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A9 ライブ参戦のすゝめ

今日はA9というバンドを紹介したい。
紹介というか思い出して欲しい、そう、ネオV四天王にも数えられたアリス九號.(Alice Nine)のことである。
このブログは「アリス?あー昔好きだったわ〜」と、そんなリアクションをする貴方に向けて書く、A9ライブ参戦のすゝめである。(往年の九組さん、A9に興味を持ち始めた方に読んでいただいても勿論嬉しい)
文量が嵩むので太文字箇所だけでも目を落としていただけたら幸い。
申し遅れたが私はティーンエイジャーの頃ネオVブームの最盛期に身を置いた出戻り(04〜08年、16年〜)4流九組(A9のファンの総称)である。
書き出すに先立ち、まずは10年以上ずっと好き!と、公言する多くのファンを差し置いて、4流ファンがしゃしゃり出ることを九組各位にお詫び申し上げたい。
本当に申し訳ございません。
しかしながら、8年を経てアリス九號.からA9へと出戻った私にしか書けないこと、つい最近まで〈そちら〉の世界の人間だった私だからこそ汲める部分があるのではないかと思い、思い切って筆を執る。

イントロダクション

まずは初歩的なところからいこう。
名前は変わったが、自主盤としてガンガン活動をしている。
アリス九號.→Alice Nine→A9(えーないん)
コピー用紙のサイズでもなければ、和牛の等級でもない、バンド名である。
名前は変わったが未だにアリスと呼ぶファンも多いのでご安心を。

次にメンバーを覚えているだろうか?

(L→R)上手gt.ヒロト、下手gt.虎、vo.将、dr.Nao、ba.沙我
驚くなかれ、脱退加入が日常茶飯事のV系界隈においてメンバーチェンジは14年無し。
昔好きだったあの麺も心置きなく推せるぞ!

A9の概要は以上である。

すゝめ

少々退屈になるかもしれないが個人の実体験を交え、お送りしたい。
早速であるが、私の主張は以下の通りである。

昔、アリスを好んで聴いていた貴方にこそ是非、今のA9のライブを見ていただきたい。

離れた理由は色々とあるだろう、進学や就職といった環境の変化、
もっと単純に、音楽がハマらなくなったからという方もいるだろう。
私は後者だった。
薄々変化には気づいてはいたが、RAINBOWSで確信してしまった…
「和洋折衷どこいった!?!?」
世界の中心で愛した日々を叫んだ。
メイクが薄れようとも、物販でペンライトが売られようとも、この変化だけは耐え難かったのである。
根は深い。
しかし、そんな拗らせ懐古厨に出戻りの道を拓いたのが2016年に行われた12周年ライブ-NO NAME(原点回帰を掲げ、04〜05年リリースの曲だけで構成されたライブ)であった。
その時のアー写がこれであるドーン!

一周回って戻ってきたようだ。
ライブコンセプトにホイホイされ会場に足を運んだのだが、ここで完膚無きまでに打ちのめされる。
あいも変わらず美形なメンバー、ゆる〜〜く喋りまくるMC、そして格段に上がった演奏力。
「目も耳も2つじゃ足りねぇ!!」
想像以上に楽しかったのだ。

かくしてA9というバンドに再度興味を持ち始めたのだが、現場に戻ることに不安を感じていた。
その不安とは、
普段のライブでも知ってる曲(昔の曲)をやってくれるのか?
新しい曲についていけるのか?

久々にライブに行くバンギャルなら誰しもが抱くであろう不安である。
ご無沙汰な期間が長ければ長いほど、尚のこと。

そこで、以降この点を詳しく述べることでA9の魅力の一端をお届けし、参戦のすゝめとしたい。

⚪︎ライブで知ってる曲(昔の曲)をやってくれるのか?

ここで問いたい、昔、何聴いてた?
グラデーション?春夏秋冬?ヴェルヴェット?TSUBASA.?
これら10年以上前の曲であるが、全て半年以内に演奏されている。
今、これを読んでくれている貴方がどの程度アリスの曲を知っているか分からない。
分からないけれど、行けばきっと1、2曲くらいは琴線に触れる曲を聴くことができることだろう。
セトリに入れてくる曲の範囲がとにかく広い。
ここで具体的に先日行われたライブのセトリを挙げたい。

現在アルバムツアー中であるものの、いかがだろうか?
出戻って1年半になるが、このバンドの場合、
ライブで知ってる曲をやってくれるのか?という心配は無用のように思える。
バンドもファンも出戻りに非常に寛容で有難い(受け取り方に個人差有)

⚪︎ 新しい曲についていけるのか?

