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【前編】マッチングアプリで遭遇した事件三選

今回はマッチングアプリを使っていて遭遇したひどい目について書いていきます。
皆さんも同じような被害に遭わないように参考にしていただければと思います。

第3位 小顔ローラー事件

当時は緊急事態宣言直後くらいでまだまだ対面で会うのが難しい状況でした。
そんな時にDineというアプリを使ってオンラインデートを使用していました。
夏子さん(仮称)という方とマッチングしたのですが、フリーターでちょっとギャルっぽい若い方でした。
正直あんまり共通点もなくうまく話を盛り上げられていないなという感じでした。
気が合う部分も少なかったので次はないだろうなと私は思っていました。
向こうもそれを感じたのか、思っていたのか、次に驚きの行動を取り始めます。
なんと小顔ローラーで顔面をシェイプアップし始めたのです。
それくらい大したことなくね?と思われるかもしれませんが、これはオンラインデート中でスマホのカメラを使って行われています。
画面には相手の顔が大きく、自分の顔が小さく表示されます。
そう、あろうことか夏子さんはオンラインデートの画面を鏡代わりに使用し始めたのです。
これは地獄でした・・・。
大して親しくもない相手の顔がドアップで表示され、こちらを気にすることもなく一心不乱に顔面をシェイプアップしているのです。

その後、数分会話して失礼にならない程度に切り上げていきました。
求愛行動ではなかったと思いますし、こちらに気が全くないのであれば切れば良いだけなのに、どうしてわざわざ醜態を晒したのか。
一体、夏子さんはどんな心境だったのか、今でも不思議でなりません。

第2位 攻めの資金で夢を叶える事件

愛さん(仮称)とはクロスミーで会いました。
喫茶店で待ち合わせて、仕事の話や趣味の話をしていたのですが、なかなか会話が盛り上がりませんでした。
愛さんは化粧品関係の店舗を経営しているらしく、やり手の方みたいでした。
会話して1時間くらいでしょうか、向こうが切り上げようとする雰囲気を出し始めました。
マッチングアプリを始めたばかりでなかなか戦果が出ない私は少し焦っていました。

このまま返して良いのか・・・、
今日も何の進展もなく終わってしまう・・・、
せめて次に繋げなければ・・・!!

そう思った私は勇気を振り絞ってもう少し会話することを提案しました。
愛さんの仕事の話を深ぼっていきました、若いのに店舗を経営するなんてなかなかできることではありません。
その秘訣がどこにあるかを探っていきました。

すると愛さん自身も特別な出会いがあって数年前に変わり始めたばかりだったとのことです。
その師匠から教えてもらったノウハウを元に少しずつ元手を増やし開業に至ったそうです。
私に夢はないか、愛さんは尋ねてきます。
コロナになるまでは海外を転々と旅したいと思っていましたので、そのことを話しました。

愛さんからの提案は
「今の生活を守る資金は今の仕事で得つつ、攻めの資金を作って夢を叶えないか」
とのことです。
そのために愛さんの人生を変えてくれた師匠を紹介してくれるのだそうです。

気づけば私は後日その師匠と会う約束をその場で取り付けていました。
確かに次には繋がりました、しかし私が望んでいた展開と何か違うような気もしていました。

後日、わざわざ有給を取ってその師匠に愛さんと2人で会いに行きました。
不安です、事務所か何かに連れていかれるかと思えば新宿区のタワーマンションに連れて行かれたからです。
いざとなれば窓から脱出しようとか思っていましたが、不可能です、30階から飛び降りれば助かりません。

その師匠の方、田中さん(仮称)は私と同じくらいの20代後半の方で何やらお金は結構持っていそうでした。
事の経緯を愛さんから説明してもらうと田中さんは
「なるほどね、そうだね、俺も昔は君と同じような感じだったよ」
と語り始めました。
元々工場勤務で働いていた田中さんはこのままでは一生思うような暮らしになれないと悩んでいた頃に恩人と呼ばれる方に会っていたそうです。
次はその人に会うの?何だかロールプレイングゲームのお使いじみてきたなと思いましたが、田中さんは親切にもその恩人から教えてもらった投資方法をその場で教えてくれました。

