Spurs 23-24 戦術解決編とCF事情
前回のエントリーの続き。今回は具体的に戦術に落とし込んでいく。
前回のデータ考察で、サイド攻撃の強化による攻撃バリエーションを増やす必要があるという結論に至った。
まずは現在の戦術のおさらい
3-4-1-2
テンポの速いショートパスでAMFのBruno Fernandes中心に相手を崩していくイメージ。CBとCMFからのロングフィードでのカウンターも武器。両SMFは攻撃の幅取りとサイドの守備に奔走する。
だが、実際にはほぼ中央からの得点パターンしかないので、解決策として3つのパターンを考えてみた。
A.現在SMFでWingタスクをしているSanchoやSterlingのポジションを上る
B.3CFの復活
C.ウィングとサイドバックを併用してサイド攻撃の活性化
では、1~3を具体的に落とし込んでいくことにする(各プレイヤーの役割り等はまだ変更してません)。
A.3-3-4
Ansu Fatiの加入もあるので左WGの選択肢がSanchoと2人になりローテすることも可能。懸念はSMFを押し上げることによりサイドの守備力が落ちる事。現状はSMFと左右のCBもしくはCMFでサイドの守備の対応をしているが、SMF>WGにすることにより彼らが守備に戻ってこなくなる、少なくとも強度は落ちることになる。AMFはバランス取りのために中盤に下げる。
利点:スカッドの最大限の利用
欠点:サイドの守備に不安
B.3-4-3
両サイドのCFを逆足のアドバンスドフォワードにすることによりサイドからの攻撃を期待する。懸念は中盤の人数が減ることにより試合のコントロールが難しくなりそうなこと。またCF3人が孤立する可能性があること。全体的な守備の強度が落ちそうなこと。
利点:この3人の他にParrottと生成若手のCFがいるので彼らを最大限に活用
欠点:中盤の構成力の弱体化 全体的な守備力の弱体化
C.3-4(WB)-3
ぶっちゃけ一番バランス取れそうなのはこの形。各選手の距離感を縮めることにより強力なポゼッションフットボールが可能になりそう。両IWがサイドから切り込みWBが幅を取る。サイドの守備はWBの配置により問題なく、中盤の構成力に問題がありそうだがリベロを攻撃的にすることで解決可能か?
利点:バランスが良い。CMFの構成で攻撃的にも守備的にも変更可能
欠点:チーム編成上に問題多数(後述)。特に右WBはKWPしかいない。
編成上の問題に関して
A案B案の場合大きな変更は必要ないが、C案採用の場合は移籍市場で大きく動き回らねばならなくなる。
まずCF問題。
現在トップチームにはHarry Kane, Moise Kean, Erling Haalandの3名が2トップの出番をしのぎを削っている。加えてTroy Parrottと生成選手の若手CFがそれぞれローンでManUtdとWestHamでレギュラー張ってる状態。コーチの評価もレギュラー陣と大差ないところまで来てる。2トップであれば3~4人で回していくこともできるが、1トップが主軸となるとどれだけ多くとも3人しかキープしておくことは出来ない。
Harry Kane キャプテンでありクラブの象徴でもあるのでアンタッチャブル。万能型だがスピードはないのでカウンターには向いていない。
ホームグロウン(クラブ内育成)あり。
Moise Kean 重要な試合でもっとも点を獲っている。テクニックとスピードに優れ、カウンターアタックが得意。
Erling Haaland 今季PL、チーム内ともに得点王でかつアシスト数も11でチーム内4位。ただしテクニックがお粗末でフィジカル頼みになり、レベルの高い相手に点が獲れていない。
ホームグロウン(クラブ内育成)あり。
Troy Parrott 17歳にしてアイルランドA代表に召集された逸材。FM20内でもトップクラスの潜在能力をもつワンダーボーイ。実際能力は前述の3名に劣らずテクニックとスピードにも優れた万能型FWとして成長している。
ホームグロウン(クラブ内育成)あり。
生成選手のAlain Jurado こちらも17歳でメキシコ代表デビューし、身長は低いが若干20歳にしてテクニック、フィジカル、メンタリティ全てが揃ったスピード型FWとして成長した。
Firminoですか?£55Mもかけてボスマンになりそうな選手取っておいてなんですけど、AMF要因として取ったのでまぁ必要ないかなってのが実情です。でもちょっと待てよ。実際LiverpoolはFirmino1トップのSalahとManeで無双してたわけだからうちでも再現可能なのでは?
さて、Harry Kaneは非売品として残り2人は誰?もしくはまたもやローンアウトか?
長くなったので続く。
次回はCMFとWBの編成上の問題に関して。
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