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熱しやすく冷めやすい

夏休みの宿題、最終日まで残ってたよね。
夏休みの宿題がないはずの大学生である私が、8/31の夜に慌てて取り組んでいるものとは……このnoteである。

好きなアイドルが初めて映画で主演を務めるのでその映画を観に行ったのだが、別の俳優さんに恋に落ちて帰ってきてしまった。
そしてついさっき、彼の舞台のチケット約一万円を購入した。いちまんえん。

お金がないことよりも問題なことがある。私が冷めやすい女であることだ。
たしかに5年追いかけているアイドルはいるが、どうして今でも彼のオタクでいられてるかと言うと、オタクでいようという意志が、私にずっとあるからだ。自然に好きでい続けられているわけではない。気持ちが落ち着いたときでも、ツイッターをスクロールするしテレビの番組表を開く。そうやって自分を彼の活動と常に結びつけておく。そうすることでここまで来た。

だから私は、本当は冷めやすい女なのである。義務感に頼ることでしか応援し続けることができないから。

1ヶ月後の舞台のチケットを買った。つまり私は、1ヶ月この気持ちを維持しなければいけない。
夢中になるなんて言葉じゃ足りないくらい、クラクラするぐらいその俳優にお熱になっているが、これが長く続かない病であることは今までの経験でよく知っている。そのままにしていればゆっくりと薄れていく。私の恋の病は自然治癒である。処方されるとしても時間薬ぐらいだ。

1万円のチケットを私にとって最大限に価値ある一枚にする。そのために、私は覚悟を決めなければいけないのである!この先もこの人の活動を見守るという強い覚悟!

思い返してみれば、私が“変な病気”にかかるのは、だいたい長期休みのタイミングだ。毎回こんなことを繰り返していたら破産してしまう。熱しやすい女は大変だねぇ。加えて冷めやすいんだから呆れてしまう。

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