描く人、安彦良和展
島根県立石見美術館の企画展「描く人、安彦良和」展、特別展「石見生れのメカデザイナー 山根公利」展。
見に行ってきました。
島根県益田市にあるグラントワ。この中に石見美術館があります。
石州瓦をふんだんに使って建てられたグラントワ。
壁が光って見えるのも、外壁にも石州瓦が使ってあるためです。
安彦良和さんは、私たちファーストガンダム世代では知らない人はいない、アニメーター、漫画家、小説家で、ガンダムのキャラクターデザインを担当されています。
最近では、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」や「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」の監督もされていました。
アニメ以外でも、独自解釈されて描かれた「古事記 ナムジ」など神話にも精通されておられます。
安彦良和さんの展覧会は神戸市の兵庫県立美術館に次いでグラントワが2カ所目の開催です。
見逃すわけにはいかないと、早朝から自宅を出発してグラントワの開館時間に合わせて到着しました。
到着後に観覧チケットを購入しましたが、美術館のオープンはAM9:30だった為、待ち時間が発生しました。
ですが、そんな待ち時間にも展覧会の図録見本があったり、安彦良和さんが手がけられた1978年の「火事と子馬」のアニメが見れたりしたので、あっという間の待ち時間でした。
展示室2部屋分。
安彦良和さんの幼少期から現在に至るまでの資料約1400点が展示されています。
展示室に入る前に音声ガイド(池田秀一さん)を勧められ、速攻でお願いしました。
(※音声ガイド・絶対おススメです※)
因みに池田秀一さんはガンダムのシャア・アズナブルやワンピースのシャンクスの声をされている声優さんです。
池田秀一さんの甘い声に誘われ、観覧すること2時間。
膨大な展示資料に大興奮でした。
子供の頃、劇場版を見に連れていってもらい、欲しかったポスターの原画を見たときには、懐かしさと感動で涙が出そうでした。
あんなころから、安彦良和さんの美麗な絵に魅了されていたんだなぁと、改めて思いました。
また、漫画は原稿が展示されていましたが、どの原稿もホワイト(修正)が無いんです。
展示されていた原稿を見回しても、点ほどのホワイトすら見つけられませんでした。
今まで、何人かの漫画家さんの原稿を見たことがありましたが、こんなにホワイトの無い原稿は初めてです Σ( ̄□ ̄|||)スゴスギデス
安彦良和さんの展示を見終わって、興奮冷めやらぬまま、山根公利さんの展示室へ入りました。
石見出身のメカニックデザイナーという山根さん。
安彦良和さんの「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」でホワイトベースの艦内のデザインなどをされていたようで、安彦良和さんの依頼やお願いが書かれたメモ(FAX)も展示されていました(^^)
他にも、山根公利さんが手がけられたアニメのメカのデザイン画が展示されていたり、バルサ材を削ったものなどが展示されていました。
最後に
「描く人、安彦良和」展は出雲歴史博物館の常設展とコラボしています。
これは、安彦良和さんが描かれた「ナムジ」大国主の物語の表紙絵で銅矛、銅鐸、銅鏡を登場人物と一緒に描かれた絵があり、参考にされたものの現物が、出雲歴史博物館に展示されています。
銅矛と銅鐸は荒神谷遺跡から発掘されたもの。
銅鏡は神原神社から出土した景初三年の銘がある銅鏡です。
グラントワと出雲歴史博物館の両方を見た方には、数量限定のプレゼントがありますとのこと。
私は歴博の方も翌日に行って、実物を見て、プレゼントをもらいました。
そこで、無性に腹が立った。
と、言うか、残念で仕方ないので、言わせてください。
なぜに銅矛、銅鐸、銅鏡をグラントワに持ってこないの?
出雲歴史博物館の常設展示物なのだから、折角グラントワに遠くから多くの方々に足を運んでもらっているのに、コラボ?
ふざけるな!ですよ!
多くの方に現物を安彦良和の絵と一緒に見てもらって、そして絵と現物の良さを知ってもらって、改めてナムジを読んで、出雲を知ってもらって、出雲歴史博物館や荒神谷遺跡などに興味を持ってもらいたいと思わないのかね(><)
残念過ぎる。
ハッキリ言って、これじゃぁ宝の持ち腐れ!
管轄違いに難しいことだらけかも知れないけれど、これやらなきゃ島根の良さなんて到底知って得貰えないよ!
出雲-益田間150kmくらい離れてるんだよ!
もうちょっと頑張って、見る人たちの気持ちに寄り添って欲しい!
お願いします!島根県の担当者さんm(__)m
ってことで、安彦良和と山根公利さんの展示最高に良かったです(^^)b
期間中、会期の真ん中あたりで、展示物の入れ替えもあるようなので、もう一回でも二回でも見に行きたいと思っています(^^)
皆さんにも是非是非行って欲しいです(^^)
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