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「瞑想はナンパに有効」本当にわかっている人あまりいない説

ナンパに関する情報を集めている人なら、「男磨きやナンパのために、瞑想でメンタルを強化すべし」といったアドバイスを聞いたことがあると思います。

また、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツをはじめ、瞑想を取り入れている成功者やビジネスパーソンも多いといった話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

でも、「瞑想すると何でメンタルが強化されるんだ?」って疑問じゃないですか?

瞑想がなぜナンパに有効なのか、メンタルが強化されるってどういうことか、明確に言語化している人は少ないと思います。

なので、男磨き界隈なんかだと、オナ禁の継続日数などとともに累計瞑想時間を記録している人もいるようです。別に記録することは否定しませんが、累計時間を記録して「これだけやってる」と満足するのは大して意味がないです。

まさに、瞑想の何が有意義なのかをよく説明している人が少ないためにこうした実践をする人が出てくるのでしょう。

正直言って瞑想を長くやればやるほど、たくさんやればやるほど良いというものではありません。私はやるとしても余裕がある時に10分だけ。やらない日も普通にあります。
でも、十分以上に効果を実感しています。

実は私、ナンパを始めるよりもずっと前から瞑想していました。瞑想歴はかれこれ10年ぐらいになります。

スピリチュアルヒーラーをやっている友人がおり、彼女に「チャクラ瞑想」を教えてもらったのがきっかけ。チャクラ瞑想はヨガのレッスンなんかでも教えられているものですね。

それ以来、マインドフルネス瞑想から中村天風式の安定打坐法、果てはヨーロッパの魔術結社で行われていた瞑想法に至るまで、いろいろなものを試してきました。

そこで今回は、瞑想好きの私が「なぜ瞑想がナンパに有効なのか」をしっかり言語化したいと思います。

そもそも瞑想って何をするの?

瞑想って何をすることなのかと言うと、静かな環境の中、じっと座る。
ただこれだけです。

で、座っている間、なるべく何も考えないようにする。

無心の瞑想状態に入ると脳波が変わってリラックスするとか、「いまここ」に集中して潜在意識につながるとか、いろいろ効果が説明されますが、ナンパとは直接かかわらないので、今回はまあどうでもいいです。

瞑想をちょっと試してみた人は座ってみてどうでしたか?
やったことがない人も試してみてほしいんですが、目を閉じたり半目にしたりして座ってみても、無心になれなくないですか?

「あれやんなきゃ」とか「今日は上司に怒られて嫌だったな」とか、常に何かを思い出し、考えている自分にすぐ気づくと思います。

これは「自我のおしゃべり」なんて言われたりします。
無心になろうとがんばっても、あなたの意志に反して、自我は常に働いていて何かをあなたに語り掛けてきて、無心になることを邪魔してきます(ということは、自我=自分ではないことに気付くのが大事です)。

そこで、瞑想の流派(?)によって、いろいろ工夫があります。

最もよく知られているのは、「呼吸を数え、そこに意識を集中する」というもの。

私が最初に教わったチャクラ瞑想は「体の各部にあると考えられているチャクラを表すマントラを唱える」といった方法です。

目を閉じて、チャクラの色や形を思い描き、「ラン~」とか「ヤン~」とかいう簡単な音をひたすら唱えることだけ考える。すると、自我のおしゃべりを忘れて、無心にマントラを唱えている自分になっている、というわけです。

いろいろ手法はあれど、要は自我のおしゃべりに付き合わないようにすることを「瞑想」と言ってもよいでしょう。

で、私個人の体感なんですが、これらの工夫を行い、うまく無心の瞑想状態に入ると「眠っているけど起きているような状態」になります。夢の中にいる自覚があり、夢の中で自由に行動できる明晰夢の状態にも似ています。なので、「そろそろここらで止めるか」と思えば瞑想を止めることができるんです。

そういう感じなので、瞑想中に浮かんだイメージとか自我のおしゃべりは一切覚えていません。瞑想直後、自我のおしゃべりの内容を覚えているか否かで、私はその日の瞑想の成否を判断しています。

瞑想をナンパにどう活かすの?

慌ただしい日常生活ではなかなか至ることのできない無心の状態に至ることが瞑想の意義だと思いますが、これが何でナンパに効くのか、メンタルが強化されるのか、いまいちピンとこないですよね?

