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地方創生×AI

こんにちは!!!
先日、留学先で出会った友人と箱根温泉に行ってきました。
温泉はやはり最高ですね。。。温泉のある家に住みたいです。
写真は夕飯時。友人とジャパニーズGODです。


さて、今回の題材は「地方創生」ということで、生まれてこの方22年間東京に住んでるのでなじみがありません。(厳密に言えば生後1か月までは栃木県に住んでいたらしいですが、全く記憶にないです。)
東京に住んでると人口減少、過疎化、労働力不足などトレンドである日本の社会問題を実感することはないです。
そのような人は世の中に多くいる気がします。

地方創生の
・何?? なぜ??
・どのように??
・それから

をまとめました。


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(「地方創生をめぐる現状と課題」平成29年7月 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局より)
このグラフを見ても分かる通り、人口が多い地域にいる人ほど少子高齢化には鈍感です。
主観的な意見になってしまいますが、僕がそうだったようにこの意識を変えるには、
なんで地方創生が必要なの?
を知る必要があると思います!!!

地方創生の①定義と②目的はちゃんと理解していますか??

僕の誤解と偏見たっぷりの認識だと地方創生って、「地方が観光に力を入れて観光客もしくは住人を増やして地域を活性化させる」だと思っていました。これだと地域活性化+地方創生って感じですね。


地方創生とは、”各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生すること、及びそれを目的とする施策。””人口を減らさない、あるいは人口を増やしていくということを目的にした施策。” 

だそうです!!!
つまり、東京や大阪など大都市一極集中型を是正して、地方の人口減少を阻止し持続可能なコミュニティーを作り日本全体を活性化させることです。

確かに大切なことだけど、なんでそんなことする必要があるの??それって優先順位的にどうなの??と思った僕のような人は多くいるんじゃないかと思いました!!!

都会出身で田舎者を馬鹿にし不自由なく暮らしてきた人に伝えたい。

地方創生はなんと!!!

②日本の社会問題を解決できる!!!(めちゃくちゃ大事です)

そもそも、大都市一極集中型になるとどのような未来になるのか、

・リスクへの惰弱性⇒首都直下型地震が来たら日本終了
・人口減少加速⇒東京は統計的に出生率が低いので人口減少
・生活コストの増大⇒人が集まるので物価も上昇
・失業増加⇒資本のない地方での仕事は集まらなくなる。東京で仕事争奪戦
具体的には他にも様々なリスクが想定できます。
放置すれば日本に相当悲惨な壊滅的な未来が訪れます。

ニュースでこんな事件が紹介されていました。
【福井県敦賀市で高齢男女3人殺害、動機は3人への介護疲れ
現在でこの領域に達しています。
家族・親戚の介護は自分の大幅な時間を割いてしなければならないのです。
想像しただけで大変だし精神的にも相当なストレスです。


地方創生することでこのような社会問題を解決することができます!!!

じゃあ、どのように地方創生できるの??
答えは至ってシンプルで地方都市の人口を増やせばいいのです。

子作り、、、外国人労働者を増やす、、、
人口を増やすのって大変そうですよね。。。本当にそうですか!!?

AI×地方創生

総務省内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の長期ビジョンでは以下のとおりです。


Ⅰ.人口減少問題の克服:2060年に1億人程度の人口を維持
Ⅱ.成長力の確保:2050年代に実質GDP成長率1.5~2%程度維持


この長期ビジョンを踏まえて増やすべき人口を細分化すると最優先事項は労働人口であることが分かります。

そこで登場するのがAIです!!!


昨今、AIが人から仕事を奪うと話題になっていますが、それをそのまま地方創生に活用します。より働き手が少なくなるであろう地方だからこそAIに働いてもらおうじゃないかという訳です。AIは一人何役も担えるし、いくら残業しても文句も言ってこない優秀な人材です!!
地方にこそAIの可能性が眠っているのではないかと思いました!!

