと背負わされた感がある。

デンコウアンジュ A
タフな持続力戦や消耗戦が得意。福島や小倉、中山など上がりのかかる小回りコースこそもってこい。道悪など荒れれば荒れるほどよい。斤量は牝馬最重量の56キロで8歳の牝馬にはちと厳しいハンデか。後方に位置取りをするタイプでもあり、展開待ちでハマればチャンスがあってもおかしくはない。

アールスター B+
中間緩んだ持続力よりの瞬発力戦が得意。だが、超瞬発力戦だと34s台の上がりしか使えないためキレ負けするタイプ。コーナリングが上手く追走力もあるため小回りコースの小倉は好舞台。前走同様に中団後方インでためてスルスルと内を縫って差せればチャンスあり。

トーラスジェミニ C
テンが早くなりにくいコースかつ、1000m通過が遅ければいい成績を残している。小倉1800mは1コーナーまでの距離は272mで、すぐにコーナーを迎えて2コーナーまで上りが続くため早くはなりにくい。1000m通過が60秒前後になり、トラックバイアスによっては残る可能性もありそう。ただ今回はディアンドルや他にもテリトーリアル、ショウナンバルディ、ベステンダンクが出走登録をしており、スロー単騎逃げは叶わなさそう。

ヴァンケドミンゴ A
この馬は時計のかかるタフなレースや消耗戦が得意。タフなレース質になりやすい福島が得意というのも納得で、過去の戦歴を見ても福島巧者ということがわかる。前走はスローペースというのもあって先行する競馬ができたが今回は距離短縮でペースも前走の中山金杯より流れそう。中団〜後方待機で流れが向けばチャンスあり。

バイオスパーク A
どんなペースでも頑張れるタイプだが、内枠でこそ流れに乗って集中して頑張れる。とにかくこの馬は枠次第で外枠ならば大きく割引になる。内が多少荒れていても内枠ならば狙いたい。

ヴァンランディ C
東京、中山でのみレースをしていたためスローからの瞬発力戦ばかりしてきた。持っている末脚は強烈なため、瞬発力戦になればチャンスあり。ただ今回は初遠征、初重賞、テン乗りの杉原Jと未知な要素が多い。また初のローカル小回りコースということで道中の追走力も求められるようになる。

ドゥオーモ A
タフな持続力戦、消耗戦が得意。小倉での戦績は1-1-1-0で小倉巧者にも見えるが、これは昨年の小倉開催が雨の影響でタフな馬場になっていたことによるものと考えたい。小倉巧者とは決めつけずに馬場の状態のチェックは必要となる。また、気になるのが前走の福島記念の内容で、いつもより後ろに置いていかれて捲ることも出来なかった。今年で8歳衰えもあるのか。

テリトーリアル B+
瞬発力よりの上がりのかかる持続力戦が得意。そして、より内枠の方がしぶとく粘れる。外枠だとマイナス。去年の6着馬だが斤量は去年より0.5キロ増となる。内枠、上がりのかかる馬場でチャンスあり。

ベステンダンク B+
瞬発力戦から持続力戦までこなす。京都や小倉などの平坦コースが得意で、マイペースで逃げ先行するために枠は内枠中枠がほしいところ。一昨年の小倉日経OPのタイムも充分なものだし、トラックバイアスが前残り気味なら面白い。また横山和生Jへの乗り替わりというのも面白い。

アドマイヤジャスタ B
福島記念の消耗戦で好走できないのではやや厳しい感じがある。函館記念の好走理由は斤量54キロか?より消耗ラップだったことか?兎にも角にもこの馬が好走するためには消耗ラップになることが必須条件か。

ロードクエスト B+
小倉記念では一気に外を先団まで捲っていって先行馬を苦しめたこともある。ペースを握っているのはこの馬かもしれない。

ショウナンバルディ B+
瞬発力、持続力勝負が得意。関西圏以外で走ったのは中山金杯13着、阿武隈s13着と小倉記念7着のみ。阪神京都、中京ではそこそこ安定しているだけに長距離輸送への不安は拭えないか。また馬場も軽い方がいいタイプで荒れてきているならややマイナス。前走不利負けで狙いたくもなるがこの舞台はベストではないか。

ディアンドル C
もともと1200mを使ってきた馬でテンの速さはこの中でも1番速い。枠次第ではトーラスジェミニを凌いで前へ行くこともあると思う。この馬には1800mは長く、馬券的にはやや厳しい感じがある。

◎総合評価

◎フェアリーポルカ
久々の混合戦が気になるものの、ラップ適正、追い切り、枠順、コース適正すべて高評価。

◯ヴァンケドミンゴ
今回展開も向きそうで内枠から上手く捌いて差してきてくれれば。

◯デンコウアンジュ
高評価となったが、素直に言うとここまで人気するとあまり買いたくない一頭。このままなら総合評価は高くはならなかったが、カデナを買いたいところ。

▲バイオスパーク
▲ドゥオーモ
▲アールスター
▲ロードクエスト
▲ボッケリーニ


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