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6月からこそ競馬を楽しもう!

こんにちは、FLAREです。

今回は「6月からこそ競馬を楽しもう!」というコラムを書きました。ダービーが終わって、夏競馬は荒れるからやらないという方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれからの時期こそ面白い時期だと思っています。その理由は大きく分けると2つあり、1つ目は2歳馬がいよいよ始動するということ。2つ目は馬券的な妙味がある馬を狙うにも良い季節だということだと思っています。

なぜか私のnoteもG1で盛り上がるシーズンよりも夏競馬などの時期の方が閲覧数が増えることがあるのですが、それは下記のような視点が影響しているのかなと感じてきています。

競馬を始めたばかりだという方も含めた万人向けに書いたものではありますが、競馬玄人だ!という方向けにクイズを用意してありますので、よかったらそちらも楽しんでいただければと存じます。


目次

序章:なぜ6月からこそ競馬を楽しむべきか?

ダービーが終わるといよいよ2歳戦がスタートします。人間の世界でいうならば学年が一つ上がるイメージを持ってもらえると良いでしょう。これまでは3歳と4歳以上という形で学年が分かれていたものが、2歳と3歳以上という形でグループ分けが変わります。2歳という新入生が入ってくるので、未来ある若駒たちの中から、これから自分が応援したい馬を探せますし、これまで3歳で頑張っていた馬が年上の馬を相手に戦っていく様子を応援するのも楽しいものだからです。もちろんこれまで応援してきた古馬が見せる意地を楽しむのもアリな時期です。

さらには夏競馬では北海道開催というものもあります。この北海道開催は札幌と函館で行われるものですが、他の競馬場とは異なる部分も多くあります。まず芝が違い、札幌と函館では洋芝という芝が使われており、他の競馬場の野芝(一部、洋芝を使っているところもあり)と異なり、得意とする馬も変わってきます。さらに涼しい北海道に滞在しての競馬となるので、それによって本来の良さを発揮できる馬も出てきます。(私たちも暑いところで仕事をするよりも、涼しい環境で仕事をする方が効率が上がるという方も多いですよね。)

このように特徴的な開催となるのが6月からの開催であり、高配当を生み出す馬券的な面白さも感じられるのがこれからの時期には多く見られます。

では、本題に移ります。

① ダービーが終わると、いよいよ2歳戦がスタート。2025年のダービー馬を探す旅の始まり!

上の表をご覧ください。これらは2024年のダービー、オークス、皐月賞、桜花賞の上位馬のデビュー日、場所をまとめたものになり、緑に塗りつぶしている部分が8月までにデビューした馬たちになります。

ダービーこそ秋の東京デビューの馬が占めていたものの、オークスは夏の開催(しかも東京、札幌、新潟)となっていて、皐月賞で2着コスモキュランダ、桜花賞2着アスコリピチェーノは6月の東京開催デビュー組です。

やはりこれだけの舞台に運ぶためには早めに賞金を積んでおく必要があり、直前に使い詰めとなってトライアルでなんとか権利を取るという時代ではありません。ダノンデサイルは京成杯、ジャスティンミラノは共同通信杯、シンエンペラーは京都2歳ステークス、ジャンタルマンタルはデイリー杯2歳ステークス、チェルヴィニアはアルテミスステークス、ステレンボッシュは赤松賞勝ちから阪神JF2着、ライトバックはエルフィンステークスでそれぞれ賞金を積んでいます(コスモキュランダは例外的に弥生賞勝ち)。

これからの夏競馬こそ2025年のダービー馬、オークス馬を探す長い旅の始まりと言えます。新馬戦で強い!と思った馬をチェックしておいて、その馬が1年かけてダービーやオークスなどクラシックの舞台に上がってきてくれたら応援したくなる気持ちもさらに増すのではないでしょうか。

② 北海道の競馬場の芝には洋芝が使われている。得意な馬を探せばおいしい馬券も?

序章で触れた通り、札幌と函館の芝には洋芝が使われています。この洋芝の方がパワーを要すると言われており、実はこの舞台を大得意にしている馬がいます。ここで、①~⑦の7頭の馬の競馬場別の戦績を下に挙げてみますので、ぜひご覧ください。(戦績は2022年5月10日現在のものです。)

競馬玄人の方向け、Quiz1!

