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優しい人たちへ

「優しさはいつも近くにある だけども素直になれない僕らは」「流した涙をそっと 抱きしめてる」

私の中にあるSexy Zoneの姿は、まさに『CRY』のSexy Zoneだ。「泣きたいなら思いきり泣いていいさ」と、まず何よりも相手の気持ちを尊重し、「泣かないでよこれ以上ひとりで」と自分の気持ちを伝えて寄り添ってくれるところも。最後に「強くなれる」と未来を拓いていこうとしてくれるところも。

5/6の横浜アリーナ最終公演。挨拶でメンバーが口にした「松島」「5人」という言葉や風磨くんの「ペンライト緑にしちゃったりして」をきっかけに緑色になる客席。聡ちゃんがおやすみしていることに関して彼らが直接的な表現をしている場面に遭遇したのは、私にとってはこの公演が初めてだった。押しつぶされそうだった。どうしてこんなに押しつぶされそうになったのかずっと考えていたのだけど、私にはもうこれ以上彼らの優しくて温かい気持ちを受け止めきれないのだろう。優しさのキャパオーバーだ。伝える形は変わっていても、ずっと変わらない気持ちを届けてくれていたから。今回の聡ちゃんのことに限ったことだけじゃなく、彼らはいつだってそうだ。私はこんなにも優しい人たちを見たことがない。もっと自分たちのことを守ってほしいと思うくらいだ。そう言ったとしても、それでもきっと相手の気持ちを優先する人たちだから。それ以上の優しさで包んであげたいけど、どうしたらこんなに優しくなれるのか私には分からない。

「寂しさを感じさせないようにやってきたけど、寂しくなくなったら一番寂しいので」という風磨くんの言葉。人の数だけ想いがあるということを分かっていて、どんな気持ちも否定しないで、全てを持っていこうとしてくれる人たち。たくさんの想いを背負いながら表に立ち続けてくれてありがとう。残りの公演もまた誰かにとって、そして彼らにとって大切な1ページになっていきますように。

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