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現役フローリストが話すお花屋さんの裏側-1日の流れ-

こんにちは、Yukinaです。

今日お店に来店したお客様から

「こんな素敵なお店でお花に囲まれて仕事ができるなんて幸せですね。」とお言葉をいただきました。

もちろんですとも!

毎日、素敵な職場環境でかわいいお花と植物に囲まれて幸せです。

そんなステキな環境の花屋の一日の裏側をみなさんはご存知ですか?

今日はみなさんに、花屋での仕事の一日の裏側をざっくりとご紹介していきます。

あなたの花屋に対するイメージはどんなもの?

お花屋さんと聞いて、あなたがイメージするものは何ですか?

花屋のイメージ

  • きれいにお花を花瓶に入れて店頭にディスプレイされている

  • お客さまからの要望を受け、花を選び、お花を束ねてくれる

  • プリメイドのブーケが、店頭に用意されている

これらは、お客さま側から見たらよく見る光景だと思います。

でもこれらをセッティングするまでの準備には裏側で地道な作業と時間をかけていることを知らない方は多いのではないでしょうか?

お花を綺麗にディスプレイするまでの裏側

店頭にお花が並ぶまでの流れ

私の職場では、お花のマーケットから仕入れたお花はボックスの中に入れられてお店まで運ばれてきます。

ということは、お花は水を吸えていないということ。まず、お花が届いたら水揚げの処理を行なっています。

次に、店頭のフラワースタンドに置くお花の準備。

前日に冷蔵庫にしまったお花の状態の確認をして、良いものだけをスタンドにディスプレイします。

私が働くお店の3店舗中の2店舗は、店舗と冷蔵庫が離れていて(冷蔵庫が地下にある)この作業だけでもかなり時間がかかります。

花瓶の中の水を入れ替え、必要なものは茎を再度切りフラワースタンドへ配置します。

店舗内のフラワースタンドは、常にお花で溢れるようにディスプレイするように努めています。

お花をフラワースタンドに配置したところ

そして、新しく届いたお花をスタンドに設置する前には、不要な葉を取り除く作業、バラの棘を取る作業、傷んでいる箇所を取り除く作業などをしています。

特に週明けの月曜日と木曜日は、この作業がかなり多くすべても一人で作業すると2時間ほどかかることも…。

受注したオーダーを作成する

当日の配送オーダーや、店頭受け取りのオーダーを作成します。

ブーケを束ねるわたし

当日店頭で急いで持って帰りたいという方もいらっしゃるのですが、その日のオーダー状況や働く人の人数によってもご希望に添えない場合があります…。

お花を簡単に数本束ねる、もしくは小さなブーケであれば比較的早く作成できます。

でも大きな花束になってくるとどうしても時間がかかるのです。

花屋からしたら受け取る方に最高のものを渡したい。クオリティーを下げたくない。。

できれば当日に事前に電話していただいて受け取りの時間を教えてもらう、もしくは前日までにオーダーいただければ、素敵なブーケをお届けすることができます。

バレンタインデーや母の日は特に、、。戦場かと化します。お花を贈る日にちを少しずらしたり、事前オーダーをしていただけるとありがたいなぁ、、。

店頭販売するブーケを用意する

受注したオーダーのほかに、店頭販売するブーケを作成しています。

店頭販売のブーケのサイズは基本的に4サイズの展開。洋服に置き換えたら(S,M,L,LL)のようなもの。

店頭販売しているお花

店頭のブーケは、上記でご案内した作業の後、もしくは同時進行で作っています。

もし、店頭にまだブーケが並んでいなければ「今日はいそがしいのかなぁ?」と心の中で思ってあげてください。

閉店作業

閉店前にはディスプレイした植物をお店の中へ閉まったり、フラワースタンドに配置したお花を冷蔵庫へいれます。

次の日のオーダーの再チェックや、店舗に追加のお花が必要な時には、オーナーに伝えてオーダーします。

かなりざっくりしたフローリストの一日でしたが、いかがでしたか?

花屋のスタッフは基本的に一日中、立ちっぱなしです。本当に体力勝負!!なんです(笑)

この他にも、花屋のオープン前に市場での花の仕入れ、コーポレートやイベントの打ち合わせなどなどお花を束ねるだけでない部分もたくさんあります。

大変なこともあるけれど、

お花をお客様に納品したとき、ブーケをお渡しした時、だれかの心に寄り添えたり、笑顔になっていただけたり、、、と

大変さをかなりの勢いで上回るほど今の仕事が大好きです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Yukina💫

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