スプリングS 展開予想→全頭診断

◎過去のラップ

2020年のラップ 1:49.8
12.8-12.1-12.6-13-12.7-12.3-11.8-11.1-11.4
(37.5-34.3) Sからの瞬発力ラップ

1着馬 ガロアクリークの推定ラップ
13.3-12.5-12.7-12.8-12.5-12.2-11.4-10.9-11.4
(37.5-33.7) Sからの瞬発力ラップ→

2着馬 ヴェルトライゼンテの推定ラップ
13.5-12.4-12.5-12.8-12.5-12.2-11.6-11-11.6
(38.4-34.2) Sからの瞬発力ラップ

3着馬 サクセッションの推定ラップ
13.5-12.5-12.8-12.7-12.5-12.1-11.2-11.3-11.6
(38.8-34.1) Sからの瞬発力ラップ

→逃げ馬不在によりスローペースからの瞬発力ラップになった。馬場状態はそのまで悪くはなかったが時計はかかってた。

2019年のラップ 1:47.8
12.6-11.4-11.8-12.1-12.1-12.1-12.0-11.6-12.1
(35.8-35.7)

1着馬 エメラルファイトの推定ラップ
13-11.7-11.9-12.1-12.2-12-11.3-11.5-12.0
(36.6-34.8) Sからの瞬発力ラップ↓

2着馬 ファンタジストの推定ラップ
13.5-12-11.9-12.2-11.9-11.8-11.2-11.6-11.8
(37.4-34.6) Sからのロンスパ瞬発力ラップ↓

3着馬 ディキシーナイトの推定ラップ
12.7-11.7-12-12-12.2-12-11.5-11.7-12.1
(36.4-35.3) Sペースからの瞬発力ラップ↓

→先行馬が多く、位置取りが激しくなったことで1000m通過が59秒8となった。

ラップから掴めた傾向
過去4年分の個別ラップを見ると、好走馬はSペースからの瞬発力ラップ、Sペースからのラスト5F持続力ラップのどちらかになる。若干、先行馬が持続力ラップになりやすくて、差し馬が瞬発力ラップになりやすい。


◎展開予想

前ーーーーーーーーーーーー後
  ⑦① ③ ④⑨ ⑧
   ② ⑥ ⑤ ⑫ ⑭
    ⑩⑬ ⑪ ⑮
    

過去のテンの速さでいくと①のランドオブリバティが1番早い。だが、前に馬を置きたいと考えて、テンはさほど早くないが枠に恵まれた②のワールドリバイバルか、ランドオブリバティの次にテンの速い⑦のニシノオイカゼがハナを争いそう。

先行争いはテンの速さから、⑥アサマノイタズラ、⑩ボーデン、⑬アールバロンに加えて、スタートを決めたら③ヴィゴーレが加わるか。
次いで中団に④ヴェイルネビュラ、⑤レインフロムヘブン、⑪イルーシヴパンサーがついて、以下後方へと隊列が決まりそう。

クッション値も10.1と割と硬めで、先週までと同じ傾向なら逃げ先行できる馬か、捲って4角先団につけれる馬が優勢か。今日1日しっかり馬場傾向を確認したい。

◎全頭診断

ランドオブリバティ
★きさらぎ賞 中京2000m3着
☆14.6-11.6-12.9-12.1-11.7-11.6-12-11.7-11.3-12.2 (39.1-35.2)
スタートがやや悪いところに挟まれて出足つかず

★芙蓉ステークス 中山2000m1着 2:01.2
☆12.5-11.2-12.9-12.4-13-12-11.8-11.7-11.5-12.2 (36.6-35.4) Sからラスト5F持続ラップ↓
番手競馬から4角で抜け出して圧勝

→ロンスパ持続力ラップに適正があるため、スタートを決めて前に行けるかどうかが1つのポイント。前に行ければ強い馬だし、出遅れればやや強い馬。スタートを決めれれば先週までの中山ならバイアスも見方にできる。ただ気性面にも幼さが残るため、圧倒的信頼を置けるかと言われればやや心配。