皆さんはブックメーカーというのはご存知でしょうか?
私も詳しくは知らないのですが、イギリスに古くからあるギャンブルだそうです。
何にでも賭けることができるのが特徴で田中さんはサッカー賭博に投資することで成功したとのことです。

「投資って聞いたのにギャンブルって聞いてがっかりしたかい?でもよく考えてごらん、株式投資だって上がるか下がるかのギャンブルだし、利回りをコンスタントに出せばギャンブルだって投資になるよ」

と田中さんに主張されました。
確かに一理あるかもしれない、話を詳しく伺いました。

田中さんの主張によればブックメーカーでサッカーに投資する理由は2つあるそうです。
1つ目は開催頻度です。
このコロナ禍であっても世界のどこかで試合が行われているため継続的に投資することができるそうです。
2つ目はサッカーのゲームの特徴です。
サッカーは後半残り10分ぐらいで、そんなにしょっちゅう逆転は起きません。
ブックメーカー投資は試合の途中から賭けることができるため、主要なサッカーの変数を観察しながらイケると思ったタイミングで投資するそうです。
まれに負ける試合もありますが、ブックメーカー投資は90%近い金額を引き出して賭けを降りることができるそうです。
これによってコンスタントに勝ち続けつつも大きな失敗をせずに安定して儲けられるそうです。

この投資のキモはその主要な変数です。
流石にそこまでは教えてくれないだろうと思ったら何とある条件を満たせば教えてくれるとのことです。
何と太っ腹なのでしょう!その条件は田中さんが経営するビジネススクールに入学することだそうです。
田中さんはビジネス人材を育成して日本を変えていくことが目標だそうです、素晴らしいですね!
そのビジネススクールでは他にもアフィリエイト、転売、動画編集などなどビジネスに役立つスキルも学べるそうです。
入学金はなんと100万円!こんなに色々学べて100万円なんてお得ですよね!!

とまあこんな感じの流れでした。
出会いを求めて女性と出会ったのに気づけば情報商材に勧誘されてしまいました・・・。
その後は必死に勧誘を断って帰りました。
(この場で入会の決断ができないなら参加資格はない、とまで言われたのに帰るって言い続けたら時間をあげても良いとひよってきました)

私も馬鹿なので途中まではなるほどなあ、と割と真面目に聞いていました。
4時間くらい拘束されましたかね、有給取ってまで何してるんだかと言った感じですが。
やっぱりビジネススクールの科目がしょぼいですよね・・・、あとホームページもしょぼかったし。
私の会社にも研修制度などが充実しているので、会社のお金で利用できる制度があるのにこんなビジネススクールに通ったら末代まで馬鹿にされると思って目が覚めました。
持つべきものはやはり仲間ですね、ありがとう会社。
あと彼らが仲間達とハワイに旅行に行っている写真も見せられました。
成功者感をアピールしたかったと思うのですが、なんかこう成金が遊んでいるなあという雰囲気が醸し出されていて、この人たちの仲間にはなりたくないなあと思ったのも断った理由です。

ちなみに調べたらブックメーカー投資は昔はある程度はシステムがザルだったこともあり成り立っていたそうです。
今はシステムでオッズが適切に管理されているため、この手法を真似てもジリジリと手元の資金を減らしていくことになります。
後でこのビジネススクールが存在するのか調べましたが、何件かクチコミは見つけました。
後悔しているような口ぶりや、なんとなく若い人が加入しているみたいなので20代前半の方は気をつけてください。

マッチングアプリでは出会いを求めつつ隙あらば怪しいビジネスに勧誘しようとする人は一定数います。
見極めるコツですが、仕事の話を熱心に聞いてきたり、夢の話を語らせてきたりする人はそういう可能性が高いです。
全てとは言いませんが、気をつけていきましょう。

総評

すいません、思ったより長くなってしまったので第1位はまた後日紹介します。
面白かったらスキしてください!フォローしてくれた方、いつもスキしてくれる方ありがとうございます!

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