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棋魂(ヒカルの碁)

前記事で、古装剧…大大大好き〜〜!!←判る人にだけ判るネタ…笑)と言っておきながら、なんと今回も現代劇(ホント節操無くてすみません…汗)しかし実はこのドラマ、観ようと思って観たドラマでは無いのです

それは今年の夏のある日のこと、偶然チャンネルを合わせたCSTV画面から、やんごとなき公子が目に飛び込んで来ました…だがしかし、この公子…公子と言うには、化粧ちょっと濃いめ…普段観る華流古装公子と何だか違う!聖徳太子?神主さん!?古のピエロ!!一体誰?と訝りながら、暫し鑑賞…するとなんと…息子が小さい頃に夢中になって観ていたアニメ「ヒカルの碁」の中国版リメイクの【藤原佐為】であるところの『褚嬴』なのだと理解!!へーー、華流ドラマ…日本のアニメまで実写化リメイクしてるんだ…色々(ローカライズとか日本作品をリメイクする上での制作上の難しさが一杯ありそう…)と大変だろうに…とちょっと興味惹かれて見始めたら、なんとこれが中々面白い!!それ程有名そうな役者さんを揃えてる訳でも無さそうなのに(←どいぶちー汗)数話観ただけでドラマ世界にグイグイッと引き込まれてしまいました

先ず導入部分、子供時代のチビッ子【進藤ヒカル】こと『時光』の演技が達者!!(華流も韓流も寺田心クンみたいな子、一杯いるんですよね!)明るくて、ちょっとお調子者で激しく口が達者な可愛げ少な目←なお子ちゃまが、ある日突然目の前に現れた「白い衣を纏った見知らぬ南梁人/褚嬴」に碁を教わる事になる…そこから時光の努力と挫折を重ねながらも冒険と驚きに満ちた棋士人生がスタートして行く…のですが、日本でのアニメ放映当時、このチビッ子時光以上にヤンチャな息子(アニメ放映時、息子は既に碁を習得済みで家で時々打っていたので、余計に興味を惹かれたアニメだった様です)の母であったわたしでさえも名前と荒いストーリーぐらいは知っていたので、今アラサーからアラフォー手前ぐらいの方達にはリアルタイムでアニメ観てたと言う方も多い事でしょう…なので、粗筋説明はザックリ省きます←ん…レビューなのに、なんとフリーダムな!?笑(気になったら是非「ヒカルの碁 (中国ネットドラマ版)」辺りをWikiってください!大体の知りたいことは載ってます…わたしも良く読んでます(笑)

…と言う事で、わたしはこのドラマのどの辺りにハマったか…と言う事を中心にお話しさせてください(実は、私の最愛の華流ドラマ『陳情令』視聴以降、初めて陳情令では無いドラマの最終話や時光/褚嬴の別れの場面で泣いたし、褚嬴ロスに陥るぐらいにドハマりしたんです…笑)日本版の原作も良いのでしょうが、中国版もドラマとしてかなり素晴らしい出来だったと思います

先ず褚嬴役と時光役の二人…大変良いです!很好!!俳優としての二人の絶対的なファンになる迄には行きませんでしたが、今後も別作品に出てたら是非観たいと思ってます

大きくなってからの時光役・胡先煦(フー・シエンシュウ)君は「如懿伝」で第四阿哥(皇子)役を演じてます…元々の出自が演技派の子役さんらしいので、小さい頃から様々なドラマに出てるのだと思います(見てるけど気付いて無いのもあるかも…)

褚嬴役の張超(チャン・チャオ)この方は普段のお姿を拝見したところ、初めて褚嬴の古装姿を観た時に「古のピエロ?」とか思ったわたしに杖刑100回キメたいぐらいに『正真正銘のイケメン』です…真的どいぶちー(汗)そして、わたしが特に素敵♡と思ったのは、麗しい顔やスタイルよりもそのお声(そうなんです、※配音で無く実声なんです!※華流ドラマでは殆どが標準語音声で台詞が吹き替えられるのが一般的です)聴いてるだけで癒しを感じるGolden Soft Voice♡←1万個くらい付けたい程に素敵…我が精神の安定の為に一日中聴いていたいくらい(笑)今のところ、華流明星中のThe Best Voice、堂々のNo.1です♡