最近のA9といえば…
「ついに踊り始めたw アイドル!?w」「パリピww」と、界隈に片足を突っ込んでいる方なら、まことしやかなこの話を小耳に挟んでいるかもしれないし、
初耳で「え?何?w」と焦る方もいることだろう。
事実、踊っている。
楽器を置き、ガチで歌い、踊る。
(去年の夏あたりから)
私も初めは驚いた。
しかし「はぁ?w ついてけねーよww」と、憂いてほしくない。
勘違いしてほしくもない。
これは形振り構わない、捨て身でいきます的なプライドもクソもない話ではなく、
むしろ、「ファンを幸せにする」という彼らの志であり、プライドなのだ。
ここで最新のインタビューからvo.将の言葉を引用したい。

出典:ViSULOG

勿論ロックバンドだ、ポップな部分だけではない。
ギターをかき鳴らし、ブリブリとベースを弾き倒す。
最早何拍子かすら分からない複雑なドラム、デスボイスも聴かせてくれる。
確実な演奏力を持ち合わせているにも関わらず、その楽器を置くことで「楽しむ=幸せの幅」を広げてみせてくれているのだ。

新しい曲についていけるのか?という疑問に対し、適した答えとは言い難いが、おそらくあの空間に入ってしまえさえすれば楽しむことはできる。
それほど今の彼らのエンターテイメント性は高い。

基本的な所に戻るが、難しいフリはないため、手扇子(X型ではなく旧式∞型)、ハンドクラップに馴染みのある方ならほとんど問題なくノれる。
ちなみにハイカラ等過去曲のフリは健在である。

とは言えど…

「いきなりワンマンは…」と尻込んでいる方にまずオススメしたいのが対バンである。
こちらが対バンのセトリだ。

対バンのほうが過去の有名曲を演奏する確率は高い。
また過去曲と最近の曲とのバランスが実に巧妙であり、様子を伺うのには最適だ。
勿論、ワンマンに来て欲しい、来て欲しいがウォーミングアップとしては対バンをオススメしたい。
何を隠そう、私も対バンを経て現場復帰を果たした身だ。
アリスが対バン…ということ自体がかなり新鮮に思えるが、P缶時代の何かを取り戻すがごとく現在あちらこちらの対バンに出ているので、そう機会は少なくないはずである。

今だからこそ昔のファンに見てもらいたい理由は何か?

全員の整った容姿から「顔盤」と揶揄され、ファンとしてもキリキリしていた時期があった。
そして本人たちもそれに抗おうとしていた。
しかし、結成14年を間も無く迎えようとする今、ついにあのルックスを武器と認め(遅い!)、10年以上のキャリアの中で磨かれた楽曲と音を引っさげ、強く鮮やかに再出発を果たしたのである。
最早、ただの顔盤ではない。
そして懐かしさを味わいに足を運んでいた私だったが、いつしか楽しさが懐かしさを上回っていることに気づいた。
間違いなくこの心境の変化はハッピーパウダー200%増量中の今の彼らの充実感がもたらしたものであり、また彼らの実力であり底力でもある。

声を大にして言いたい、
過去以上の今がある。

私たちの好きだったアリス九號./Alice Nineはまだこんなにも輝いている。

遠い遠い貴方へ、めくるのをやめたページの続きにもう一度指を伸ばし、
その目で確かめて欲しい。

かっ飛ばして書いてしまったが以上である。
感情の赴くまま書きつけてしまったので日頃の言葉遣いの悪さが露呈したこと、論理性を欠く部分もあったことと思うがご容赦いただきたい。
また氷河期を知らないが故の非礼さに気分を害した方がいらしたならば重ねてお詫び申し上げる。

どこかの会場で画面越しの貴方と最幸な時間を共有できることを願いつつ。

:補足:

・現在2018ツアー開催中!
全国津々浦々のロングツアー。
ツアーファイナルは8/25(土)新木場スタジオコースト『ALICE IN CASTLE-星の王子と月の城-』
・ニューアルバム「PLANET NINE」絶賛発売中!

・「PLANET NINE」のみならず、昔慣れ親しんだ方にこそ、昨年春に発売された「IDEAL」を聴いていただきたい。過去の曲をアップデートした楽曲多数。尚、収録曲のMEMENTOUNDEAD PARTYは最近の定番曲。

#A9
#PLANETNINE

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