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初主演舞台閉幕によせて

風磨くんの初主演舞台『HAMLET-ハムレット-』が東京公演、大阪公演ともに幕を閉じた。

風磨くんはきょうも誰かの前に立ち続けているということ、そして公演が問題なく行われるということは当たり前ではないと実感したこの1カ月とちょっと。

千穐楽を終えてからキャストの方がブログ等で公演を振り返っていて、その中には風磨くんのこともいくつか書かれていた。誰の口から話される風磨くんの姿も、私の心の中にある風磨くんの姿と変わらなくて泣いてしまった。今まで踏み込んだことのない場所でも、知ってるままの姿があるなんて。それでいて前に見たときよりも着実に強く逞しくなって再び現れてくれる。こんなに裏切らない人いる?だから私は風磨くんのことを信頼してるんだよ。

ハムレットの稽古に入る前、風磨くんは自分とハムレットの共通点を話していて理屈っぽいところを挙げていたけれど、私は「受け入れる」という姿勢が似てると思った。何かを、誰かを受け入れる人。父上の死後まもなく母上が叔父と再婚したことが理解できずにいるも完全に彼女を突き放してしまうことができないのは、"彼女を受け入れられなくなってしまった自分"のほうを責めてしまうからなのかな、とか。

風磨くんに関して言えば、自分のことを好きになるために人生を歩んでいるという言葉もそう。生まれ変わっても自分になりたいというのも、アイドルになるというのも、同じ道を歩む気がするというのも。私は風磨くんの口から別の人生のルートを聞いたことがない。そうやって周りの人や自分の置かれた環境を受け入れ、そして何より自分のことを受け入れていこうとする人だからこそ、私がまず風磨くんのことを受け入れてあげたいと思う。

「やり残したことがあるとか、後悔してるとかではないんですが、なんか今年は思い残すことが多くて…。1年間、自分のことを見つめ直しすぎて吐きそうになりました(笑)。でも、もっと自分を知って理解していないと、何を求められているのかを掴めないと思うんです。だから、たぶんこういう時間は無駄じゃないと思うし、この先の自分やセクゾの活動に絶対生きてくると思ってる。」

2018年の終わりにこう話していた風磨くんへ。2019年に『HAMLET-ハムレット-』をやり遂げる未来が待ってるよ。本当にお疲れさまでした。


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