祝・TOHO MUSICAL LAB.ブルーレイ発売

今日は、TOHO MUSICAL LAB.のブルーレイ発売日。こちら北海道には、発売日到着とはなりませんが、記念に少し綴ります。

思えば3ヵ月ほど前が、生配信の日でした。当時、劇場から新作の短編ミュージカルが2作品も配信されることに大変驚き、実際に行ったことのあるシアタークリエからこちらに届く作品とあって、本当に楽しみにしていたことを思い出します。今年、個人的に予定していた全ての観劇がキャンセルになり、とてつもなく心がしぼんでいた中、こうした明るい新たな動きがとても嬉しくて。

作品は、1本目の『CALL』、2本目の『Happliy Ever After』共に30分という限られた時間の中で、今の演劇の状況や人と人との関係性が表現されていて興味深く感じました。また、ソーシャルディスタンスを保ちながら作品を上演することにも考えさせられました。

何より、観客のいない劇場内が画面に映った瞬間、胸が締めつけられる切なさが込み上げました。「こんなことになるなんて」という思いで。しかし、2作品を観終わった後は、「また、必ず劇場でミュージカルを観たい」と強く思いました。遠く離れていても、俳優たちの演技を肌で感じられなくても、今はこのスタイルで乗り切りながら、必ずやまた劇場でミュージカルに触れたいと。

配信当初は、こうして作品が形に残ることは想像していませんでした。作品に携わった全ての方々の気持ち、観客の想い、これらがパッケージされたようで、心から嬉しく思います。

数年後、こうした時期もあったなぁ、と思い返せる穏やかな日々が来ることを願って、TOHO MUSICAL LAB.の試みがミュージカルの表現のひとつとして今後も広がっていくことを楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?