見出し画像

皐月賞 個別ラップ予想

お久しぶりです。4月の始めということでレース予想の充分な時間が取れず、だいぶ記事投稿の間隔が空いてしまいました。さっそくですが皐月賞の人気別着順データを見ていきたいと思います。

皐月賞の過去20年の10番人気以下の馬の成績は母数175頭のところ (2-3-2-5-8-155) 
勝率 1.1%   複勝率 4.0%  掲示板率 11.4%
と低い数字となっています。

比べて過去20年の3番人気以内の馬の成績は母数60頭のところ (10-10-11-7-7-15)
勝率 16.7%  複勝率 51.7%  掲示板率 75.0%
という数字になっています。

基本的には1桁人気馬から狙うのがセオリーというところでしょうか。

◎過去の好走馬と推定個別ラップ

2020年のラップ 稍重 2:00.7 (59.8)
12.2-11.3-12.1-11.8-12.4-12.9-12.2-11.9-11.8-12.1 (35.6-35.8)

1着馬 コントレイルの推定個別ラップ
12.8-12.2-12.6-12.3-12.2-11.9-12-11-11.7-12 (37.6-34.7) 
2着馬 サリオスの推定個別ラップ
12.4-11.6-12.4-12.6-12.2-12.2-12-11.6-11.6-12.2 (36.4-35.4)
3着馬 ガロアクリークの推定個別ラップ
12.9-12-12.5-12.2-12.2-11.8-12.1-11.3-12.1-12.2 (37.4-35.6)

2019年のラップ 良馬場 1:58.1 (59.1)
12.3-10.5-12-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4 (34.8-34.7)

1着馬 サートゥルナーリアの推定個別ラップ
12.9-10.8-12.2-11.8-12.3-12-12-11.1-11.4-11.3 (35.9-33.8) 
2着馬 ヴェロックスの推定個別ラップ
12.8-10.7-12-11.7-12.2-12.3-12-11.5-11.6-11.4 (35.5-34.5)
3着馬 ダノンキングリーの推定個別ラップ
12.5-10.7-11.9-12-12.3-12.2-12.1-11.7-11.4-11.4 (35.1-34.5)


2年分の推定個別ラップのみ記載しましたが、上記のように過去5年の好走馬の推定個別ラップを取ってグラフ化して比較したところ、

①スタート1Fを除いた道中12.5s以内での追走
②ラスト5〜4Fからの緩やかな加速orラスト3Fから0.8s以上の加速
③ラスト1Fの減速が0.6s以内

という共通した特徴が見られました。(ジェネラーレウーノを除く)
このことを踏まえて各馬の推定個別ラップを参考に考察していきます。

◎出走馬個別考察とラップ評価

アドマイヤハダル 評価 B

★若葉S    阪神2000m 良馬場1着
☆13.1-11.2-12.7-13-12.2-12-11.6-11.7-10.8-11.2 (37.0-33.7) スローペースからL4Fの瞬発力ラップ
中団につけて外を回して抜け出す。
→長く加速できてラスト1Fの減速も少ないが道中緩みすぎている。

★エリカ賞 阪神2000m 良馬場1着
☆12.9-11.9-13.7-12.9-12.9-12.8-11.9-11.8-11.1-11.5 (38.5-34.4) スローからL4F瞬発力ラップ
番手で進めて抜け出す。
→ 長く加速できてラスト1Fの減速も少ないが道中緩みすぎている。


ステラヴェローチェ 評価 B+

★共同通信杯 東京1800m 良馬場5着
☆13.6-11.8-12.6-12.4-12.2-11.9-11.4-10.6-11.5 (38.0-33.5) Sからの瞬発力ラップ
中団待機から直線勝負。直線でやや進路の狭くなる不利あり。
→道中12.5s以内の追走、ラスト4Fからの加速もいい。ただ、ラスト1Fの減速が0.7sが微妙。

★朝日FS    阪神1600m 良馬場2着
☆13.2-11.1-11.5-11.3-11.7-10.7-11.2-11.6 (35.8-33.5) 高速瞬発力ラップ→
中団後方で進めて直線勝負
→レース質が全く違う


