【Peloton図鑑 その21】さすらいのランディスモMikel Landa
すMikel Landa(Bahrain - Victorious)スペイン人 33歳 ランダ
バスク出身のクライマー。来シーズンからクイックステップに移籍です。
ランダの熱狂的なファンや応援スタイルのことを意味するのがLandismo。
このLandismoのことを、フランスでのピノたんファン(信者たち)みたいなものと説明している記事がありました。確かにブエルタでの名物になっているバスクの自転車ファンの熱狂ぶりは、ピノカーブ(聖地)での信者たちに通じるものがあります😅
熱狂度以上にピノたんファンとの共通点は、ランダが実力あるのに不運に見舞われてあと一歩というところ。ランダも山岳系のステージレースは常に上位、グランツールだってステージ優勝もあるし総合でも3位、4位までいくのに、落車や不調で優勝に届かない。。。
そんな悔しい思いをしながらも熱く山を登るランダにエールを送るのがLandismoなんですね。
--調べてみたところ、Landismoって、もともとスペイン独裁政権後の民主化時代のコメディ映画の流行りのことみたいですね(よく出演してた俳優のLandaが由来)。意味的にはロードレースのランダとは特に繋がりはないっぽいですが--
ただ、ピノたんとランダ、決定的に違うのが、ピノたんが引退まで同じチームで走り続けた一方、ランダは2、3年ごとにチームを転々とするさすらいのレーサーだということ。
バスクチームのエウスカルテルが消滅してからは、アスタナ、スカイ、モビスター、バーレーン…そして今度はクイックステップ。
これだけ移籍しても人間関係でトラブルという話も聞かないので、ほんとに良い人なんでしょうけどね。他の選手のために走れとチームから言われれば、ちゃんとお仕事するのがランダ。かといって有能アシストで満足するような性格でないのもランダ。
スカイ時代はフルーミーのために働き、やっぱり総合エースになりたくてモビスターに移籍したら、今度はトリプルエース😬
バルベルデ師匠とQちゃん(Quintana)と3人エースって、そりゃみんな強いけど…レース以外で疲れそう😵
次に移籍した単独エースのはずのバーレーンでも、ビルバオが調子良くて、若いブイトラゴも急成長で、ランダが絶対エースというわけにはいかなくなりました🥺
運が悪いというのか、間が悪いというのか。
来シーズンからのクイックステップではレムコのアシストと最初から割り切っているようなので、レムコが出ないレースで優勝を狙うことになるのでしょうが、空気読めないレムコのことだから、ランダが狙うレースに出場するとか言い出すかも。。。😅
まぁ、2、3年で移籍するってことは、常に契約のことを考えてストレス溜まりそうなので、最後のチームの可能性が高いクイックステップではのびのび走ってほしいですね。
あ、もう一つピノたんと違う点。
ストレス感じているのか、うれしいのか、悔しいのか、いまいち表情ではわからないのがランダ😅
本気で嫌なのかな。。。🙄