10分無料鑑定を乗り切る！

占いに頼らず、会話を重視する

なーんにも知らずに入った大手電話占い会社。
無我夢中ながら少しづつ成功体験を重ねていった。
本当にお給料がゼロ円になってしまうから結構必死でした💦

そうすると10分以上お話ししてもらうテクニックと、また話したくなるような話の「聴き方」が身についてきました。

でもそれはYouTubeでも話していますが、特別な占いのテクニックではないのです。むしろ「占い師だから」という考えが邪魔をする気がします。
人としての会話がとても大切だったのです。

私が西洋占星術を習いたての頃、会社の後輩、同僚女子に珈琲1杯で見ていた頃。
白金台のBOOKOFF カフェ（今は無い）で、芸能人を横目でみつつ、
ひそひそ声で話す秘密の会話。
恋愛はひめやかな空気と珈琲の香りが似合うのです。
そんな時、彼女たちは雄弁に語ってくれたものでした、まるで私が本物の占い師かのように。秘密を打ち明けてくれるのです。
（聞いた私は誰にも話せないので、社内恋愛の話など、本当は私も別の人に話したかった衝動にかられるけど我慢した）

人は秘密を話さずにはいられない

それを思い出して「人は秘密を話さずにはいられない」自分の秘密も他人の秘密もだということを。

つまり、本来相談者は話したくて来ているわけなのです。
でもその相手が本当に信用できる相手かどうか、もうすでに不安であったり傷ついている私をさらに傷つけたりしない相手かどうか。
そういった心境にあるのではと思った。

だから相談者に（当然会社として守秘義務はあるけど）、私はあなたを裏切るような、傷つけるような人間ではありませんよ。あなたをもっと理解したいと思っているし、あななた傷をいやしてあげたいと思っている人なのですよ。

ということが伝わるように、言葉を選び、間合いを取った。
相談者の呼吸に合わせて、話をすすめていった。

どシロウトの私にこの相談者は1分300円も払っているのだから、精神的には弱っているのだろうな。だから騙されたり、傷つけられたりしないように警戒しているわけなんだな。と理解できた。

すると私がすべきことや、どのような言葉がけが良いのか長年の経験からするすると言葉が出てきた。

占いをしようとしないと売り上げが上がった

相談者が求めていることは「不安をやわらげること」。
取りあえず応急処置でもいいから「今晩眠れるように」と思った。
未来は誰にとっても「幸も不幸」もある。
どちらになっても人生は続いていくし幸福と不幸の回数は確率論から言えば最終的に同じなるハズだった。
占いを未来に使うことで、幸福やラッキーは確実に増えるはず。
誰かをコントロールするために使うのはロスが多すぎるのです。

相談者はもっと自分の人生に集中するべきだと思った

あの人もこの人も、それぞれの自我があるから、
私の思い通りになるなんてある意味奇跡かもしれないと思う。
それなのにそこに執着し、人生も、お金も、そこに使うなんて、占い師になって初めてこの現実を知りました。

精神的に自立できないって、こんなにも苦しいことなんだと。
誰かに自分の人生を乗っけてしまっては、思い通りにならないストレスに苛(さいな)まれて夜も眠れない。

この相談者さんに対抗するには「心理学」の理解が不可欠。
即、40万円の心理学講座に申し込んだ。