イールシヴパンサー 評価 B+

★スプリングS   中山1800m 重馬場4着
☆13-12.4-12.4-12.7-12.5-12.5-12.2-12.6-12.2 (37.8-37.0) タフな持続力ラップ
先団で進めてコーナーで遅れるも差し返す
→重馬場で12.5s付近での追走は高評価。加減速の少ない持続力ラップの8Fで減速したのが引っかかる。

★フリージア賞 東京2000m2着
☆13.3-11.8-11.6-12-12.5-12.3-11.9-11.4-11.4-12.1 (36.7-34.9) 4F持続力ラップ↓
番手のインで脚をためて狭いところを抜け出すのを我慢して走った。
→12.5s以内での追走、L5Fからの長い加速。ただ、L1Fで0.7Sの減速。

★アスター賞 中山1600m稍重2着
☆13.2-11.7-12.1-12.4-12.5-11.9-12-11.4 (37.0-35.3) 持続力寄りの瞬発力ラップ
後方からインを突いて脚を余しての2着
→12.5s以内の追走。長い加速。減速なし。

ヴィクティファルス 評価 B+

★スプリングS   中山1800m 重馬場1着
☆13.1-12.4-12.7-12.8-12.5-12.3-12.1-12.6-11.5 (38.2-36.2)  スローペースからのロンスパ持続力ラップ
後方待機からコーナー大外膨らんで回して直線差し切り勝ち。
→ 重馬場で12.5s付近での追走。8F目で大きく減速したのが気になるが、2018年2着馬のサンリヴァルも9F目で減速してるため一概に悪いとも言えない。

★共同通信杯 東京1800m 良馬場2着
☆13.7-11.8-12.5-12.3-12.1-12.1-11.3-10.7-11.5 (38.0-33.5) スローペースからの瞬発力ラップ↓
中団後方でレースを進めて直線勝負。
→12.5s以内での追走。ラスト3F地点で1s近い加速。ただ、ラスト1Fの減速が大きいのがネック。

★新馬戦 阪神1800m1着
☆13.3-11.9-12.3-12.9-12.6-11.9-11.3-11.3-11.8 (37.5-34.4) Sからラスト4F瞬発力ラップ↓
中団ですすめてコーナーで先団にとりついて勝負
→12.5s以内での追走。0.7sの瞬発加速。ラスト1F0.6以内の減速。


ヨーホーレイク 評価 A

★きさらぎ賞 中京2000m2着
☆14.1-11.7-12.8-12.2-12-11.7-11.7-11.9-11.3-11.6 (38.6-34.8) ロンスパ持続力ラップ→
出遅れ後方待機、直線勝負。
→3F地点で12.8sのラップを刻んでいるがそのほかは12.5s以内。長く加速できているし、ラスト1Fの減速も0.3sと良い内容。

★ホープフルS   中山2000m 良馬場3着
☆13.7-11.6-12.6-12.9-12.1-11.8-12.1-11.9-12-12.5 (37.9-36.5) スローペースからのロンスパ持続力ラップ↓
出遅れ。中団につけて伸びて詰めるも届かず
→減速は0.6s以内だが、3.4F地点で12.5s以上に緩み、過減速の少ない持続力ラップ。

★紫菊賞 京都2000m重馬場 1着
☆13.2-12.2-13.6-13.4-12.7-12.7-12-12-11-11.9 (39.0-34.9) スローペースからの瞬発力ラップ↓
小頭数中団大外ぶんまわし。
→道中のペースが緩く、ラスト1Fの減速も大きい。

エフフォーリア 評価 B+

★共同通信杯 東京1800m 良馬場1着
☆13.3-11.8-12.5-12.4-12.3-11.9-11.4-10.5-11.5 (37.6-33.4) スローペースからの瞬発力ラップ↓
→12.5s以内での追走、長く加速しながらラスト3F地点で0.9sの加速。ラスト1Fの減速が1.0sと大きいのがネック。

★百日草特別
☆13.5-11.9-12.2-13-13.2-12.8-12.3-11-11.2-11.3 (37.6-33.5) スローペースからの瞬発力ラップ
小頭数の中団につけて直線抜け出し
→12.5s以上の緩い流れから長い加速。ラスト1Fの減速は少ない。

