Kis-My-Ft2 9th ALBUM『To-y2』

Johnny's World Happy LIVE with YOU。3/29-31の3日間、YouTubeでジャニーズ所属タレントが特別ライブ映像を配信した。Kis-My-Ft2の配信は3/30。応援歌なら『We never give up!』？『S.O.S』？いや…もしや…『AAO』？なんて予想しながら、どのような選曲をするのか楽しみに待っていた。

セットリスト
1.Make me mine（To-y2）
2.Mr.FRESH（Edge of daysカップリング）
3.COUNT 7EVEN （To-y2）
4.種（To-y2）

予想はかすりもしない上に、定番曲は一切やらなかった。最新アルバム曲にカップリング曲を織り交ぜたセットリスト。ああ、これはツアーを楽しみにしていたキスマイ担へ向けてのストレートなメッセージだ。こういうときに私はもう現在進行形のオタクではないのだとあらためて実感する。

しかし、パフォーマンスが好きなことに変わりはなく、『COUNT 7EVEN』の音源がどうしても欲しくなったので、『To-y2』を購入することに。友人の「『運命』のフルを早く聴いてほしい」というも勧誘も一因である。これに関してはシンプルに怖いもの見たさ。

To-y2のロゴが弟組でそろえられていてかわいい。T2はそのままニカ玉のメンバーカラーだけど、残りを宮千にしたのはあえてなのだろうか。

"9th" Overture
子どもの会話で始まるところが『Yummy!!』を彷彿とさせる。おもちゃの入った箱を次々と開けているような曲展開でワクワクする。

To yours

「君の笑顔の一つは 僕が理由だったらいいな」詞の初々しさと曲の爽やかさがどことなく2013年あたりのキスマイぽい。『S.O.S』に似てる。

りあらぶ
「三次元な恋をしようよ」は三次元マスクCMだからなのか。『MU-CHU-DE 恋してる』をまろやかにしたような曲でかわいい。

HANDS UP

シングル。ダンスナンバー。「I gotcha I gotcha 突き進めラジャー」「Break a バリケード」「Give me a ダイナマイト」よく聴くとめちゃくちゃダサい歌詞をカッコよく歌いこなしてこそジャニーズみたいなとこあるよねの典型。

Cannonball
エイベサウンド。『Break The Chains』のようなゴリゴリな楽曲かと思いきや、サビが案外と爽やか。時折鳴るサンバのような軽快な笛の音が気になる。『Forza!』に似てるかな？

Letting Go
千賀くん→藤ヶ谷さんのパートが印象的かなあ。こういうゆったりした曲に合う。あと二階堂さんのラップが良い。この曲のテンポ感がAIの『ハピネス』に似てる。

Positive Man
この曲の歌い出しが宮田くん→二階堂さんなの「ポジティブマン」のパブリックイメージという感じがすごい。本当のところは知りません。「テンション上がるわー！！」の歌い方が「テンション上～がる ワァーーー⤴︎」で肩の力抜ける。

MAHARAJA
「俺の名はマハラジャ」？？？？？突然のインド。金持ち・イケメン・博識かと思いきや究極の夢オチソング。目が覚めた後のラスサビで「毎日がパラダイス そんなものはどこにもありはしないけど」「またいつもの日々始まる」なんて現実ぶつけてくるけどそれすらも愉快で人生楽しそう。騒がしくて元気が出る。北千パートのねっとり具合がよい。

Be Alright
ドタバタ青春コミックのOPみがある。日曜の朝から放送してるやつ。

My Place
東京インテリアCMソング。こういう温もり系の曲に弱い。ゲームボーイのRPGのBGMのような音が使われているところがレトロで情緒をかきたてる。

Edge of days

シングル。『ミリオンジョー』主題歌。北山さんメインの楽曲はキスマイの少年漫画度が増して好き。治安悪すぎず、でも爽やかすぎず。

Make you mine
ライブ配信動画の1曲目。キスマイ×エイベサウンドの王道。俺だけ見てろ！ついてこい！的な曲を聴くとなぜだか安心する。『Girl is mine』、『Dancing Star』の系統かなー。1stに収録されてそう。ダンスタ厨なのでこれは条件反射で好き。

Sometime...
情景に酔えるタイプの曲。夕暮れどきの浜沿い歩いて思い馳せながら聴くやつだ！！キスマイの楽曲としてはあまりないタイプなのかな。Sexy Zoneの『Slow Jam』とテンポが似てる。

memento
『やめるときも、すこやかなるときも』主題歌。memento=記念品。『永遠のチケット』に似てる気がする。合唱曲を聴いてるときのように胸を締め付けられる。個人的には好きだけど、シンプルに"良い曲"という表現しかできないのが惜しい。金賞。

COUNT 7EVEN
ライブ配信動画の3曲目。このために買ったと言っても過言ではない。主語大きくするの好きじゃないけどこれは絶対オタクが好きなやつ。最初の「夢を叫んで愛を束ねて　かっ飛ばそう Our story」の「かっ飛ばそう」の豪快さと落ちサビの「繋いだものを離さぬように続けるのは難しいことは知ってる」「怖くてもいい立ち続けたい それが今の答えだから」の泥臭さがどちらもキスマイらしくていい。

Smilest
アパマンショップCMソング。北山さんの声で「それでは聴いてください…『Smilest』」と言われて始まってもなんの違和感もないぐらいTHE・ラスト曲。この曲を表すなら「凛」という言葉が合うなあと思う。クリアで透き通っている。

[Bonus Track]種
ライブ配信動画の4曲目。CD音源だと混声三部合唱のようなコーラス入り。この曲があえて隠しトラックのような扱いになっているのはなぜなのだろう。

【ユニット曲】
# NO!NO!（玉森裕太・二階堂高嗣）
キスマイのB型コンビ・ニカ玉。B型のイメージにまつわる曲。90年代ポップスぽい。イントロが最高。ファンキーでキャッチーなメロディがSMAPっぽい。サビの「Type "B"ぽいよね Listen&Say」の踊りたさすごい。体揺れる。

バクテリア（北山宏光・藤ヶ谷太輔）
avexは藤北で遊びすぎじゃない？直接的な表現をメロディのオシャレさで誤魔化せてるようでまったく誤魔化せていない。申し訳ないけれど「みみもとであえいで」の連呼で笑ってしまう…何を言わせてるんだよ…。

王国の蝶（横尾渉・千賀健永）
『プレバト』コンビのユニット曲。作詞は俳人の夏井いつき先生。流れるような和のメロディに横尾さんのラップがアクセント。地道な努力が繋いだ縁と絆。横千のお互いを認め合いリスペクトしてる関係性、発展途上という感じがして好き。和楽器バンドのようで和楽器バンドの関与はない。

運命（宮田俊哉・玉森裕太）
『BE LOVE』、『星に願いを』に続く噂の宮玉三部作。『BE LOVE』はコンサートに参加していたはずなのに突如イメージビデオを見せられた上に結婚式に参列させられたけれど、『運命』はもう楽曲だけで既に不穏。間奏での事件フラグがすごい。「宮田くん逃げて！！！！！」と言いたいが、何せ運命だから…まあ…そういうことです…。宮玉の怖いところは玉森裕太さんが狂気的なところだよ。分かったよ…もう分かったから…。

ということで2年前のアルバム『Yummy!!』ぶりの雑感。にしてもキスマイはタイアップ楽曲が多いこと。一通り聴いて好きなのは『Make you mine』『COUNT 7EVEN』『#NO!NO!』かな。