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花材を知り、花材と向き合い、デザインする。フローリストとしても重要なことを学べるフローラルアートデザインコース。

こんにちは、Yukinaです。

みなさんは、身の回りの何か一つのものについてよく観察し、その一つのもののみでデザインを描いたり、作品を完成させたりしたことはありますか?

例えば『カーネーションのみを使用し、5つのテーマに沿って異なるデザインを作ってください。』と言われた場合、アイディアは何個浮かびますか?

本日は、先日お話ししたMark Pampling氏が行なっているオンラインコース(フローラルアートデザイン)についてご紹介したいと思います。

1つの花材を選び、花材と向き合い、デザインを考える

Mark氏の行うオンラインコースはビギナーから参加できるもの、アドバンスと通常2つのコースがあるのですが、私はビギナーでも参加できるものを去年受講しました。

こちらのコース、一つの花材を選び、コース受講中のデザイン作成は全てこの花材を使用しなければならないというものでした。一つだけで難しい場合には、追加でもう一種類プラスすることもokでした。

約2ヶ月にわたるコース。その期間、同じ花材を手に入れなければなりません。私はこの期間に手に入れられることのできるもの、かつ面白い花材を使ってみたかったのでスチールグラスというものを花材として使用することに決めました。

オーストラリア原産のスチールグラス

とてもしなやかでかつ弾力があり、きれいな緑色のスチールグラス。こちらを使いました。

コースの中では、以下の4つのデザインを作りました。
- 花瓶を使ったアレンジメント
- ウェディングブーケ
- リース
- オーバーラッピングデザイン(重なり合う)

私が作った中の2つをご紹介します。

オーバーラッピングデザイン
リース

お花屋さんで働いていても、一種類だけでラッピングすることはあっても、デザインを作ることはありません。

デザインを考えるにあたっては、身の回りのものをよく観察したり、日本の伝統工芸などもみたりしました。

こちらのリースのデザインは、日本の輪狐編みというものを元に作っています。本来は竹を使って編むのですが、スチールグラスでこちらを真似するのは大変でした。

オンラインで受けるコースの良さ

Mark氏のオンラインコースは、Google Meetingで行われます。

期限までに自分が使った作品をメールで提出。Mark氏が全てのデザインを綺麗にまとめて資料をつくり、Meetingにてコメントをくれます。

生徒も参加して意見も言い合えるMeetingは、回を追うごとにみんな仲良くなり、質問しあえる環境でした。

Meetingが終わると、Meeting の内容を文字起こししたものをメールでもらえます。そして、Youtube(鍵付き)にもアップロードされるので、何回も見返すことができて私にとっては本当にありがたい特典でした。

花材と向き合う

今まで【花や植物をよく観察しましょう】というのは小学生の時の朝顔を育てた時ぐらい、、?の私。

こちらのコースでは【デザインを作成する】ために、観察しなければいけない。

私のスチールグラスでいえば、どのくらいしなやかに曲げられるのか、耐久性はどのくらいなのか、何日間このきれいな緑が水無しでもつのか?など、ただみるだけではなくいろんな角度から考える必要がありました。

これは、花束を作るときも、生花をする時にも共通して言えることだと感じています。

花材を知り、花材と向き合い、デザインする。当たり前のことかもしれないけれど、身をもって実感したコースでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Yukina 💫

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