ダノンザキッド 評価 B+

★弥生賞 中山2000m 良馬場3着
☆13-11.9-12.6-13-12.7-12.6-12.2-11.5-11.3-11.4 (37.5-34.2) スローペースからの瞬発力ラップ
折り合いを欠きながら中団待機。直線で伸びてくるも届かず。
→ゴールまで長く加速し続けるが、道中のペースが12.5s以上と緩い。

★ホープフルS   中山2000m 良馬場1着
☆13.1-11.5-13-12.6-12-12-12.2-11.9-11.9-12.6 (37.6-36.4) スローペースからの持続力ラップ↓
先団外追走から抜け出し
→3.4F地点で緩い流れにはなっているが、そのほかは12s付近での追走。ラスト3F地点で0.9sの加速、ラスト1Fの減速も0.4sと良い内容。

★東スポ2歳S   東京1800m 良馬場1着
☆13.3-11.5-11.8-12.3-12.3-12.6-11.6-10.6-11.4 (36.6-33.6) スローペースからの瞬発力ラップ↓
逃げ馬の後ろ先頭で進めて抜出す。
→ ラスト1Fは0.6s以上の減速があり、ラスト3F地点で12.6sと緩むがその後の加速が高内容。

ラーゴム ラップ評価 B

★きさらぎ賞 中京2000m 良馬場1着
☆13.4-11.4-12.7-12.1-11.9-11.8-12.1-11.8-11.4-12.2 (37.5-35.4) ロンスパ持続力ラップ↓
終始かかり気味だったが、内枠を生かして先行抜け出してしぶとく残る。
→3F地点で12.6sを刻むが、その他は12s付近での追走ができている。ラスト1Fの減速が0.8sと大きいのがネック。

★京都2歳S    阪神2000m 良馬場2着
☆13.2-11.5-12.7-12.7-12.2-12.2-11.8-11.9-11.4-12.1 (37.4-35.4) 瞬発力ラップ↓
中団につけてコーナーで捲り気味に進出。抜け出すも最後差される。
→3.4F地点では12.7sを刻むがそこから徐々に加速していく。ここでもラスト1Fの減速が0.7sとなっている。

★アイビーS    東京1800m 良馬場2着
☆13.1-11.4-11.7-12.7-12.3-12.5-11.4-10.5-12.5 (36.2-34.4) 中間緩んだ瞬発力ラップ↓
前半折り合いを欠いて中団で進める。直線勝負
→ほぼ12.5s以内での追走、0.8s以上の加速と良い内容だが、ラスト1Fの減速幅が大きすぎる。


ディープモンスター 評価 B

★すみれS    阪神2200m 良馬場1着
☆13.3-11.1-11.2-12.2-13.1-12.7-12.4-11.9-11.5-11.3-11.8 (35.6-34.6) 中間緩んだ瞬発ラップ
後方につけて直線勝負。
→長く良い加速ができて、ラスト1Fの減速も少ないが道中のペースが緩い。

★梅花賞 中京2200m 良馬場1着
☆12.8-11.6-11.8-12.7-12.9-12.3-12.6-12.2-11.6-11.3-11.9 (36.2-34.8) 中間緩んだ瞬発ラップ
後方割と荒れたイン待機、直線勝負
→長く良い加速ができて、ラスト1Fの減速も少ないが道中のペースが緩い。

★エリカ賞 阪神2000m 良馬場2着
☆13.3-11.9-13.8-12.9-12.7-12.8-11.9-12-11-11.1 (39.0-34.1) ラスト4F瞬発力ラップ
中団外につける。反応遅くラスト1Fで伸びてきた。
→長く良い加速ができて、ラスト1Fの減速も少ないが道中のペースが緩い。  


ワールドリバイバル 評価 C+

★スプリングS   中山1800m 重馬場6着
☆12.8-11.7-12.7-13-12.3-12.5-12.4-12.1-13.2 (37.2-37.7) タフな持続力ラップ↓
内枠を生かしてハナに立つ。
→ラスト1Fの減速が大きく、ジェネラーレウーノに比べると基礎スピードが足りない。

★あすなろ賞 小倉2000m1着
☆13.2-11.3-12-12.8-12.5-12.3-11.8-11.3-11.4-11.8 (36.6-34.5) スローペースからの瞬発力ラップ→
行きたがってたのを抑えて5馬身差つくも、伸び伸び走らせると3F目にはハナをとって逃げ切り。
→4F目は12.8sというラップを刻むも長く良い加速をしてラスト1Fの減速も少ない。


