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Redbird Migration 2020にプレゼンターとして参加します

過去数回にわたって参加者の一人として参加してきましたRedbird Migration(フライトトレーニングコンファレンス)ですが、今年はBreakout Sessionのプレゼンターとして参加することになりました!

Redbird Simulatorsの概要

2006にRedbird Simulatorsの構想が始まり、2008年にはFAAの認可を取得し、世界的なシミュレーターメーカーとして成長してきたRedbird Simulators社。その動向はネット情報で常に意識してきました。

理由はこうです。彼らは単なるシミュレーターのメーカーではなく、航空教育の課題を解決するための機材開発と教育プログラムの開発に尽力している教育機関としての立場もあったからです。航空教育の課題を常に提示し、それをどう解決するのかをネット上でみていたからです。

2001年のアメリカ同時多発テロ以降、関連する様々なコストが増大し、パイロット訓練訓練費用が毎年のように上がり続けている事態にメスを入れたのがRedbirdでした。当時すでに世界的なメーカーであるFrascaを筆頭にいくつかのシミュレーターメーカーが存在していましたが、彼らは実機と同じリアル感を出すためのコストを多くかけていた一方で、Redbirdは教育プログラムを提供しながら、必要最低限のリアル感(と言えば聞こえは悪いですがそんなことは全くない)で機材コストを下げることを理念として事業開始していました。これは玉那覇とCEO/President Toddとの2017年のRedbird本社での面談でもToddの口から出た言葉です。

様々な革新的な機材とサービスを開発し続け、2011年にはすでに構築していたユーザーであり教官である顧客達を一同に集めてフライト訓練の質の向上を目的とするRedbird Migrationが始まったのです。

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Redbirdのホームページには次のような紹介があります。

Redbird introduces the Migration Flight Training Conference, the first event focused on solutions to the real-world problems facing flight schools and university aviation programs.

初参加は2016年

Migration開始後5年の時を経てようやくリアル参加したのは2016年でした。

イベントは前夜祭から始まり1日目と2日目の合計3日間です。普段はネットニュースで拝見するAOPAのプレジデント・編集者やニュースアンカー、AvWebのレポーター、Sporty'sビデオのパイロット達が目の前に。興奮しました。これから3日間彼らを一緒に同じ場所で同じ情報を共有できる!と。

メインステージでのステージプレゼンテーションが2日間あります。昨年のRedbird Migration 2019の一つのステージプレゼンテーションを紹介します。私のブログでも何回も出てくるRoger Sharp氏も登場しています。14分30秒くらいからの登場です。

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Breakout Sessions

今でこそビデオ会議システムZoomにある機能として名前はご存知の方も多いと思います。ステージ上のプレゼンテーション以外に実施される分科会のことです。様々なテーマが数多く用意されていますが、全てを聴講するのは不可能な量。毎回参加するたびに「あれもみたかった...」となっていたので今回の実施要項は素晴らしい(後述します)

AOPA本部から新しいスタイルのFlight Reviewの提案

SAFEから航空教育の問題と解決法

ForeFlightから新しい機能と使い方

CloudAhoyから新しいスタイルのPost-Flight Briefingの提案

Redbirdからフライトシミュレーター教育の注意点

Redbirdを活用するフライトスクールから新しいDiscovery Flightの提案

Redbirdからログ付の法的根拠の解説と実例紹介

これはほんの一例です。

複数の会議室で同時に実施されます。初日に配布されるスケジュールをみてどの分科会に参加するかを決めていかないと間に合わないタイトなスケジュールなのです。

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リモート教育の提案

玉那覇は自社で導入した実績他、様々な航空教育の課題をディスカッションしてきた経緯があり、Migrationの開始前のカンファレンスやRedbirdの通常のカンファレンスにも参加してきました。革新的なサービスを常に開発し続ける彼らとのディスカッションは熱が入りました。その中で日本の訓練環境、おそらくアジアの他国も同じ環境であると推測しての発言も多くしてきました。

アメリカとの環境の違い、訓練する空港が近くにないという大きな課題を常に発信してきました。彼らのビジネスは世界です。アメリカ方式だけではダメだと。言い続けてきました。

リモートで教育ができるシステムを開発して欲しい!

経営陣も開発チームも市場の大半を占めるアメリカでの需要を考えると話は聞いてくれたものの、動きはスピーディーではなかったのが辛いところでした。

ところが新型コロナウイルスの影響で一気に動き始めました。アメリカの大学やスクールでもリアルな講義や訓練が低迷し始めたのです。そこでToddからの連絡です。

Tama, I see why you have been trying to do this.

そこから一気に開発が始まり、リモートでフライトシミュレーター教育ができるようになり、コロナの影響からアメリカの航空大学でも採用され、FAA指定養成施設でも採用され始めたようです。

Todd, I told you.

その後も玉那覇からの提案は止まりません(笑)

Redbird Migration 2020

これまで場所をRedbirdの訓練センターSkyportや、AOPAの本部などで実施されてきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で開催を危ぶまれていましたが初のオンラインバーチャル開催となったようです。

これまでのステージ上のプレゼンテーションもオンライン(ここはリアルタイムなのかどうかは今のところ未発表)

Breakout Sessions(分科会)は事前に収録したものをオンデマンドスタイルで参加者が聴講できるようです。これで全てのBreakout Sessionsが聴講できるメリットが生まれました。

意外なところに勉強の機会が溢れてる!って知ってましたか?】でも少し書いた下のセリフ。

その教官に一気に質問する方法が今ではリモートでもできるようになっています。世界の教官のデータベースを持つシステムについては後日紹介します。

これについてのBreakout Sessionsを担当予定です。コロナで日常生活も仕事も、そして訓練のスタイルも大きく変わる。新しい提案をお話しします。

Migrationの参加は無料ですが、事前登録が必要です。まずはこちらからイベントの申し込みをお願いします。

ちなみに昨年参加した【Redbird Migration 2019】に参加した時のまとめも参考になればと思います。

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