DeepLで外国語を学ぶ
いやすごい技術だよ、と思うのはDeepLであります。数年前にAlphaGoなどが流行ったときに、門外漢ながらざっとDeep learningの画像認識などに触れて、大変すごいねとは思ったけれども、それからたった5年ほどでここまで来るとは思いませんでした。そしてDeepLは私が外国語を勉強するのを大変助けてくれます。
半年(一年?)くらい前にEnglisterというサービスができて、これはすごいと界隈がザワついたのですが、私は最近それに課金をはじめました。このEnglisterというのは、自分で書いた日本語を英語に直して、DeepLが書いてくれたお手本と見比べて写経するという、とても使いやすいサービスです。なぜ今かと言えば、英語圏ではないが海外に赴任になって、生活も落ち着いてきて、やはり語学はできればできるほどよいと考えるようになったため。
Englisterはとてもよいので、開発した方への感謝も込めて、しばらくはお金を払って使い続けようと思うのですが、こういう風に中国語も勉強したいと思うわけです。それで中国語もDeepLで勉強したらいいではないか、という風に思いました。
例えばこのような日記を書きます。
これを自分なりに中国語にした上で、DeepLに書けて日本語に戻してやる。
太字でハイライトした部分は、言いたいことは分からなくはないけど、なにか変な部分です。すごいですよね、外国人のあの「言いたいことは分かるけどなんか変」が可視化されているわけです。私の中国語はまあまあ通じるレベルですけど所詮このレベルです、というこのレベルをまさに知りたかったんだ。
さて、ではDeepLに翻訳をお任せしてみます。
「分かるぞ、こなれているのが分かる、こういうことを言いたかったんだ私は。」という部分と、「なるほど、こういう風にいうのか」というのが半々くらいです。これを逆翻訳にかけるとどうなるかと言えば、
ほぼ原文通り…!(ですます調とだである調の混在は無視してよい)。すごいなぁ、すごいなぁ。もちろん違和感がないわけではないのですが、このDeepLの中国語をベースに違和感があるところだけ本物の先生に聞けば、ほとんど完璧じゃないですかね。
あまりに感動したので、書き殴ってしまいましたが、ただDeepLがあったからと言って外国語学習がはかどるかというと、そういうわけではないと思います。私の場合はまず外国語を使う環境があるということ。あとは、意外ときいているのは、短歌のおかげで世界を見ることを知ったので、短歌になりきっていない感情であればいくらでもある、ということであります。話したいことがなければ、語学は勉強できないのですが、私は今いくらでも話したいことがあります。素晴らしい。
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