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与える者は与えられる

この言葉を最初に聞いたのはBNIというビジネス組織。人のために行動しましょう。そうすることで自分も幸せになれる。

下の絵のうどんバージョンで説明されていたのを鮮明に覚えています。

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出典元:仏教辞典

そしてそれを改めて痛感したのが、昨日(9.11)に実施したFSOパイロットクラブでのパネルディスカッションでのお話でした。

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国内航空会社でプロパイロットとして成功するためにはどうしたらいいのだろう?

その理由を知るには、失敗例を知っておく必要がるのでは?と思ってサブタイトルを「失敗例から学ぶ成功方法」としてみました。

というのも、FSOパイロットクラブにメンターという位置付けで参加してもらっている航空業界の先輩たちが続々増えててきている中、主宰者である玉那覇がそれぞれのメンターからの情報には何か共通点が見出せるかもしれないと思い、今回初のイベントとなるパネルディスカッションを開催してみました。

参加いただいたメンターの方々は次のご経歴

日本とアメリカで飛行教官をされている方。日本人がプロパイロットになりたいと飛行学校または私立大学操縦科の門をくぐって来る方のほとんどがアメリカ航空留学から日本資格書き換え訓練という流れ。それを多く見てきたご経験。

国内航空会社の自社養成パイロットの教官。既に100倍以上の競争率を乗り越えて選ばれたエリート達を鍛えてきたご経験。

国内航空会社に副操縦士候補生として入社してきた新人教育担当の教官。応募資格であるプロパイロット資格を持っている新人に対してジェット機のオペレーションを指導するご経験。

国内航空会社機長として最近定年退職された25,000時間以上の飛行経験を持つ超ベテラン機長。多くの新人副操縦士候補、新人副操縦士、ベテラン副操縦士、新人機長、ベテラン機長などを見てきたご経験。25,000時間以上のご経験ではまだ足らず飛行クラブで空の散歩を楽しんでいる方。

国内航空会社で地上職として多くのパイロット達を仕事をしている方。自身も自家用操縦士の資格を有し飛行クラブで空の散歩を楽しんでいるパイロット。

長年企業経営をされていて、小さい頃からの夢であったパイロット資格を取るためにクラブに加入されている方。

以上6名のプロフェッショナルにお話を聞きました。

参加されたメンバー達は、これから勉強を始める者、既に勉強を始めた者、既に渡米して実機訓練を開始した者、と様々で、終わった後の感想がこのパネルディスカッションの全てを物語っていると思いました。

「パネラーの皆様から様々なお話をお聞きした上で「協調性」や「素直さ」の大切さを改めて実感いたしました。パイロットの勉強や訓練に限らず、自分自身の常日頃の行動にも活かして行きたいと思います。」

「皆さんが"協調性"と"積極性"が大事と口を揃えて言っていたのがとても印象強く残っています。もし今回参加しなければあまり強く意識していなかったかなと思うので、とても大事なことと認識できたのが大きな収穫となりました。」

「お話の中で知識・技術はもちろんのこと、人格や人間性が大事だとゆうことを改めて気付かされました!」

「個人的な感想となってしまいますが、追い込まれると落ち着きや余裕、素直さが無くなってしまう自分を以前より感じているので、技術云々の前に失敗しないよう意識して訓練を続けていきたいです。」

技術云々ではないのです。機長として多くの人命を預けてもいいと思われる(これは会社からもクルーからも、そして乗客からも)人間性を磨くことが大切なんだということです。

一人で動く人間は失敗する。自分の持っている情報を仲間に共有することで情報は入ってくる。その実現のためにはコミュニケーション能力も必要でしょう。社会人としての人間性も必要でしょう。残念ながら人の性格はそう簡単には変わりません。だからこそ、訓練時代から、いや、訓練を開始する前からその意識を培っておくことが必要です。訓練が始まるとそんな余裕はなくなりますから。

玉那覇自身も同じ思いを感じていたことから、このパイロットクラブを通して、メンバー同士の交流、積極的な意見交換、メンターは必要があればいつでも相談になる。そして今どんどん増やしている実機訓練先との協業でメンバーの夢の実現に最も適切な場所を紹介してあげる。そんな場所としたいと思っていた中のイベントでした。

イベント終了時のメンバーからの感想に対して、私からのお願いは一つ。皆さんが夢を実現した時には、メンターとして後進の育成に協力してください。

今後も多くの企画を作っていきます

玉那覇がこちらから情報配信中 (1)




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