第13週目NHK朝ドラ『虎に翼』、梅子さんの生き方。
梅子さんの存在が尊く、力強く感じた週。私は、梅子さんの生きていた道のりが、タロットカードの【Ⅷ Strength. 】に通じるものを感じてなりません。絵柄には、丸腰の女性が獅子を手懐けている様子が描かれています。私が78枚あるタロットカードの中で最も好きなカードということもありますが、梅子さんがこの女性と重なり、胸が熱くなりました。
戦前と戦後、あらゆる不条理やしがらみ(カードの獅子は、そういうものを表していると思います)と心の中で折り合いを付けながら、地に足を付けて生きてきた一人の人間の生き様。これこそが、力の中の力というか、腕力の強さや権力の強さではない真の力だと思わせてくれる。梅子さんの決断に勇気づけられました。
『虎に翼』の登場人物は、皆それぞれに愛おしく、亡くなってしまっても、ずっと存在してくれている空気感が大好きです。直道さんも優三さんもはるさんも、皆そばにいる。
これから、女子部の人間模様がどのように復活していくのかも注目しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?