競馬玄人の方は、①~⑦の馬がどの馬かぜひ探してみて頂けたらと存じます。

① 札幌・函館:3-2-1-3 それ以外:0-0-1-10

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② 札幌・函館:3-0-1-2 それ以外:0-1-1-3

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③ 札幌・函館:3-1-1-1 それ以外:1-0-1-8

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④ 札幌・函館:2-1-2-1 それ以外:0-0-0-18

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⑤ 札幌・函館:2-0-1-0 それ以外:0-0-1-10

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⑥ 札幌・函館:2-3-1-0 それ以外:1-1-0-8

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⑦ 札幌・函館:2-2-1-2 それ以外:0-1-2-9

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このように見てみると、洋芝の札幌と函館だけ戦績の良い馬が目立っています。このような馬は北海道競馬で好走していて、その後のそれ以外の舞台を使ったレースではパッとした成績になっていないことが多く、次の北海道の舞台に転戦してきたときに人気をしていないこともしばしばです。そのような馬をこの舞台替わりで狙うことができたら馬券的にはおいしいと思えませんか?


③ 6月や夏は梅雨や台風で雨の影響を受けて大穴馬券が取れるかも!?

また、これからの時期は梅雨や台風などで雨が降ることがあり、馬場が悪化しての開催も増えてきます。芝でもダートでも雨の舞台を得意とする馬も多いです。ここでも、⑧~⑬の6頭の戦績を挙げてみますので、ぜひご覧ください。(戦績は2022年5月10日現在のものです。)

競馬玄人の方向け、Quiz2!

競馬玄人の方は、⑧~⑬の馬がどの馬かぜひ探してみて頂けたらと存じます。

⑧ 重・不良:3-0-0-2 良・稍重:0-0-2-8

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⑨ 重・不良:2-1-0-1 良・稍重:0-1-0-9

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⑩ 稍重~不良:3-0-1-0 良:0-2-1-4

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⑪ 稍重~不良:2-0-1-0 良:0-1-0-5

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⑫ 稍重・重:2-2-0-0 良:1-2-1-4

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⑬ 稍重~不良:3-2-0-0 良:3-2-0-4

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このように見てみると、雨に濡れた舞台で成績が良くなっている馬がいます。馬場が渋った時には、馬の蹄の形なども影響しますし、跳びの大きい馬はうまく馬場を捉えることができずに滑ってしまい、スピードに乗れない馬もいます。さらには雨に馬体が濡れるだけでメンタルに影響して走る気を失くしてしまう馬などもいます。このように道悪で地力を出し切れない馬がいる一方でその影響を抑えることができる巧者がいるわけです。

このような馬は開催の多い良馬場では結果を残すことができない馬がおり、雨が降った時にいきなり好走して穴をあけるパターンも良く見られます。このような馬を狙う時期としても良い時期となっています。


②や③の馬を探すにはどうすればよいのか

このような馬を探すにはどうしたらよいかというところですが、昨年の北海道のレースやこれまでの道悪のレースで好走していた馬をチェックしておいても良いですし、土日の出走馬が確定してからそれぞれの馬の過去の履歴をチェックするのも良いでしょう。専門紙にもそのような記載が見られる場合もありますし、X(旧:Twitter)でも有用な情報が載っていることもあります。
(ただ、2024年になり、X上にはかなり怪しい情報が増えてしまいました。やたらと煽るものや根拠のない推奨、たまたまのバラツキと思われる偏りをあたかも傾向であるかのように扱うものが増えており、残念ながら今では見る価値のないものが多いです。)

夏競馬は荒れると言われることもありますが、このような馬が活躍した結果ということもあったりします。ただ、それがなかなか難しいという方もおおいでしょう。そのためにFLAREは回顧という手法で1年間のレースすべてのレース映像とパトロールビデオ(上部から俯瞰して撮影した動画)を確認して、実力を出し切れずに負けてしまった馬と思われる馬を「イチオシレースnote+回顧馬」で公開しています。競馬に真剣に取り組んでいる方はもちろん、これから競馬を楽しんでみたいという方にも伝わるような形でお届けできればと思っています。見たことないという方はどこかで一度ぜひご覧ください。

また、それらをまとめたものは開催前日にnoteの形で出しています。無料のものと有料のものとありますが、どちらも楽しんでいただければと思って全レースを安価で楽しめるようにしています有料版のイチオシレース+新馬戦も3場ならば約15レース掲載で300円と、1レースあたり約20円程度で楽しめるものとなっています。よかったらそちらも併せてご活用いただき、一緒に中央競馬を楽しんでみませんか。

2025年のダービー馬探しの旅へ出かけると共に、特徴的な夏競馬を制して中央競馬を更に楽しんでいきましょう!!

全て無料にて提供しておりますので、サポート頂けると本当に助かります。情報分析などにも費用がかかっておりますので、お役に立てた時にはご協力頂けましたら幸いです。皆さまどうぞよろしくお願い致します!