タイトルホルダー 評価 C

★弥生賞 中山2000m 良馬場1着
☆12.7-11.6-12.4-13-12.9-12.6-12.3-11.6-11-11.9 (36.7-34.5) スローペースからの瞬発力ラップ↓
単騎先頭逃げ切り。
→道中のペースが緩く、ラスト1Fの減速も大きい。

★ホープフルS   中山2000m 良馬場4着
☆12.9-11.5-13-12.7-12.1-11.9-12.3-11.9-12-13 (37.4-36.9) スローペースからのロンスパ持続力ラップ↓
先団で進めるもラスト1Fで垂れる
→ラスト1Fの減速が大きく、ラスト3F地点での減速も気になる。

★東スポ2歳S   東京1800m 良馬場2着
☆13.1-11.4-11.8-12.4-12.3-12.6-11.7-10.7-11.6 (36.3-34.0) スローペースからの瞬発力ラップ↓
逃げ馬の後ろにつけて抜け出す
→追走ペースはギリギリ及第点、ラスト3F地点からの加速は良いが、ラスト1Fの減速が大きい。

アサマノイタズラ 評価 C+

★スプリングS   中山1800m 重馬場2着
☆13.1-12.4-12.4-12.9-12.5-12.3-11.8-12.4-12.2 (37.9-36.4) スローペースからのロンスパ持続力ラップ→
中団で進めてコーナーで先頭に立って抜け出し
→重馬場で12.5s付近での追走。ラスト2F地点の減速などをみるとやや物足りない気もする。

★3歳未勝利 中山2000m1着
☆ 13.2-11.6-13.3-12.2-12.2-12.2-12.2-11.7-
11.4-11.9 (38.1-35.0) 瞬発力ラップ↓
中団で進めてコーナーで先頭に立って押し切る
→3F地点で13.3s.というラップを刻むが、その他は12.2s付近での追走。ラスト3Fからの加速幅0.5s。ラスト1Fの減速は少ない。


グラティアス 評価 C

★京成杯 中山2000m 良馬場1着
☆12.9-11-13.8-13.4-13-12.3-11.8-11.9-11.1-12 (37.7-35.0) スローペースからラスト4F持続力ラップ↓
先団インで溜めて前開いたところを抜け出す。
→道中のペースが緩すぎる。ラスト1Fの減速幅も大きい。


レッドベルオーブ 評価 B

★朝日FS    阪神1600m 良馬場2着
☆13.2-11-11.3-11.4-11.8-11-11.3-11.7 (35.5-34.0) 高速瞬発力ラップ→
序盤折り合いを欠いて中団後方で進めて直線勝負
→12.5s以内の追走。ただレース質が違う。

★デイリー杯2歳S   阪神1600m 良馬場1着
☆13.1-11-11.4-11.6-11.3-11.2-10.7-12 (35.5-33.9) 高速瞬発力ラップ↓
序盤折り合いを欠いて中団で進めて抜け出す。
→12.5s以内の追走。ラスト1Fの減速幅が0.6s以上。

◎総合評価

◎ヨーホーレイク
唯一のラップA評価で追走も終いも問題なくこなせるはず。後方脚質なのはネックだがコーナリングで前へ押し上げていける器用さもあるし、直線向いてからの末脚に期待。1番心配なのは現時点で2桁人気ということ。この記事の冒頭で1桁人気馬から狙うのがセオリーと記したのに。

◯ダノンザキッド
過去のレースラップの安定性はこの中で1番。前目に付けて長く良い脚を使えるのが魅力。

▲ラーゴム
この馬も前目につけて粘れるのが魅力。ダノンザキッドよりラスト1Fの減速幅が大きいことから一列手前の評価とした。

△エフフォーリア
共同通信杯のラップは確かにすごい。ただ中山2000mで同じように走れるかと言われればやや疑問が残る。多頭数、中山、G1の舞台でどこまでやれるか楽しみ。武史Jがんばれ。

△ヴィクティファルス

☆ステラヴェローチェ

7頭も印をつけたけど買うのはワイド1点◎-◯

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?