長野県阿知川支流 本谷川フライフィッシング(2024年7月)
長野県阿智村を流れる、阿知川の支流、本谷川へやってきました。
夏休み期間中とはいえ、平日だし、誰もいないと思っていたら、入渓点には大量の車が駐車されています。
ほとんどは登山客だと思いますが、1台は、貼ってあるステッカーから、確実に釣り人のようでした。
ぶっちゃけ、誰もいないと思ってやって来たので、入渓前から先が思いやられます。
登山道手前にかなり広い駐車スペースがあり、魚が釣れるポイントに横づけで駐車可能。簡単に入渓できます。
とりあえずは#12のフォームビートルパラシュートで釣り開始。
魚はいるようですが、見に来て帰っていく魚影が多数。かなりスレているようです。
水質も良く、非常に釣りやすい川です。しかし、結構釣り人が入った形跡が見られます。
反応が悪いので、16番のブラックアントに変更。すぐに釣れましたが、サイズは相変わらず小型ばかり。大きめのフライは、避けたほうがよいようです。
細い沢があったので、入ってみます。今回の釣行では、今まで入ったことがない区間を釣ることを目的としています。
本流との合流点では、岩の間から水がしみ出しているような感じでしたが、奥へ入ると意外としっかりとした流れ。
どこまででも登っていけそうな感じでしたが、どう考えても、林道などに脱出できるルートはなさそうだったので、”あそこまで”とゴールを決めて釣ります。無理したら絶対遭難する。
ちょうちん釣りみたいな感じで、落ち込みで釣れました。全体的に白っぽく、白点がなく、わずかな腹部の朱点。ヤマトイワナっぽくも見えますが、何か違う気もします。
その後も釣り続けますが、反応は多いもののサイズがなかなか伸びません。
今回の目的は、この砂防堰堤の上を釣ることです。一見、木で出来ているかのように見えますが、コンクリートに木が貼り付けてあるだけです。コストかかりそうだし、結局朽ちるだけだし、やらない方がいいような・・?
なお、堰堤の真下も狙いましたが、不発でした。
一度林道へ上り、川へ降ります。
砂防堰堤の上に来ました。堰堤直上は水がなく、かなり上流まで歩き、水があるところを目指して降りましたが、小石だらけです。
一応、魚はいるようです。小さいのしか釣れません。実はパラダイスが広がっているのではないかと期待していたので、ちょっとショック。
詳細は分かりませんが、川が荒れて、小石で埋め尽くされたような印象です。何年か前なら、いい感じの流れだったのかもしれません。
初のアマゴですが、小さいです。しかし、これはもしかすると、キッチリ放流されている区間なのかもしれません。
さらに釣り続けますが、同じようなサイズしか釣れませんでした。これ以上進むと、脱渓が難しい感じです。
撤収です。川から林道まで、100mぐらいはあるでしょうか。
斜面全部が、ガレ場になっており、足の乗せたそばから小石が崩れ落ちます。落ち葉と土で岩が見えない箇所が多く、足を取られて逆に危ないので、沢筋を登一気に登りました。めっちゃ疲れた。
登山の装備が必要な場所というのは納得です。恵那山に登るルートのようですが、川も山も、奥まで入るとかなり険しそう。
この時点で午後3時半を回っていましたが、あれほど停まっていた車は1台しかなく、早朝に山を登って暗くなる前には戻ってくる、という行動パターンなのかと思います。
そして、残っていた1台の車は、釣り関係のステッカーが貼ってあるRV車でした。相当奥まで入ったのでしょうか。登山家より長距離歩いていそうです。
その後、登山口から少し下流部に入渓しました。水量が豊富で、魚がいそうな感じがします。
いい感じの流れですが、反応がありません。
潜ってみます。
水の透明度は、かなりのものですね。ちょろっと小魚はいますが、魚影は薄い流れかもしれません。
その後、結構粘りましたが、魚は出ず。納竿としました。
阿知川にはたくさんの支流があるので、探索すれば、まだまだよい川があると思います。
ただし、熊鈴は必携です。100均とかでも売ってますが、音の響きが全く違うので、良いものを準備しましょう。音も澄んでいて綺麗です。(Amazonで購入はコチラ なんだかんだで、南部鉄器が実績高いです)
また、かなり昔の釣りではありますが、昼神温泉郷がある阿知川本流域でも、岩魚・アマゴは釣れます。旅行がてら行かれてみてはいかがでしょうか。