私も瞑想をしてからナンパしてみたことが何度もあるんですが、別にいつもと大して変わらず、ガンシカが続けば「今日はもうやめようかな」と普通に思ったものです。

なので、正直言って瞑想で無心になることとナンパ向きにメンタルを強化することには何の関係もないと考えています。

でも、瞑想はナンパに有効だとも確信しています。どういうことなのか説明しましょう。

ある時から、私は瞑想の仕方を変えてみました。呼吸に集中もせず、マントラも唱えず、ただ目を閉じて座るだけにしてみたのです。

すると、当然、自我がものすごい勢いで話しかけてきます。
「あれやった?」「明日会議があるけど大丈夫?」といった注意喚起から、その日ナンパしてガンシカした女性の横顔とか、並行トークで話したこととか、何の気なしに見かけたおっさんのハゲ頭の映像とか。

全然無心になれそうにないですが、こうしたおしゃべりから私は敢えて目を逸らさず、呼吸やマントラで誤魔化すのをやめました。その代わり、おしゃべりに一切応えないことにしたのです。

「おしゃべりに応える」とは具体的に言うと、こうです。

例えば、「今日は上司に怒られたね」とその時の記憶が蘇ってきたとします。そこで、普通は「嫌だったな」とか「次は怒られないようにしよう」と連鎖して思考が発生しますよね。つまり、体験したことに対して、「嫌だった」と評価し、「次はこうしよう」と計画まで立てています。

このように体験・記憶に対して何らかの評価を下し、そこから思考を展開させることで、自我のおしゃべりに応えてしまっているんです。

でも、瞑想中だけは「怒られたね」と言われたら、「うん」とだけ返すのです。その後の評価や思考が出てくるのはぐっと我慢します(慣れてくると案外簡単に流せるようになります)。

自我は次から次へといろんな記憶を呼び出してくるので、ひたすら「うん、そうだね」と繰り返します。

すると、自我は「うん」と言われるだけで満足するのか、だんだんとおしゃべりを止めて静かになっていくことに気付きました。で、これはこれで無心の瞑想状態に至ることができるようになりました。

この瞑想の仕方、次第に瞑想以外の時間でも応用できるようになっていきました。

例えばナンパならガンシカされた直後、自我は「コワっ、あの子すごい顔で無視してたな!」となどと大騒ぎしてきます。

以前なら、自我の大騒ぎを受けて、「次もまたあんな顔されるかもな」と直面した出来事を「評価」「予測」し、「もう声掛けたくないな」と次の行動を(ネガティブな方向に)思考したもんです。

しかし、上記の瞑想方法に代えてからは、「すごい顔で無視してきた」ことに対して、何の評価も下さず、「すごい顔で無視してきたな、以上」としか思わなくなりました。なので、すぐに気持ちを切り替えて(正確には気持ちを切り替えてさえいない)、次のターゲットを貪欲に探すことができるようになり、当然声掛け数も増えていきました。

まとめ

「瞑想することで、雑念が消え去り、ナンパに対する恐怖がなくなる」と言われたりしますが、「雑念」がなんなのかがよくわからないので、この説明は粗すぎます。

この場合の「雑念」とは、ナンパすることへの緊張や恐怖心ではなく、ガンシカやノーイベントといった失敗が引き起こす心理的衝撃に対する自分の反応のことです。

私たちは、「失敗→ネガティブな評価、ネガティブな思考・行動」という公式を使うことに慣れすぎています。でも、瞑想することで「失敗はそれ以上でもそれ以下でもない、ただの事実」という別の公式を手に入れることができるというわけです。

また、「瞑想することで、メンタルが強化される」というのもイメージに合いません。
「強化」というと、心に硬い鎧が覆われるようなイメージがありますが、そうではなく衝撃を柔らかく受け止め、横にさっと捨てる感じの方がしっくりきます。

重要なのは、嬉しいことも辛いことも、必要以上に評価しないことです。
嬉しいなら「嬉しかった」、辛いなら「辛かった」で止める。それより先の思考が雑念。
そんな心得を瞑想で学ぶことができますし、学ぶことができる瞑想をしましょう!

※瞑想を行う上での注意:瞑想をしない方がよい人

実は瞑想をしない方がよい人がいます。

それは精神に疾患のある人、うつ状態にある人です。

例えば、うつ状態にある人は、直面した出来事に対して必ずネガティブな評価を下すように脳がセットされてしまっています。

なので、自我のおしゃべりを無視することができず、そればかりか、ひたすらネガティブな評価を下してしまい、ひたすら自分を追い詰めてしまいます。これは非常に危険なことです。

瞑想の実践はあくまで心身が健康であることが前提だということを忘れないでください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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