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新しいドアが開きました!外国人学生へも米国エアラインパイロットへの道が!

コロナ前の世界中に発生したパイロット不足は史上初と言われるほどの大騒動でした

それまでは米国でのエアラインパイロットは永住権を持っていないと無理。いや市民権を持っていないとダメとまで米国内の雇用を優先していました。それほど多くのパイロットが米国には存在していることも大きな理由でした。

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それでもUnitedやAmericanやDeltaという旅客航空会社やUPSやFedexなど貨物航空会社の最大手に就職するにはRegional Airlinesでの経験が必要で、そのRegionalへはフライトインストラクターという仕事で積み上げた飛行経験が1,500時間も必要とされていました。まさにピラミッド構造のパイロットの世界

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外国人がパイロット訓練で学生ビザを取得して訓練はできる。資格取得も可能。そして卒業後はインターシップ制度を利用してインストラクターとして飛行経験が積める。これは昔から可能なことでした。

数年間のインターシップの期間中に、就労ビザを取得できた者だけが、延長滞在で経験を積み、永住権の取得ができた者だけがステップアップできるという世界でした。

それがコロナ直前になると、ピラミッドのトップに君臨している大手航空会社が独自のプログラムを組み、自己負担の訓練という条件はあるけれど、全くの未経験者を青田刈り状態で囲い始めたのです。

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大手航空会社の傘下にあるRegional航空会社も同様なプログラムも開始。パイロットを目指す若い方々の青田刈りは驚くほどのスピードで拡大していきました。

そしてそのRegional航空へも学生ビザに付与されるインターシップ制度で採用される外国人学生が採用されるようになったほどです。

それがコロナで一転。訓練はストップ。採用もストップ。2020にはパイロットを目指す者には暗いニュースばかりでした。

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しかしアメリカではフライトインストラクターはEssential Workersとして位置づけられ、自費で受けているパイロット訓練生は訓練は継続していました。

2021年も後半になった今。また新しい動きが出始めました。アメリカ永住権にはアメリカの経済を支えるための特定の職種があり、おそらく史上初のパイロットへもその権利が与えられる!という「噂」が飛び交いました。

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あくまでも噂レベルでしたが、弁護士事務所が実際にそういうパイロットに対して永住権をサポートした事実があったのか??国内での米国人の雇用だけでは足らなくなったのか?という推測もできます。

そんな中で驚きのニュースが飛び込んできました

Regional航空の新人採用プログラムが開始され始め、なんと以前のように外国人学生へも門戸が開かれるようになったのです。

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この場合SkyWestの指定のアメリカの航空大学や指定養成スクールで学生であることや他の条件が満たせば応募できるのです。

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実際アメリカで航空学生としてフライトインストラクターを目指している日本人学生から次のような連絡がありました。

「SKyWest Pathway Programに参加することになりました」

最終面接は保証されますが、その後は参加される方々の努力次第というところもあり、就労許可を持つという次のステップも必要ですが、スタート地点に立てるという第一歩です。

仮にSkyWestで定期運送事業に副操縦士として従事するという業務経験がついたとしたら広がる可能性は大きいと思います。数年間の業務経験でもゼロとアリとの差は大きい。その経験を買ってくれる国や航空会社があるはずです。業務経験の中で作り上げるネットワークによってその情報は入手できるでしょう。

そのSkyWest Pathway Programに参加することになったのはFSOパイロットクラブでメンターとして活動する「インストラクターを目指すパイロット」クラブ活動としてメンバーに「教える練習」を実践中です。

その方からの嬉しいニュース!

ぜひ成功を掴んで、後進の育成にも協力していただきたいと思います。

玉那覇がこちらから情報配信中 (1)


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