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アイデアメモ '19.03

この記事は「もし自分が新しいイベントや企画を主催するならこういうコンセプトがいいかもしれない」ということを書くものです。

関西は私が何かをわざわざリスクとってまでやる必要がないくらい、いろんな人がいろんな意図を持って開くいろんなイベントがあるので、これまで主催することも「日本語 (仮題)」の1回しかなかったんですよね。

それでもたまに「こういうことやったらどうなんだろう」くらいのことを考えるわけです。誰もやってなさそうなことで気になるとか、こういうことってたまにはやった方がいいのかもなとかそういう感じ。今回はそういう感じの話をします。具体的には思いついたコンセプトのメモです。

0. Introduction 〜 #踊るかフェス  〜

まず足元にある弊イベントこと「#踊るかフェス」についてですが、一言コンセプトとして挙げるとすると「モザイクアートのようなパーティー」なんですよね。私は各々好きな曲やルーツは、今の立ち位置や辿ってきた道がどれだけ近くても異なるものだと思っています。それらを並べたモノを俯瞰したときに一晩が形になっているというのが理想としてあり、弊イベントのことを知らないだろうなと思う方にオファーするときはその旨をなるべく伝えようとしています。

関西でこの塩梅のパーティーをやるのって実は難しいと思っています。理由は私がよく遊びに行く界隈の現状も関係するのでそう簡単に言語化できるものじゃありませんが、ひとつ大きいのは名古屋という土地に平日イベントの文化が根付いているところだと思います。

先日のChamploo Recordsは私にとってのAll Mixの理想形で最高だったんですけど、ぐちゃぐちゃだからこそ同じ目的地をちゃんと全員が目指したことが際立ったんだと思うし、久しぶりでかつ週末深夜だからこそ目指せる場所だったんだなと。あとは主催のTIGHTさんの人徳もありますね……。

というわけでやっていきましょう。

1. Word Flow Lounge

言語・言葉と音楽の関係を探る

これは日本語 (仮題)の延長上にあるものです。日本語 (仮題)は共催のみちさん(N-EDGE)と1回きりで何かやろうというところから始めているのでもうやらないんですけど、やっぱり歌モノを聴いてきた身としては言葉を無視したくないなと。嬉しいことに「またやらないの?」と言われることもあるので、今度やるなら日本語という縛りは取っちゃって、言葉あるいは言語を掘り下げられればと思いました。

ちなみに日本語 (仮題)開催の経緯や発想等はここにあります。

日本語ラップの周辺で特によく言われる「日本語と英語の間にあるギャップ」みたいな話って突き詰めれば"言語"だと思うんですよ。言語感覚的に我々日本人は七五調みたいなリズムがバッチリハマったりするし、英語はそもそもかなり形式的で韻が踏みやすいとか。そういうレベルの話って音楽のジャンルの発祥にも深く関わってくるんじゃないかなと。

そこのブレイクスルーとして「日本語でラップする/しない」という形もありますが、そういうのは生まれてきた経緯として先に外の国の言語ありきの音楽がある。それを日本に持ち込むときにこちらの言語を用いたために起こる変質が新しい音楽になるという側面もあるので、そういうところも込みで言語から音楽を探っていくのは楽しいかなって。この場合は日本語に限らずね。

ただ私はコミュ障だからそもそも知り合いが少なくて誰にお願いして出てもらえばいいんだろうという感じなので、「いいじゃん、やろうよ」という人がいれば私は気にせずぜひやってください。近場なら遊びに行きます。

2. PictCapture

画像が音楽になる

先日カプホナイトでカメラマンのおげったさんと「オオノ屋でなんかやりたいよね」と話したのをきっかけに、帰路でふと思いついたモノです。イメージとしてはフライヤーの写真がその回のテーマになる、毎度色が変わるイベントです。

フライヤーってイベントを一番最初に目にする場所だし、しっかりしているイベントはフライヤーを見ただけで何となくイベントの空気感までわかる。あるいは広告として可愛い女の子のイラストを乗せるというのもありますが、そういう場合でもある程度イベントの色は出るものだと思います。

(↑結局行けなかったんですが、かかっていそうな曲の雰囲気とフライヤーの空気感が完璧にあってて、最近のフライヤーでは一番好きでした。)

手順としては「テーマを言葉で決める→合いそうな会場と日程を決める→そのテーマで写真を撮ってもらう→この写真のイメージでDJ/VJしてくださいとオファーをかける→イベントをやる」という感じかなあと思います。パーティーフォト公開と一緒にテーマの答え合わせがあるともっといいですよね。

Mixのような作品の形ではなくわざわざ現場感を出す意味があるのかという疑問はありますが、VJさんの映像込みで作れる没入感だってあるし、例えば会場の空気感や構造(柱の位置とか広さとか)も雰囲気を作るはずなので、そういうところを活かせれば意味がある気がします。その辺はまあやってみないとわからないことのような気もするので1回は見たいです。

