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高校一年生 フルートとともに アルテ第一巻から 次のページへ 

フルートとともに、って言いにくい(^^;)
タンギングの練習かい!失礼しました(^0^;)

お断り。文中に出てくる名前は仮名(?)です。それと、記憶の曖昧な部分はAIが補正してるかも(^^;)しれませんが、そんなもんかなと温かい目で見て頂けると幸いです。では、つづき、行きましょう\(^_^)/


フルートを吹くことが楽しくて楽しくて

ヤマハ渋谷店でのグループレッスンから、個人レッスンに通うようになり、アルテ第一巻をモクモクと(ピヨピヨと?)進めていって、最終章のスケール練習と共にはじまった、「ガリボルディ」の20曲のETUDE。

この頃、吹いていてとっても楽しく、そして音楽のページが変わったような気持ちになった覚えがあります。

このETUDE。一曲一曲はとても短いけれど、立派なひとつの楽曲と言っていいものばかりです。
自分一人で音楽を作って奏でてる感じになれて、とっても気持ちよくなるのです。はた目には奏でてはいなかったでしょうけれど(^^ゞ

1回のレッスンで2曲ずつ進めていったかな?
正確な時期は定かではありませんが、高校1年の3月にはアルテの第一巻をなんとか終えることが出来ました。

本を読み終えるのを”読了”って言うじゃないですか。
もちろん、全ての内容を完全に終わったとは言えないんだろうけど、
第二巻に進むための学習をひとまず完了したということで、
”習了”しました なんて(^^ゞ

あこがれに近づきたくて

誰でもそうでしょうが、私にもあこがれがありました。
それは、テレビで見たことがあったり、レコードで知ってる演奏家の演奏を生で聴きたいということでした。
そして、それは徐々に叶えられていくことになりました。

私の記憶が正しければ、プロのフルート奏者の演奏を初めて聴いたのは、
「カール=ハインツ・ツェラー」さんでした。

ツェラーさんは、当時ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の首席奏者です。
以前、首席だったけどベルリンフィルから卒業していたんだけれど、
次の首席だった「ジェームズ・ゴールウェイ」さんが、ソリストになるためにベルリンフィルを退団してしまったので、再度呼び戻されたんじゃなかったかな?「ブラウ」さんはまだ若かったかな。

当時ゴールウェイさんは、「カラヤンをふった男」なんて冠がついていたような(^^;)

ちなみに、ゴールウェイさんが首席だったときの日本公演をFM放送で聞いたことがあるんですけど、めちゃめちゃフルートの音が目立ってたことを覚えています。
ベートーヴェンの「田園」第二楽章の最後の部分。
フルートが鳥のさえずりのように吹くソロですが、世界が違ってた。
FM放送をステレオで聞いてたのにそれを感じました。
これ、ホントにビックリしたんですから(・O・)

話を戻して、
ツェラーさんの演奏会は、

J.S.Bachのフルートソナタ全曲演奏会

でした。厳密に言うと”J.S.Bach”が作った曲ではないといわれているものも入っていましたけど、どれも素晴らしい曲です。

正直言って渋いプログラムですよね。
ツェラーさんの音色はほんとうにいぶし銀のように渋く、曲目にとてもあっていたのではないかと感じました。

ハープシコードの伴奏は、超有名な「小林道夫」さん。多分(^0^;)
ハープシコードを生で聴いたのも初めて。そのことにも大興奮してたような。
あ、そのときに思ったこと。ハープシコードって思ったよりも大きいことと、しょっちゅう調弦するんだなぁ、ってことですね。
「小林道夫」さんはその後も度々演奏会で拝聴致しました。

実は、私はこの後「ジャン=ピエール・ランパル」さん、「ジェームズ・ゴールウェイ」さんのJ.S.Bachフルートソナタ全曲演奏会を聞くことになるのです\(^_^)/ あんまりしないよね、こういう聴き方は(^^ゞ

海外の有名演奏家の奏でる音の一つ一つが、自分のバイブルのようにページに書き加えられていったように思います。

つづく

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