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FAA CPL 取得のための超オススメのタイムビルディング①

タイムビルディング(時間付)は航空法に定められている規定の飛行時間を達成するためにひたすら飛ぶというイメージが強いのではないでしょうか。

教官として試験官として、他のスクールのチーフインストラクター達や他の試験官たち、そしてFAAのインスペクター達と意見交換をしている中で色々なアイデアが生まれてきました。

オススメのタイムビルディングシリーズでは次の内容をお届けします。

FAA AATDの活用で100%安全で64空港を巡るチャレンジフライト

実機レンタルを友人とシェアしてのファンフライト

JCAB事業用訓練の準備をして日本での就職も視野に入れよう(FAA CFI + JCAB CPLは強力な武器です)

FAA CFIの訓練を開始してFAA CPLの翌日にはCFI資格取得を目指そう

まずはFAA-CPLの必要要件を見えみることにしましょう。

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FAA-CPLの必要要件

アメリカ連邦航空局のCommercial Pilot資格を取得するための要件の一つに飛行経験が明記されています。

§61.129 Aeronautical experience.

総飛行時間:250時間

JCABの場合は200時間です。以前は日本は少なくていいなあと思っていましたが、今では逆です。その50時間でできることがものすごく大きいことに気づいてからはFAAでよかった!とも思えるようになりました。

今回の「超オススメのタイムビルディングシリーズ」では次の内容をお届けします。

FAA AATDの活用で100%安全で64空港を巡るチャレンジフライト

実機レンタルを友人とシェアしてのファンフライト

FAA CFIの訓練を開始してFAA CPLの翌日にはCFI資格取得を目指そう

JCAB事業用訓練の準備をして日本での就職も視野に入れよう(FAA CFI + JCAB CPLは強力な武器です)

もちろん内訳の詳細な時間も規定されていますが、今回のテーマはその250時間をどのようにしてタイムビルディングするのがいいかというお話しです。

Private PilotやInstrument Ratingを取得する頃には飛行時間は最低でも100時間以上になっていることでしょう。標準的には120時間〜150時間と言ったところでしょうか。

つまり250時間に必要な残り100時間〜130時間程度はタイムビルディングをどうするのかということになります。

アメリカ連邦航空局のCommercial Pilot資格を取得するための要件として教官同乗の飛行訓練の内容も明記されています。...以降はサイトを確認してください。

(3) 20 hours of training on the areas of operation listed in §61.127(b)(1) of this part that includes at least—

(i) Ten hours of instrument training....

(ii) 10 hours of training in a complex airplane....

(iii) One 2-hour cross country flight in a single engine airplane in daytime conditions....

(iv) One 2-hour cross country flight in a single engine airplane in nighttime conditions....

(v) Three hours....

規定の20時間を教官同乗訓練として計画して、できるだけソロで飛んで安く押さえたいと思うのはどの訓練生でも同じです。100時間以上もタイムビルディングする必要があるのです。

慣れ親しんだ同じエリアやルートを何度も飛ぶか

違うエリアやルートを飛ぶことはチャレンジ。そのためには準備も勇気も必要です。

もちろん安全第一で、教官を連れて、チャレンジすべきです。

100%安全でチャレンンジできる方法がシミュレーターなのです。

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Advanced Aviation Training Device (AATD)

FSOが使用しているFAA AATDはFAAからのLetter of Authorization(LOA)に基づいて使用しています。

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引用元:Redbird Simulators

その中から1行抜粋

§61.129 (i)(1)(i) - Commercial Pilot Certificate: up to 50 hours

つまりFAA AATDを使ってCommercial Pilot Certificateに必要な250時間の内、50時間を充当していいということです。

最大50時間充当できるというのは受験で認められるという意味であり、それ以上訓練で使用しても構わないといことです。逆にそれらの記録をすることをお勧めします。

その理由として、次回紹介するオススメのFAA AATDの活用方法による訓練記録が大きな自信となり、その訓練内容を第三者に証明できるからです。

次回のFSOパイロットクラブメンバーシップデイは下地島空港訓練センターで実施し、今回の「超オススメのタイムビルディングシリーズ」の全貌をお話しします。



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