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月形(つきがた)神社
島根県安来市にある月形神社は月読命をお祀りする神社です。
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住宅街にある月形神社には駐車スペースはありませんので、車での参拝時は注意が必要です。
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安来市の西の端に位置する荒島町にある月形神社には、荒島八幡宮の社伝記に伝わる伝承があるようです。
「荒島」という地名の由来は、この地が海岸に近いことから波風が強く、古くから田んぼや民家を壊してきた。そのため住民はこの地に住むことを常に不安がっていた。
このように中海の波が荒々しいことからこの地を「荒島村」と呼んだ。
ある時、不思議なことに海岸近くの山に「金色のうさぎ」が現れ、「日と月の神様を祭れば風や波の被害が無くなり、住民が安全になり、作物が豊かに実るでしょう」と告げた。
このお告げ以降、昼と夜にそれぞれ神様が出てきて光り輝くようになった。そこで、この場所(月形神社・日形神社)を祭るようになり、その後波風の被害がなくなった。
また、夜に神様の光が現れると、海岸近くの山からうさぎが群れ出てきて神様を拝んだ。そこで、この山を「うさぎ山」と名付けた。
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月形神社は私の勉強不足でご祭神である月読命以外の事はほとんどわかっておりません。
分かり次第追記します。
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月形神社の伝承の真偽はともかく、伝承が書かれた1720年頃は月形神社と日形神社の周辺はまだ中海の海岸線でした。
さらに、南側には、現在国道9号線やJR山陰本線が通っている辺りから日白(ひじら)神社まで(約2km奥まったところまで)、かなり大きな日白池(沼)が広がっていた為、出雲大社へお参りする旅人は大きく迂回をしなければならなかったようです。
国道9号辺りには、「渡り橋」「舟磯」などの地名も小字として残っているところもあります。
その後、奥出雲の鉄山師であった卜藏孫三郎(ぼくらまごさぶろう)さんが家督を譲り、荒島に住みはじめ、荒島の人や大社さんに参拝する人の為にと、たたら製鉄の砂鉄採取の手法を応用して、日白池を埋め立て、田んぼにした記録が残っています。
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この岩山自体もご神体と言われればそうだと思いますが、個人的にはこの岩山のところからお社に向かって拝むと、丁度真後ろにある木々の茂った山が、現在「王陵の丘」になっている造山古墳群になるので、もしかしたら、そちらを参拝する為の神社(お社)ではなかったのかな。と、思っています。
月形神社から西に50mくらい行ったところに兎山はありますが、今現在は何もありません。
記憶が定かではありませんが、40年前位には登り口の階段に鳥居があり、山頂には月形神社の岩山の上にあったような小さなお社があったような気がしています。
兎山には日形神社があり、猿田彦命がお祀りされていたようです。
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こちらの歳徳神をお祀りするお社は、月形神社の境外摂社(?)なのかなと思って、月形神社のところで紹介させて頂きました。
こちらもご祭神の大年の神以外は不明です。
重ね重ね勉強不足ですみません。
月形神社と同様、境内には大岩がありますが、こちらは、海蝕では無くノミで削ったような跡が残っていますので、実際の海岸線がどの辺りまであったのかは不明です。
歳徳神のお社ですが、加工された荒島石で作られています。
荒島石は有名な来待石と同じ凝灰岩で出来ており、江戸後期から明治期まで最盛期を誇り、家の基礎の礎石や蔵に適していて採石されていたそうですが、現在は作られていません。
歳徳神社は住宅密集地につき位置情報は掲載しません。
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