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レースにまつわる話

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刺繡レース業界で経験した事を書き連ねて行きます。 皆様の人生の指針とかにはなりません。 多少でも皆様の暇つぶしになれば幸いなのです。 軽く流し読みしてください。
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2020年9月の記事一覧

表と裏にまつわる話

浮世舞台の花道じゃないですが、私がメインで扱っているエンブロイダリーレースには、表もあれば裏もあります。 業界の表と裏という意味での話になると、ややこしい内容になりますので書けません。言葉通りのレースの表側と裏側のお話しです。 エンブロイダリーレースを刺繍する際の原材料は、生地と表糸と裏糸です。レースの表の面は表糸を使う側で、裏の面は裏糸を使う側の事です。表糸は柄を表現する糸で、裏糸は表糸を裏側に引き込み、生地と表糸を接合させる役割というイメージです。 裏糸は表糸よりも

お支払いにまつわる話

先日、あるお得意先に月末〆で合計1,842円の請求書を発行致しました。見本程度の販売しかなかった月はこのような請求額になる時もたまにあります。翌月20日のお支払いの際、そのお得意先からこちらの口座へ1,347円の入金がありました。今回はそんなお支払いにまつわる話です。 こちらの請求額1,842円の内訳は、商品代1,675円と消費税の167円の合計です。それに対しての入金額1,347円の内訳は、支払い時の歩引3%(1,842円x0.03=55円)と振込の際の銀行の振込手数料(