50の手習い

noteのお題で「挑戦して良かったこと」
と、あったので書いてみます（＾＾）

挑戦して良かったこと。
それは、バイクの免許を取得したことです（＾＾）

神社巡りを始めて、はや18年。
ふらっと神社のホームページを始めて8年。
時には山陰を飛び出して巡ったりしておりますが、駐車場どころか、駐車スペースすら見つけられない神社さんが以外と多いのです。

車の免許しか持っていないので、車が止められない神社はあきらめてしまうことが多々ありました。

そんな時、ひらめきました！
そうだ！コペンなら止められそう！

当時、西日本で唯一レンタル出来ると噂の赤崎ダイハツさんでコペンをレンタルして神社にも行ってみました。
が、コペンとは言え、車幅はしっかりとあります。
普通車と比べれば、コペンもありだと考えていましたが、実際にはそんなに大きな差は感じることが出来ないでいました。

奥大山とレンタルコペン

レンタルコペンで神社参拝

丁度、私がコペンに乗り込んだ時に、バイクで神社へ参拝に来られた方とすれ違いました。

”ああ、バイクかぁ。バイクならどんな所でもいけそう・・・。”

そんな思いが頭を過りました。

その日から、頭の中ではコペンとバイクがシーソーのように右へ、左へと傾く日々が続きました。

それから６年。

今年の２月。
ついに自動車学校へ大型２輪免許教習の申し込みをしました。

教習開始は、車の一段落しそうな３月後半からお願いをしました。

申し込みの後、必要なものを揃える為に、バイクショップを回ってみましたが、最終的にはホンダドリーム米子さんとネットショップでお世話になりました。
ヘルメット、グローブ、プロテクター、バイクシューズ、カッパを揃えました。

バイクは原付スクーターと原付カブしか乗ったことが無かったのですが、バイクの免許を取ると、決めてから乗りたいバイクとしてレブルと決めていたので、レブルの中で初心者かつ田舎道の登りでもグイグイと走れそうな500㏄のレブル500と狙いを定めて、大型２輪免許取得を目指しました。

３月中旬。
事前で大型バイクの引き起こしが出来るか確認があり、その後、適性検査を受けて、後半ごろから入校しました。

ほぼ、毎日仕事が終わって、教習所へ向かう日々の始まりです。
カリキュラムは１段階で１７時間、２段階で１５時間。計３２時間必要でした。

初めての大型バイク。
教習用NC750。
かなり大きく、重たく感じました。
はじめてクラッチを繋いだ瞬間は、後ろから背中を蹴られたのかと、思うほどの衝撃でした。

こんなのを細かい操作出来るようになるんだろうか。と、言う不安と同時にやっと挑戦できる楽しさの入り混じった不思議な感覚でした。

１段階の見きわめの頃になると、コースも覚えられ、一通りの運転は出来るようになっていましたが、一本橋は最初の頃は出来ていたのに、２，３回に１回は落ちていたり、スラロームは何度やってもスムースに通り抜けるのが難しく焦りを感じていましたが、なんとか見きわめをクリアして２段階へと進むことが出来ました。

４月へ入り、２段階へ。

１段階目は毎日１時間づつ位のペースだったのが、途中に教習の無い日が入るようになり、２段階の後半は毎日２時間ペースの変則的なスケジュール。
卒検予定は２８日。
このスケジュールでは何か１つでも失敗して、補習になったら５月連休終わりまで持ち越しパターン。

焦りつつも、１段階が終わる頃には５０代の悲しさなのか、体は疲労度MAX。
バイクってスポーツなんです。
バイクで姿勢維持に欠かせないのが、ニーグリップと云われる膝で車体を挟み込むことなのですが、バイクは、車体を倒したり起こしたりしないと、カーブを曲がれないんですね。
これが、体力いるんです。
乗馬されたことがある方は、分かると思うのですが、あれと全く一緒な感覚。
馬の上下に合わせて、膝で立ったり座ったりする、あの感じなんです。
なので、変則的スケジュールでお休みのある日は、しっかり寝てました。
体を休めるのも教習の一環だと思って。

２段階のコースは１段階のコースとは異なるので、コースの覚え直しからスタートでした。
そんな日々の教習で、心の余裕は無くなった感じでした。

でも、なんとか４月中に卒業した一心で、分からないことや、疑問に思ったことを改めて教官に聞き直して、即実践する日々。

ステップの足の位置や、視線、背筋といった体の状態や、ウインカーのタイミングや後方確認の目線など本当に細かく指導して頂きました。

そして、卒検。

卒検の時のタイムなどは分かりませんが、直前までの教習では、スラロームはタイムオーバーでした。
でも、なんとか卒検合格出来ました。

卒検を終えて、その足でホンダドリーム米子へ。

４月に入ってすぐにお願いしたバイクの納車日を確定させる為です。

バイクの納車には免許証が必要なので、免許申請日が納車日になるようにお願いしていたのです。

納車日　レブル５００と

納車から４カ月。
走行距離は３０００ｋｍを超え、あきらめていた島根半島４２浦巡りも８割巡れました。
今年の夏は暑すぎて大変でしたが、涼しくなったら距離も伸ばしつつ安全運転で相棒と色んな場所へも行ってみたいと思っています。

　鳥取県　ハワイ海水浴場駐車場にて

50を過ぎた自分には縁のない大型２輪免許だと思っていましたが、挑戦してみて分かったバイクの大変さや楽しさを、今、味わえています。
これが、私の「挑戦して良かった」ことです。