レインフロムヘブン
★フリージア賞 東京2000m1着
☆13.3-11.7-11.4-12-12.4-12.2-12.2-11.5-11.6-12.0 (36.4-35.1) 瞬発力ラップ↓
気性面にも落ち着きが見られていいリズムで走る

★百日草特別 東京2000m2着
☆14.5-12.1-11.9-12.7-12.9-12.3-12.4-11.1-11.2-11.4 (38.5-33.7) Sからの瞬発力ラップ→
出遅れ、3角でまくっていって直線勝負

→前に行っての瞬発力ラップに適正あり。だが、早めに競りかけられてロンスパ持続力ラップになったときに息がもつかが一つの懸念材料。気性面にも課題があるが、前走は落ち着きがありリズム良く走れた。


ボーデン
★3歳未勝利 東京1800m1着 
☆12.9-11.5-11.4-11.6-11.6-11.7-11.1-11.7-11.8 (35.8-34.6) 高速持続力ラップ→
中団でレースを進め、直線向く頃には先頭に並ぶ

★新馬戦 中山1800m2着 1:50.5
☆ 13.4-12.1-13-12.7-12.2-12-11.8-11.4-11.9
(38.5-35.1) Sからのロンスパ持続力ラップ↓
先団後方につけてコーナーで一気に捲る
この日の3勝クラス常総Sは1:49.3だった。

→早めに仕掛けていける馬でロンスパ持続力ラップに適正があり、瞬発力もこなせる。東京での高速持続力ラップ(トップスピードの持続力)は圧巻だが、中山でのラップタイムはスプリングSの過去の好走馬と比べるとやや物足りない。前走の鮮やかな勝ち方に惑わされない方がいいのか。それとも突出した能力があってのものなのか悩ましい。


アサマノイタズラ
★3歳未勝利 中山2000m1着
☆13.2-11.6-13.3-12.2-12.2-12.2-12.2-11.7-11.4-11.9 (38.1-35.0) 瞬発力ラップ↓
中団で進めてコーナーで先頭に立って押し切る

★新馬戦 東京1800m3着
☆12.9-12.1-13.2-12.8-12.1-12-12-11.4-12.6
(38.2-36.0) Sからのロンスパ瞬発力ラップ↓
番手競馬で押し切ろうとするも差される

→もう0.5秒前後速いスピードを持続できればロンスパ持続力ラップに適正ありだったが、ここではやや適正あり。前目につけれるのがこの馬の強みでトラックバイアスが前に向けばワンチャンスあっても。


ヴィクティファルス
★共同通信杯 東京1800m2着
☆13.7-11.8-12.5-12.3-12.1-12.1-11.3-10.7-11.5 (38.0-33.5) Sからの瞬発力ラップ↓
中団後方でレースを進め、直線勝負。エフフォーリアにかなりの差がつけられた。

★新馬戦 阪神1800m1着
☆13.3-11.9-12.3-12.9-12.6-11.9-11.3-11.3-11.8 (37.5-34.4) Sからラスト4F瞬発力ラップ↓
中団ですすめてコーナーで先団にとりついて勝負

→瞬発力ラップに適正がある。ロンスパ持続力ラップも新馬戦の内容を見るとこなせなくはなさそう。中団〜後方に位置する馬なので、包まれるより自分から動ける位置取りをしたい。


ヴェイルネビュラ
★ジュニアC 中山1600m1着
☆ 13.4-11.8-11.1-12.4-12.4-12.1-11.1-11.7
(36.3-34.9) 直線向いての瞬発力ラップ↓
イン前有利の中、中団外で進めて、そのまま直線向いて差し切る

★百日草特別 東京2000m5着
☆14.2-11.9-11.8-13.2-13-12.7-12.4-10.9-11.5-11.5 (37.9-33.9) 瞬発力ラップ
中団〜後方で進め直線勝負に持ち込むも、エフフォーリア、レインフロムヘブンには届かず。 

★新馬戦 新潟1800m1着
☆13.1-11.3-11.7-12.6-12.7-12.1-11.8-11.4-12.2 (36.1-35.4) 瞬発力よりの持続力ラップ↓
先団で馬群で揉まれながらもジリジリ伸びる感じ