そして、子供時代にたまたま指した運命の一局《この時の時光は褚嬴の言う通りに指していただけ》の大敗から、長い間時光との確執に悩み続け、結果、時光の最大最強最良のライバルとして深い絆で結ばれる(←この関係性は間違い無くブロマンス♡手を繋いだり♡とかもありますし(笑←腐目線フル稼働中(^_-)天才でありながらも弛まぬ努力の棋士『兪亮』をこれまた初見の若手俳優の郝富申(ハオ・フーシェン)が演じています…醤油系の薄めなお顔ですが、古装も似合いそうな俳優さんなので時代劇とかの別作品も観てみたいし、もう少し大人になった時の彼の演技も観てみたい…と思いました

囲碁を巡る若者達の群像劇でもある中国版「ヒカルの碁」出演陣なかなか多いのですが(学校の仲間、囲碁仲間、敵対する囲碁クラブのメンバー達、プロ棋士養成スクールの仲間から、果ては囲碁修行する先のお寺のお坊さん達←この中の一人が監督さん本人・劉暢…ヒッチコックか⁉︎笑)まで…兎に角一杯!!)ぶっちゃけ本当に誰も他のドラマで観たこと無い様な俳優陣(基本若手俳優多しですが、ほぼ誰も薔薇背負ったタイプ←言い方‼︎…ではありません…苦笑)ばかりの中で唯一わたしの顔馴染みが…それは「陳情令」で「聶懐桑」を演じた紀李(ジー・リー)このドラマでは時光の高校のクラスメート『谷雨』と言うなかなかスパイスの効いたとても良い役を演じています…どんな役なのかは是非ドラマでご確認ください♡

ある日突然時光の前に立ち現れた褚嬴、時光を棋士の道へと教え導き諭し叱り、共に遊び、心から慈しむ存在…こんなお化け(と言うか、転生した霊魂!?)なら、わたしも是非取り憑かれてみたいもの…笑

そして、褚嬴のみでなく登場人物の全てが囲碁を愛し囲碁を通じて、時光と特別な絆を育んで行く様が胸熱シーンの連続で(特に最後まで固い絆でお互いを支え合う仲間、沈一朗と洪河、時光の三人の関係性もとっても素敵だし、本当にどれも良くて其々語り尽くせない〜〜汗)エンディングを迎える頃には、知らずと静かに感動の涙が溢れて来る様な清々しさに満ちた気持ちの良い「青春ドラマ」だと思います…星五つでお勧め致します!!(中国語学習者には中国語の色んな囲碁用語も学べます…普段使えないけど…笑)何時か是非、日本の民放局のゴールデンタイムに流れて、今の日本の子供達や曾て「ヒカルの碁」を観た、少し大人になった子供達にも観て欲しいと心から願います

それと、忘れてはいけない、エンディング曲!!歌詞は勿論中国語ですが、曲は原曲のまま!ノリの良いパンチの効いた一曲「我们的冒险(ボクらの冒険)」これ凄く好き…夏の放送中「懐かしいだろ〜」と息子にどうしても聞かせたくて、リモートワーク中の息子にmeet繋いで大音量で流した母、是我…笑

わたしのこの夏の「棋魂」ツイートはこの辺り↓

とか、この辺りも↓

PS.今ならTBS ch2で丁度放送中です!明日は28,29,30話、3話連続、お昼12時から…ご都合が合えば是非!!(そろそろ山場…なハズ)

棋魂/(原題:ヒカルの碁) 全36話

2020年10月27日 - 11月26日 iQIYI にて放映

主演:胡先煦、張超/张超、郝富申

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