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記憶の記録、明日のだれかへ伝承

こんばんわ、デザイナーのためのコミュニティバーFLATプランナーのツモマー( @mah_tsumo )です。

FLATも生まれてから1年が経ち、スタッフも1人増えました。周りの状況やFLATの見え方など、少しずつ変化が起こってきたり。

最近noteで記事を書くことが少しハードルが高くなっています。何か価値があるものではないといけない、そんな風潮があり丁度いいプレッシャーがユーザーのアウトプットを高めている気もします。いや、本当良い意味で。

今回はスタッフとして、そして個人として1周年終えてのこと、これからのことを記録して残したいと思います。本当にただの記録として。

まずは1周年を終えて

FLATを始めるきっかけは前回の記事にも少し触れていましたが、まさか本当に1年続けられるとは。本当にありがとうございます。自己満のようで、楽しいことができたらいいかなと言う軽い気持ちでもありましたが、デザイナーのバーがあるという噂がだんだん浸透して認知度も高まって少しプレッシャーみたいなものを感じてもいます。このことは記事のした方で語りたいと思います。

1周年終えて色々なデータが集まってきましたので今回はその辺を皆さんに共有します。

[1年の総売上]
899,200円(24営業日)
去年の2月から今年の1月終の売り上げになります。この売り上げが良いのか悪いのかはわかりませんが、情報として残しておきたいと思います。やるからには儲けよう!という気持ちは大切でしたが、実際にビジネスとしては成立していなかったというのは感じました。FLATのコンセプトを考えると無理に営業したり、ドリンクをすすめたりする必要がなかったので。あくまで、コミュニケーションの場としてのバースペースを徹底していたので、このスタンスは今後も変えるつもりは全くありません。

もし、FLATのようなコンセプトバーやデザイナーのコミュニティなど、イベントをやる方が今後いたら良い基準になるのかなと思い共有します。

[ドリンク売り上げランキング]

1位:生ビール(アサヒ)
2位:ハイボール(ウイスキーバラバラ)
3位:Photoshop
わかってはいましたが、やはり生ビールは強いです(笑)。デザイナーのためのコミュニティバーでデザイナーカクテルがあるからみんな頼むと思いきや、生ビールとハイボールには勝てませんでした。正直自分もハイボール飲みますし。

その中でPhotohopが群を抜いて注文が多かったです。味のベースはグレープフルーツになっていて、アルコール度数でいうと25-30くらいはあると思います。ビットマップを再現したくてシェイクの後に炭酸を入れています。始めはグミを入れてビットマップ感を出していたのですが「1pxのズレ」のように伝わると嫌だったので味わいで再現しました。

昨日の営業からはsketchをお試しで提供し始めました。

スタッフの見え方への変化

今までFLATのスタッフは完全に黒子に徹するスタンスでした。
これがわかったのは少し営業してから。「中の人」というのを意識しないといけない!と思っていました。始めは無理にアウトプットしたりデザイナーとしての伯が付くように見せる必要があると仮定して初期からいるスタッフの日置と色々奮闘していました。しかし、そんなものを見るお客さんはあまりいません。お客さんの目的はスタッフよりもFLATという場所自体、FLATに集まるデザイナーへの意識が高かったことです。そうなるとスタッフのイキリ具合はノイズにすぎません。

そこから日置と自分(ツモマー)の役割をしっかり分けるようになりました。
「ひおっきー」という愛称で呼ばれる男スタッフは普段から寡黙でいじられれば話すというスタンスで、一体FLATの何を担当しているんだ?ということも思われているので軽く紹介。

日置は主にFLATの空間作りや在庫管理、実際の運営などを行なっているFLATのプロジェクトマネージャー的位置になります。チャーミングな顔立ちですが、職人気質のいぶし銀という感じが私の印象です。「今回こんなことをやりたい」という私の意見を形にしてくれたりまとめてくれたり、バーの営業時の総合判断をしています。気配りができる寡黙なナイスガイで創業メンバーです。

そして、私ツモマーはプランナーとしての役割としてメニューを考えたり営業外のtwitterを動かしたり、クリエイティブ部分を作っています。偉そうにしていてあんまり活躍していません(笑)

二人がなるべくノイズにならないように、お客さんがその場を楽しめるように黒子として営業内外に力の注ぎ方を分けていました。結果としてお客さん同士のコミュニケーションは加速していったと実感があり、口コミでの動員とお客さん同士の横のつながりがスムーズになっていったと思います。

というのが、1年目。

今年に入り戸塚がスタッフとして正式に加入しました。トッティという愛称で呼ばれるパワフルな女の子です。元々は一緒に仕事をしていて、何か他でもプロジェクトを一緒にやれたらと思い誘いました。

トッティはスタッフとしてのフロントマン、そして課題解決が主な役割です。今まで日置とやっていたのが当たり前で見えていなかったことが見えてきたり、純粋な目線で問題についてピックアップして議論してくれます。

FLATの独り歩き

最近いろんなところでデザイナーのバーがある、FLATってどんなバー?というのを耳にします。twitterでエゴサーチをしたりしても結構FLATのことを話していたりするのを目撃します。そして去年の11月ごろから少し様子がおかしかった。いつもはお客さんの数MAX15人程度だったのですが、その3倍ほどのお客さんが訪れるようになりました。webサイトもないしtwitterしか動かしてない、ましては営業もしない。なのにこのお客さんの数は一体?という現象です。

毎回椅子を全部撤去してスタンディングバーに切り替えています。スタッフもアタフタしている時もあります。すでに想像の上をいってしまいました。嬉しい反面不安もあります。今までのお客さんたちはどう思うのか、コミュニケーションは満足にできているのか。もう少し広いスペースにしようかなとか。いや、本当良いスペースがあったらこっそり教えてください(笑)

と言いつつ、昨日は満員になっていましたが今までの中では空いていたと思います。飲食って難しい!

ちなみに、FLATは満員だから入れません、というのはありません。デザインが好き、デザイナーと話したいという方なら物理的に入らないレベルに行くまでは全員迎え入れるスタンスです。少し窮屈になる場合もありますが、許してください。

ここで宣伝

今度の3月10日に東京都主催のTokyo Startup Gatewayというビジネススクールのイベントで私と戸塚で登壇させていただく機会をいただきました。テクノロジーから、モノづくり、ソーシャルイノベーション、リアルビジネス、グローバルを見据えた起業など、分野を越えて、「東京」から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテストが土台にあり、起業家を目指す人たちにデザインについてFLATの実績を交えながら話していきます。

非デザイナーのための「デザイン思考」
[デザイナーの役割とプロジェクトの目的を達成するためのコラボレーション]

東京都主催となって正直ビビっていますが、シンプルにデザインについて語りたいと思います。

終わりに

つらづらと語ってしまいました、勢いに任せて文字にしました。思い返してみて何を伝えたかったかブレてはいますが、デザイナーのためのコミュニティバーとしてデザイナーとしての今後、少し先の未来に持っていけるTips的な、小さなきっかけのようなものをFLATとして伝承できたらと考えています。

良い意味で楽に仕事ができるように。その先の未来にある進化したテクノロジーと変わらないであろう人から人への想いなど。デザイナーでよかった!デザインにもっと触れていたい!そんな明るい明日でありますように。

end

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