→瞬発力ラップにやや適正あり。外外を回す競馬だと終いが甘くなりそうだし、中団インで溜めて弾けるのがこの馬にとって1番か。


ロードトゥフェイム
★若竹賞 中山1800m不良1着 1:53.5
☆13.4-13.4-12.3-13.1-12.5-12.4-11.4-11.9-13.1 (39.1-36.4) ロンスパ瞬発力ラップ↓
後方待機、3角〜4角でうちを開けた大外を一気に捲って直線勝負。ロスは大きかったが勝ち切った。

★未勝利 中山2000m1着
☆13.4-11.6-12.7-12.8-13.2-12.6-12-11.8-11.8-12.7 (37.7-36.3) ロンスパ瞬発力ラップ↓
コーナーで動いて行って、直線先団。

→ロンスパ持続力戦にやや適正あり。ジリジリ伸びるタイプ。後方からの馬だが、コーナリングがうまく直線向いた時にはしっかり先団につけられる。中山コースも今回で4戦目。鞍上とも手が合っているようにも見えるし、馬場状態が悪い中で消耗戦になれば走り方が生きてくると思う。


ヴィゴーレ
★つばき賞 阪神1800m1着
☆ 13.6-11.2-11.6-11.9-12.3-11.8-11-11.1-11.6
(36.4-33.7) 瞬発力ラップ↓
最後方からインを突いて抜け出し。

★葉牡丹賞 中山2000m稍重3着 2:03.3
☆13.1-12-13.2-13.2-12.5-11.8-11.8-11.6-11.9-12.2 (38.3-35.7) ロンスパ持続力ラップ→
イン3番手で進めてそのまま1.2.3フィニッシュ。
1着馬のノースブリッジは強かった。

★未勝利戦 札幌1800m1着
☆13.4-12.2-12.8-12.6-12-11.9-11.6-12.1-11.9
(38.4-35.6)ロンスパ持続力ラップ→
後方待機から外に出して差し切る。

→未勝利戦のラップからロンスパ持続力ラップに適正がある。またつばき賞のラップから瞬発力にも適正がある。ただスタートが不安定な馬で、前目で運べるか後方からになるかはその日次第。前走は出遅れて上手くインを突いたが、今回は頭数も揃ったし出遅れだけは避けたいところ。前目〜中団で運べたら期待できる一頭。


ニシノオイカゼ
★新馬戦 東京1600m1着
☆ 12.6-12.1-12.7-12.8-12.5-11.6-11.3-11.5
(37.4-34.4) Sからの瞬発力ラップ→
外枠からいい二の足でハナを奪って逃げ切る。展開が向いて勝った感じは否めないが、並びかけられてからももうひと伸びする根性は見せた。

→新馬戦の内容から瞬発力ラップにやや適正あり。テンの速さはこのメンバーの中だとランドオブリバティの次でランドオブリバディが控えればハナを取れそう。トラックバイアスが前に向けばチャンスがあるかもしれないが、正直新馬戦の内容だけではなんとも言えない。


アールバロン
★水仙賞 中山2200m3着
☆13.1-11.9-13.4-13.3-13.3-13.2-11.7-12.3-11.8-11.2-12 (38.4-34.5) ロンスパ持続力戦→
ハナをとって逃げる。11.7のラップのところでレッドヴェロシティに競りかけられてペースを上げた。

★新馬戦 中山1800m1着
☆13.4-12.5-13.4-13.4-12.8-12.3-12.2-11.8-12.2 (39.3-36.2) ロンスパ持続力ラップ→
番手で並んでレースを進む。直線で幼い面を出すが、スイッチが入るといい脚を使った。

→ロンスパ持続力ラップに適正ありと言いたいが、水仙賞も新馬戦も道中のラップが遅すぎる。今回は速い流れについていけるかがポイントになりそう。今回は叩いた上澄みもありそうで、元々体力はあるタイプなので道悪になってタフなレースになればチャンスあり。


イルーシヴパンサー
★フリージア賞 東京2000m2着
☆13.3-11.8-11.6-12-12.5-12.3-11.9-11.4-11.4-12.1 (36.7-34.9) 4F持続力ラップ↓
番手のインで脚をためて狭いところを抜け出すのを我慢して走った。