3. Party is over

非日常と日常の橋渡し

パーティー中については主催者がちゃんと責任を取って楽しませてくれたりすると思うんですが、パーティーが終わった後の帰り道は誰も責任を取ってくれないな〜と一人で帰っていてふと思ったんですよね。誰かと一緒にいても最終的には一人で帰路につくし、パーティーが楽しすぎると「ロス」なんて状態になったりもするじゃないですか。

私はよく一人でさっと帰るんですけど、そのときに聴きたい音楽とかがわからなくなっちゃって結局ボケーっとTwitterを眺めながら帰っちゃうんですよ。結局そのまま寝て起きてもボケーっとして何も手につかないみたいなことになりがちで、何とかならないかなと思いついたのが「非日常から日常への移行」をコンセプトとしたレーベルです。もっとトラックメイク力が上がったらやってみたいなくらいな感じですけど、誰かがやってくれるならそれで解決なので……。

4. Loud Minority

集まったから何かやろうという勢いを

タイトルは日本のアシッドジャズのパイオニアであるUnited Future Organizationの曲名から拝借しました。

(かっこいい……)

ただ声の大きいオタクを集めてDJするだけのラフな感じです。ジャンルも特に縛ったりせず、思い思いの意図でDJをするみたいな感じ。イベント中ずっとうるさそう(笑)。

イベント主催って理由や意図がやっぱり存在するし、そういう部分を見すえながら楽しいことをやるっていうのが一番あると思うんですよ。そうじゃないと楽しいだけではリスクをとるには動機が弱すぎる気がしていて、私が何かをやることがほとんどないのはそういうところだと思うんですよね。

理由や意図のない行動は基本的に歓迎されませんが、常に理由に追われてしまうと息苦しいしつまらなくなっていきそうだなと。それは客として遊びに行く場合でも感じるし、もっとラフな場にもたまにはいきたいな〜と思うこともあります。

いつもいつも理由のないことをやるのはあんまりよくないですが、1年に1回とかそれくらいの間隔でガス抜きのようにやっておくことは必要なのかなって思ったりします。そういう意味では、普段いろんなことを考えて開催されていそうなBasspotの番外編NaBasspotはその立ち位置だったのかもしれません。

そういう理由や意図に縛られることからなんとなく擬似的に解放されるものが近いうちにあるので、その宣伝で終わります。言えば雑な飲み会です。

 5.  #鴨川で踊るか  に関するお知らせ

#鴨川で踊るか  第2回目 


日程: 3/23(土) 昼のいい具合の時間〜いい具合の時間まで
場所: 鴨川デルタ
備考: 雨天中止(雨天の場合弊学理学研究科6号館で飲酒したい)

DJs
・あいころ (をたまぜっ!)
・かんちゅ (Mikuru’s Summer Magic/REMEMBER THE FLOOR.)
・浮遊 (#踊るかフェス)
and... 乱入してくれるDJの人たち

……またもや鴨川デルタでやります。前回の鴨川はをたまぜっ!からdioxxxさんにDJしていただきましたが、今回もをたまぜっ!からあいころさんです。マジか。

誰も来なかったら3人でデルタでお酒を飲みながらいい感じに音楽かけて感傷に浸る感じになるので、暇だったらぜひ来てください。機材は右のフェーダーがちょっと怪しいけどDDJ-RBがあります。DJの用意を持ってきていただければ乱入もアリなので是非とも。あと私がDJしてる間はマスターを下げたり適当なパッドを叩く等の邪魔をしないでください、フリじゃないですよ!ちゃんとやらせてください!

ちなみにこの日の夜は心斎橋のTriangleでトラニメがあります。SPゲストは北海道からあっちこっちのED等でおなじみ(他にももっとあるはずですが……)uno/Roughsketchさん。私の友人でイベントクルーでもあるDANIKIがTHE TOKYO TASTEの一員として出演します。あいつはどうせいい曲しかかけないし、いつものRoanさんに加えて弊イベントに出ていただいたDJ声優パラダイスさん、おぐらむさんも出演されるので応援しに行ってください。私は気力的に行けるかわかりません。

また翌日は京都メトロで百合蔵さん主催のLayeredがあります。実はLayeredがあるから今回鴨川デルタでの開催が決まりました。前日鴨川で遊んで聖地巡礼もして、安心お宿等々でダラダラしてLayered全力で楽しむみたいなのも超楽しいと思います。鴨川に来ずともLayered単体で遠征する価値は十分あるので、3/24は京都で遊んでいきましょう。

(なんと学割があります。私はあと3年くらい学割が使える身ですが、パーティーでの学割で学生証を出すにはそろそろ恥ずかしい年齢になってきました。)

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