現実はそれほど甘くない。ジャンジャン切られる!
採用担当者に気に入られる
当時の私の合否を決めたのは20代の女子。
確かにそれまでは会社の20代女子の相談に乗ったりしていたので、
多分その雰囲気が受けたのかなと思った。
模擬鑑定はダミーの相談内容だと思っていつつも、この相談が〇〇ちゃんだったら、と思いながら丁寧に鑑定をしたから。
目の前に彼女がいるかのように、声掛けもした。
「それは不安だよね」「わー頑張ってるのね」「ん~それは切ないよね」という、相手をおもんばかるセリフはごくごく普通に口からでました。
そしてその採用担当のA子さんは、メチャクチャ押してくれて(実は後でわかるが理由があった)、とにかく栗原さんが最速デビューができるように私が上司に掛け合います!って満面の笑顔で言ってくれた。
まぁ、あの私としては最速でなくもどちらでもいいのよね、
なぜなら私①タロットまだ習い終えてないから。そんなに早くデビューしちゃうと間に合わないし💦 結局独学
という理由と、最初から電話占いは都内にワンルームを借りて始めるつもりでした。②まだ物件を見に行っていないので、それもすぐにやらなくちゃ~💦
結構焦りました。
担当A子さんのペースだと2週間ちょっとでデビューになりそうです。
実はこの時点で③私は夫に占いのことは一切言っていなかったので、それも伝えなければなりませんでした。なぜなら部屋を借りる保証人になってもらいたかったから。④宣材写真も撮りにいかなければなりません。なんとたまたま近くに奇跡の1枚をとってくれるスゴ腕写真館を発見しました!
さあ、デビュー当日だ!
そうこうしている間にデビュー当日!
午前中に恵比寿の会社に行き、携帯電話などをもらい、不動産やによりお部屋の鍵をもらい、初めての鑑定部屋へ!
もうすべてがギリギリスケジュール!
鑑定部屋にはまだデスクが届いていません。明日の午前中に届く予定。
絨毯のひかれたワンルームでWi-Fiのセッティングをして、携帯電話で本社と接続チェックを完了すると、もう17時すぎ。
近くのお惣菜屋さんを発見して、夕飯をゲット。
ここのお惣菜がおいしくて、メチャやる気が出てきました。
そして19時デビューまで時間があるな~と思いつつサイトをチェックすると、なななんとすでに30人以上が待っている状態!!
今まで高をくくっていた感の強かった私。
ここで初めて、本気で向き合うマインドセットができたのでした。
結局初日は20人近くで終わりました。
すぐに切られた人は3、4人ぐらい。
特に最初の頃に集中したので、私も学習しました。
「悪い結果はストレートに言ってはいけない」ということと
「そもそも占い自体を求めていない、なぜなら悪い結果は聞きたくないのだから」という相談者の傾向がわかりました。
目が点。目からうろこ。そして迷路へ。
そっか、研修担当者のロン毛の若者がいっていたのは「とにかく寄り添ってください」だった。
それをこの現場で取り入れるにはどうしたらいいのだろう。
だった相談者さんは「占ってください」「彼の気持ちを見てください」っていうんだもの。
占ってください と 寄り添ってください
この言葉の意味を深堀して、また明日からの鑑定に活かさないといけない状況。
でもどシロウトのわたしがいきなり、相談者さんから1分300円もらうのだから、普通の感覚じゃいけないよね、と納得はできた。
しかしながら、どうすりゃいいのよと、悶々とその日は気づけは朝になっていた。。全く眠くならない。あの日の朝焼けは今でも覚えています。
私なりの答えを探す
いやでも日が変わり、2日目はお昼からの待機。
昨日からの行列は多数の人が離脱していたけれど、また新規に10名以上ならんでいました。
昨晩の鑑定から自分なりに、考えて話すことにした。
そもそもうまくいっている人は来ない。
現状に不安や不満がある人が多い。
そして、他責思考の人が多いのでした。
あの人さえ、私の思う通りにしてくれたら、的な考えです。
だから人生思うようにいかないんだよね、と50歳の私にはハッキリわかっています。
たとえ相手が恋人であっても、親友であっても、私の思い通りに人は動かないし、心変わりもしちゃうのよ!ってなんで受け入れられないのだろうと思いながら話をとにかく承認しながら聞いていった。
すると、人によっては十分話した後、「やっぱり私今回のことを受入れないといけないんですよね?」と自分で答えを出し始めた。
「そうですね。それが最善の答えだと思います。でもね、あなたは凄く勇気のある人!次は今回のことを学びにかえて、最高のお相手に出会えますよ。
占いにもそういった未来が見えているのです。」
成功体験をする
というような素敵な鑑定ができました。感謝されて、1時間も話してくれて、いやいや初日のあの不毛な鑑定とは打って変わって実りの多い鑑定ができたじゃないの~。と何となく勘所を掴み始めました。
でも2日目も相変わらず、ガチャ切りされるケースもありましたが、なんとなく理由が分かってきたので、あまりに気にせず次の方の電話を取っていきました。
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