★アスター賞 中山1600m稍重2着
☆ 13.2-11.7-12.1-12.4-12.5-11.9-12-11.4
(37.0-35.3) 持続力寄りの瞬発力ラップ
後方からインを突いて脚を余しての2着

→瞬発力ラップに適正あり。持続力ラップもやや適正あり。ラップから見てフリージア賞は1F長く、アスター賞は脚を余していることから1800mは適正距離と言えそう。また前走+24キロとかなり成長してきたのも魅力的で今のところ割と狙いたい一頭。


ワールドリバイバル
★あすなろ賞 小倉2000m1着
☆13.2-11.3-12-12.8-12.5-12.3-11.8-11.3-11.4-11.8 (36.6-34.5) Sからの瞬発力ラップ→
行きたがってたのを抑えて5馬身差つくも、伸び伸び走らせると3F目にはハナをとって逃げ切り。

→ あすなろ賞は長く加速する瞬発力ラップで瞬発力ラップにやや適正あり。枠は2枠2番といい枠を引けて前につけれそう。だが、気性面がまだ幼く、早めに競りかけられると脆さが出そうな気がする。


ビゾンテノブファロ
★ジュニアC 中山1600m3着
☆ 14.0-12.3-10.9-11.9-12.6-11.5-11.3-11.9
(37.2-34.7) 乱ペースからの瞬発力ラップ
大きく後方から進め、3角で一気に捲る

→今回で14走目。唯一3着に好走したジュニアCも瞬発力ラップで持続力ラップでの好走はない。また、大きな上澄みも見込め無さそうで頭数の揃った今回は厳しいか。


オンザライン
★2歳新馬戦 東京1800m7着
13.4-12.2-12.8-12.9-12.8-12.5-11.6-11.3-11.3
(38.4-34.2)

→前走ダートを使って芝戻りの一戦。うーん、どうなんだろう芝のレースで好走したラップがないので判断できません。ただ、東京が苦手なだけで中山替わりでそれなりに走ってきたりするのかな。

セルジュ

→この馬の中ではこのレースにやや適正はあるが、フリージア賞、葉牡丹賞での敗戦をみるとこの中では厳しいか。


◎ラップ評価

瞬発力ラップ
A評価
レインフロムヘブン
ヴィクティファルス
ヴィゴーレ
イルーシヴパンサー

B+評価
ワールドリバイバル
ニシノオイカゼ
ヴェイルネビュラ
ボーデン

B評価
ビゾンテノブファロ
ランドオブリバティ

持続力ラップ
A評価
ヴィゴーレ
ボーデン
ランドオブリバティ

B+評価
イルーシヴパンサー

B評価
ヴィクティファルス
アサマノイタズラ


◎総合評価

◎ ランドオブリバティ
中山5Rを見ると前に行った2頭+内からうまく外に出して伸びた川田Jの馬が来た。今回は積極的な騎乗をするようだし、ゲートをでてしっかり前に出せれば持続力もあるので勝ち負けまで。

◯ イルーシヴパンサー
1800mは適正距離だし、内が荒れている今なら外に出しやすいこの枠はプラス。しっかりと末脚を使って伸びてきてくるはず。

▲ヴィクティファルス
自ら動いていける外枠からスムーズに末脚を使えれば。綺麗な馬場を通って伸びてきたい。

△ アサマノイタズラ
この馬も前に行ける馬。馬場が渋って時計がかかるのも味方するだろうし、トラックバイアスを生かしてほしい。

☆ ヴィゴーレ
ラップ適正はこの馬が1番。スタートをしっかり決めて内枠から上手く出せるかクリアする課題はあるが上手く行けば来る。

消 ロードトゥフェイム
思ったよりも時計がかかっていないのと、思ったより人気になっているのがネック。好きなタイプの馬だけに買いたかったが、ここは心を鬼にしての消し

消 ボーデン
この馬も好きなタイプの馬だけに消したくはなかったが、やや時計のかかる馬場はプラスではないだろうし、外からまくっていったところを後方の差し馬に目標にされそう。これで勝っちゃったら能力がすごかったということで。




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