ありがとう

ぼくは喋ることが出来ない
ぼくは見ることも出来ない
自分で動くことも

そんな僕に毎日
声をかけてくれる
優しく撫でてくれる

君が居ると落ち着くんだ

嬉しくて
心地よくて
それを伝えたいのに
僕にはできない

何時も
君のことを想っているのに
伝えられない

なのに君は僕の
どんな小さな変化にも気付いて喜んでくれる
また新しい言葉をくれる

嬉しいことも
腹立たしいことも
悲しいことも
楽しいことも
僕に教えてくれて有難う

僕からは伝えられなくてごめんね
僕ができるのは
小さな花を付けることだけ

だけどそれで
君はまた言葉をくれるんだね
本当にありがとう

僕は君が居るから
生きていける

小さいけれど
花を咲かせ続けるよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?