この、AI×地方創生の可能性について実際に福井県で行われたイベントを紹介します。

「THINK AI」

このイベントは3か月間行われ、福井県の複数の民間企業の課題に対してAIソリューションに実際に触れ、専門家からのフィードバックをもらうという内容です。

AIを導入する上でネックなのがシステムの開発ですよね。理系出身の僕でもチンプンカンプンです。
しかし、このイベントでも紹介されているソニーの「Prediction One」を使えばプログラミングなしで予測分析ができます。これは、食材の出荷数などに活用することができます。
このように、賢い人によって民主化できるAIは既に存在しています。
このようなプログラムを書くことなく操作できるツールはGUIツールと呼ばれ、50以上のサービスがあります。

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では、どのようにGUIツールを使うの??

GUI(Graphical User Interface)は、簡単に言うと【マウスや指などで操作できる画面】を言います。ちなみに、CUI(Character User Interface)は、【キーボードでしか操作できない画面】を言います。プログラミング言語などの知識も不要でマウスだけで操作することが可能です。
これまでエンジニアに依頼していた業務がエンジニアでなくとも対応できるようになりました!!!
それだけではく、エンンジニアによる開発工数を減らすことができ、様々なAIプロジェクトのコストを軽減することができます!!!
更に、マウスで視覚的に操作可能なGUIツールは、その直感的な分かりやすさから、教育への活用も見込めプログラミング入門には最適であると思います!!!
このように、プログラミングを生理的に受け付けない人でも気軽に扱えるツールがたくさんあります。
後は、政府がお金をかけてAI導入を後押し、一番大切なことは知ろうと努力することです!!!
AIって理系チックで近寄りがたい存在ですけど、昔よりだいぶ敷居は低くなってます!皆さん頑張りましょう。

民間企業が積極的にAIを取り入れ、労働生産性が上昇した先には猫型ロボットが住める世界になっているはずです。

AI都市計画「スーパーシティー」

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今、世界中でAIやビックデータを活用し、社会のあり方を根本から変えるような都市設計の動きが急速に進展しています。
内閣府によると2030年には「スーパーシティー」なる街が実現するらしいです。

<未来像の構成要素(10分野)>
・移動:自動走行、データ活用による交通量管理・駐車管理など
・物流:自動配送、ドローン配達など
・支払い:キャッシュレスなど
・行政:ワンスオンリーなど
・医療・介護:AI ホスピタル、データ活用、オンライン(遠隔)診療・医薬品配達など
・教育:AI 活用、遠隔教育など
・エネルギー・水:データ活用によるスマートシステムなど
・環境・ゴミ:データ活用によるスマートシステムなど
・防災:緊急時の自立エネルギー供給、防災システムなど
・防犯・安全:ロボット監視など

これはまさにドラえもんやアベンジャーズの世界です!!!ロボットから成り立つ街です。
2030年頃にこれだけ完全実施することを目指しています。
現在、アメリカや中国ではあり得ないくらいAIが進歩しています。ワクワクしてきます。
アメリカの農業界隈では、雑草にだけにピンポイントに除草剤を噴霧する技術が開発されました。中国では18歳以下の天才を集めてAI兵器の開発をしているそうです。
すごいですね。

このような技術、発想は地方創生に活かせるのではないかと考えています!!!
極端に言えば、生身の人間が一人もいない街が、街として成立すれば地方創生による社会問題解決に繋がります。
ロボットばかりで生身の人間ではないので、違和感のある街にはなると思いますが背に腹は変えられないのです。

こんな状況だからこそ、、、

今、日本が陥っている社会問題はどの国もいずれ訪れます。
これはチャンスでしかないと思っています。社会問題解決から再生までのロールモデルができれば世界各国に対するビジネスの匂いがプンプンします。笑
地方創生を成功させ、
にっぽんを取り戻す!!!
頑張りましょう!

藤田朋里